SSDのキャッシュ切れとは?対策や確認する方法は? | ごろん小路。

SSDのキャッシュ切れとは?対策や確認する方法は?

「SSD」はデータの読み書き速度が速いという特徴がありますが、SSDのパフォーマンス低下の原因として「キャッシュ切れ」が指摘されることがあります。

しかし、キャッシュ切れがどういったものなのかわからないと対策が講じにくいですよね。

また、SSDのキャッシュを確認する方法も知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

  • SSDのキャッシュ切れとは?
  • SSDのキャッシュ切れ対策とは?
  • SSDのキャッシュを確認する方法とは?

これらの情報をまとめてみました。

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SSDのキャッシュ切れとは?

SSDのキャッシュとは、SSD容量の一部をキャッシュ領域として使用し、頻繁に使用するデータをこのキャッシュに保存することを指します。

こうすることで、SSDキャッシュから必要なデータを素早く読み込むことが可能になるため、パソコンの動作スピードが向上するわけですね。

そして、SSDのキャッシュ切れとはこの時使用しているキャッシュ領域の容量を超えることです。

結果、SSDはデータの読み込みのために直にフラッシュメモリにアクセスすることになります。

これがパソコンの動作を遅くする可能性があるわけです。

ただ、それでもSSDそのものがそれなりの速さをもっているので、HDD並みの低速にはなりません。

しかし、安価なSSDの多くは「DRAMキャッシュ」非搭載モデルであることが多いことに注意をしておきましょう。

例えば、数TBという大容量にも関わらず、価格が1万円程度と安価である場合はDRAMキャッシュ非搭載を疑った方が良いでしょう。

そして、このSSDを使用して連続書き込みをするキャッシュを使い果たすと、パソコンの動作速度が大きく低下する恐れがあります。

SSDのキャッシュ切れ対策とは?

SSDのキャッシュ切れ対策としては、「DRAMキャッシュ」を搭載しているSSDを使用することが挙げられます。

「DRAMキャッシュ」とは、頻繁にアクセスするデータをDRAMへ一時的に格納することにより、データの処理速度を上げるためのものです。

これに対して、DRAM非搭載のSSDは上記の高速処理が行えないため、データの読み込みに速度差が生じるわけですね。

そのため、SSD購入の際には「DRAMキャッシュ」搭載型を選ぶと良いでしょう。

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また、単純にパソコンの動作が遅いという場合、メモリ不足など別の要因が関わっている可能性もあります。

パソコンの動作速度は複数のパーツによる影響が重なっているため、そのパソコンの詳細にもよりますが、「SSDのキャッシュ切れだけ対策しておけば大丈夫」とはならないこともあります。

そのため、使用するパソコンにどういった仕事をして欲しいのかを明確にして、それを処理するためのスペックが足りているかを確認すると良いでしょう。

SSDのキャッシュを確認する方法とは?

まず、現在使用しているSSDが「DRAMキャッシュ」搭載型かどうかの確認についてですが、これはメーカーが情報を公開していることが多いです。

あるいは、SSDの基盤やデータシート、商品のパッケージや取扱説明書などに情報が記載されている可能性があります。

そのため、まずはこういった物をチェックしていくと良いでしょう。


次に、現在使用しているSSDのキャッシュの設定についてです。

SSDのキャッシュの状況については、以下の方法で確認できます。


1・左下のスタートボタンを右クリック
2・表示されるメニューから「システム」をクリック
3・右側の項目にある「システムの詳細設定」をクリック
4・「パフォーマンス」の「設定」をクリック
5・「詳細設定」タブから「仮想メモリ」の項目をチェック

以上です。

ここでは「変更」から仮想メモリに使用する初期サイズと最大サイズを変更することもできます。

また、SSDの空き容量の確認方法については、以下のような手順を実行すれば大丈夫です。


1・左下のスタートボタンを右クリック
2・表示されるメニューから「エクスプローラー」をクリック
3・表示されるメニューから「PC」をクリック
4・該当するSSDの空き容量を確認する

以上です。

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まとめ

SSDのキャッシュとは、SSD容量の一部をキャッシュ領域として使用し、頻繁に使用するデータをこのキャッシュに保存することを指します。

こうすることで、SSDキャッシュから必要なデータを素早く読み込むことが可能になるため、パソコンの動作スピードが向上するわけですね。

そして、SSDのキャッシュ切れとはこの時使用しているキャッシュ領域の容量を超えることです。

結果、SSDはデータの読み込みのために直にフラッシュメモリにアクセスすることになります。

これがパソコンの動作を遅くする可能性があるわけです。

また、SSDのキャッシュ切れ対策としては、「DRAMキャッシュ」を搭載しているSSDを使用することが挙げられます。

「DRAMキャッシュ」とは、頻繁にアクセスするデータをDRAMへ一時的に格納することにより、データの処理速度を上げるためのものです。

これに対して、DRAM非搭載のSSDは上記の高速処理が行えないため、データの読み込みに速度差が生じるわけですね。

そのため、SSD購入の際には「DRAMキャッシュ」搭載型を選ぶと良いでしょう。

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