「風邪でもないのに頭痛がするし、身体が重い……」というあなた。
仕事などの作業に集中していると、ググッと歯を噛み締めてはいませんか?
長時間に渡る歯の噛み締めは様々な悪影響を身体にもたらします。
なんとなく連想できる症状から、思わぬものまで過度の噛み締めによって引き起こされてしまうわけです。
でも、具体的にどんな症状が現れるのか知らないと、噛み締めによる影響なのか判別が難しいですよね。
そこで今回の記事では、
- 歯を酷く噛み締める影響にはどんなものがあるのか?
- 歯を酷く噛み締める場合の対策とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ぜひ、参考にして下さい。
歯を酷く噛み締める影響にはどんなものがあるのか?
歯を酷く噛み締める影響には様々なものがあります。
歯が磨り減る・割れる
歯を噛み締める際の力は相当なものです。
成人男性の場合、歯を噛み締める力の平均でおよそ50~60kgにもなります。
そのため、長時間に渡り噛み締めが続くと、歯の一番上の層のエナメル質がすり減ることにより歯が削れてしまうわけですね。
また、酷い場合は歯そのものが割れてしまうこともあります。
歯の詰め物が割れる・欠ける
歯そのものが割れてしまうことがあるように、歯の詰め物も割れたり欠けたりすることがあります。
例えば、セラミックなど縦の力に弱い詰め物などは注意した方が良いでしょう。
歯の根が割れる
長時間の噛み締めは、歯を支えている骨(歯槽骨)に多大な圧力をかけ続けます。
そのため、この骨が薄くなったり炎症を引き起こしてしまうことがあります。
最悪の場合、骨そのものが割れてしまうこともあり、そう言った歯はグラグラと揺れる状態になります。
また、歯の下の歯肉が退縮してしまうなどの症状も発生します。
歯が傷む・しみる
噛み締めの圧力によって歯が削れたり、根本が薄くなると歯が傷んだりしみたりするようになります。
歯に亀裂などがある場合、痛みは酷いものになるでしょうし、そこから細菌が侵入する危険もあります。
初期の段階では痛みはあまりありませんが、神経が細菌によって破壊されることもあり得るので、注意が必要です。
顎が痛くなる
常に歯を噛み締めることにより、顎の関節にダメージ発生します。
口の開閉時に異音や痛みが起こるようになる、関節の部分にある軟骨が変形することにより顎関節症になったりします。
また、筋肉が常に緊張していることになるので、顎や顔面の筋肉が重く感じたり、痛みを感じることもあります。
頭痛や肩こりが起きる
噛み締めによって筋肉が緊張する時間が長くなると、力をかけ続けている筋肉が痛くなったり、その締め付けによって頭痛が起こったりします。
睡眠時にも噛み締めは発生することがあるので、しっかりとした休息が取れないこともこれらの症状を悪化させる原因になります。
骨隆起(こつりゅうき)が起きる
噛み締めによって骨に圧力が加わり続けると、その部分の骨が変形してコブになることがあります。
このコブは骨隆起(こつりゅうき)と呼ばれ、入れ歯を装着する際のじゃまになったり、発音に悪影響を与えることがあります。
顔の筋肉が肥大する
常に噛み締めによって力を加えていると、それに使っている筋肉が発達することがあります。
噛む力を維持するためにも筋肉は必要なのですが、それが異常に発達すると顔が大きく見えるようになります。
また、口の周りの筋肉(口輪筋)が固くなり、シワなどが目立ちやすくなるとあった影響もあります。
歯を酷く噛み締める場合の対策とは?
歯を酷く噛み締める原因には様々なものがありますが、その中でもっとも多い原因はストレスです。
現代日本では、ストレスが常に我々に蓄積されている状態が日常となっているため、これを発散するためにググッと歯を噛み締めているわけですね。
ですので、趣味を楽しむなどして意識的にストレスを発散するようにしましょう。
睡眠時間をしっかりととることも大切です。
これらの歯の噛み締めの原因については、こちらの記事にくわしくまとめてあります。
ぜひ、参考にして下さい。
噛み締めによって頭痛が起きることや症状を改善する方法について
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まとめ
歯の酷い噛み締めは様々な症状を引き起こす可能性があります。
そのため、症状が深刻である場合は早く歯医者さんへ相談するようにしましょう。
あなたの快適な生活のために、この記事がお役に立てれば幸いです。