夏や秋には「トンボ」が田んぼや川など水辺の近くを飛んでいる姿を見かけます。
そんなトンボですが、卵をいつ産むのかや産む場所について、よくわからないかと思います。
また、産卵した卵がいつ孵化するのかも気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- トンボは卵をいつ産むの?
- トンボが卵を産む場所はどこ?
- トンボの卵が孵化するのはいつ?
これらの情報をまとめてみました。
トンボは卵をいつ産むの?
トンボのが卵をいつ産むのかについては、トンボの種類によって異なります。
例えば、アキアカネ(俗に言う赤とんぼ)は、11月ごろに卵を産んで、寒い冬を卵の状態のまま超えていきます。
この時の卵は翌年の3~4月ごろに孵化して、幼虫は5~6月ごろに成虫になります。
このように、アキアカネを含むトンボの多くは「1年1世代」といって、1年でその生涯を終えます。
ただ、上記の産卵時期に当てはまらないトンボも存在します。
例えば、日本全土で姿を見ることができるギンヤンマは、早生まれの春型が5~6月に産卵を行い、9月以降に活発に活動する秋型が9~10月に産卵を行うというサイクルを持っています。
このように、トンボの種類によって産卵を行う時期が異なる場合があるので、気になる場合は種類ごとに調べておくと良いかと思います。
トンボが卵を産む場所はどこ?
トンボが卵を産む場所はトンボの種類によって産卵方法が異なるため、産卵場所は様々です。
具体的には、「水面や水中に産みつける」・「空中から地面や水面に卵をまく」・「泥やコケ、枯葉の中に産みつける」などの産卵方法が挙げられます。
例えば、アキアカネの仲間はその種類によって産卵方法が異なります。
また、ミヤマアカネやマユタテアカネのように、「水面や水中に産みつける」・「泥やコケ、枯葉の中に産みつける」の2種類の産卵方法を両方行うことができるトンボも存在しています。
そのため、トンボの産卵場所を探したい場合は、そのトンボの種類を特定して、どこに産卵をするのかを調べると良いかと思います。
トンボの卵が孵化するのはいつ?
トンボの卵が孵化するのは、「おおよそ3~4月ごろの春」になります。
卵の状態のまま冬を超えたトンボは、このタイミングで卵から孵化して成長していくわけですね。
ただ、前章にもあるようにすべてのトンボの卵がこの時期に孵化するわけではありません。
トンボの種類や、生態サイクルや環境などによって産卵時期が異なるため、孵化のタイミングにズレが生じることは大いに起こります。
あるいは、ギンヤンマのように複数のタイミングで産卵をするタイプのトンボも存在します。
ポケット図鑑 日本の昆虫1400〈2〉トンボ・コウチュウ・ハチ [図鑑]
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まとめ
トンボのが卵をいつ産むのかや産卵場所などについては、トンボの種類によって異なります。
そのため、調べているトンボの種類ごとに、それらの情報を集めておくと良いでしょう。