冷たい清涼飲料水は美味しいですが、飲みすぎると「ペットボトル症候群」になる恐れがあります。
そんなペットボトル症候群ですが、ゼロカロリーの飲料水で予防できるのか気になりますよね。
また、他の対策方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- ペットボトル症候群はゼロカロリーで予防できる?
- ペットボトル症候群の対策方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
ペットボトル症候群はゼロカロリーで予防できる?
結論から言えば、ペットボトル症候群はゼロカロリーで予防することは難しいです。
というのも、製品に記載されている「ゼロカロリー」という表記は、栄養表示基準上では「100mlで5kcal以下のものであれば、ゼロカロリーと表示していいことになっている」ため、砂糖が入っていないわけではないからですね。
通常の製品と比較すると砂糖の量は少ないのですが、それでも砂糖を摂取することに変わりはないことになります。
つまり、ゼロカロリーという表記とは別に、製品に砂糖が入っているかどうかをチェックしておく必要があるわけです。
例えば、日本コカ・コーラ株式会社が販売している「コカ・コーラ ゼロ」は、カロリー・糖質はともにゼロとなっています。
ただ、こういった製品には人工甘味料が使われていることが多く、この人工甘味料がペットボトル症候群とは別の問題を引き起こす可能性があることに注意をしておきましょう。
人工甘味料は砂糖よりも数百倍の甘さがあるため、人工甘味料を摂り続けると、「甘いものへの依存性が高まる可能性がある」といわれています。
これは、人工甘味料を日常的に摂取することで、脳や味覚が強い甘味に慣れていき、感覚が麻痺する可能性があるためです。
また、人工甘味料には血糖値を上げる成分は入っていないとされていますが、間接的にインスリン分泌に影響を与え、血糖値を上げる可能性があるという研究結果も存在します。
そのため、「ゼロカロリー」表記の製品であれば、好きなだけ飲んでも大丈夫ということにはならないわけですね。
ペットボトル症候群の対策方法とは?
ペットボトル症候群の対策方法としては、まず砂糖が大量に含まれているソフトドリンクなどを飲まないようにすることが大切です。
「ペットボトル症候群」とは、ジュースや甘い炭酸飲料、スポーツドリンクなどの糖を多量に含む清涼飲料水を多く摂取することで発症する病気のことを指しています。
例えば、糖尿病などが症状の1つとして挙げられます。
ですので、短期間における過剰な糖分の摂取を控えることが、ペットボトル症候群を予防することに繋がるわけですね。
そのため、糖分が含まれているコーラなどの炭酸飲料やスポーツドリンクを飲まずに、お茶や水を飲むことを心がけましょう。
ただ、暑い時期に外に出る場合は、熱中症対策としてスポーツドリンクがどうしても欲しくなる方は多いかと思います。
そういった場合は、糖分が少ないタイプのスポーツドリンクを選ぶとペットボトル症候群を予防することに繋がります。
この糖分やナトリウムの濃度が低いスポーツドリンクは一般に「ハイポトニック飲料」と呼ばれています。
通常のスポーツドリンクと比較すると含まれている糖分が少ないため、ペットボトル症候群になりにくいという特徴があります。
また、熱中症や感染症など激しい脱水のときに推奨されている「経口補水液」も、浸透圧が低めに設定されていますのでハイポトニック飲料の分類されます。
大塚製薬工場 Otsuka Pharmaceutical Factory オーエスワン PETボトル 500mL×24本 [経口補水液]
ペットボトル症候群に関するその他の情報
ペットボトル症候群はゼロカロリーで予防できる?対策方法とは?
ペットボトル症候群になる原因とは?どのくらいでなる?症状は?
まとめ
ペットボトル症候群はゼロカロリーで予防することは難しいです。
基本的には、お茶やミネラルウォーターなどを利用することで糖分の過剰摂取を控えることを頑張ると良いでしょう。
また、熱中症対策としては、糖分が少ないタイプのスポーツドリンクを選ぶとペットボトル症候群を予防することに繋がります。