子どもの熱中症予防のために清涼飲料水を持たせるご家庭は多いかと思います。
そんな時に気になるのが「ペットボトル症候群」です。
大人がペットボトル症候群になるという話はよく聞きますが、子どもへの影響はよくわかりませんよね。
そこで今回の記事では、
- ペットボトル症候群は子どもでもなる?
- ペットボトル症候群の症状とは?
- ペットボトル症候群の治療方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
ペットボトル症候群は子どもでもなる?
結論から言えば、「ペットボトル症候群」は子どもでもなることがあります。
そもそも「ペットボトル症候群」とは、ジュースや甘い炭酸飲料、スポーツドリンクなどの糖を多量に含む清涼飲料水を多く摂取することで発症する病気のことを指しています。
例えば、糖尿病などが症状の1つとして挙げられます。
暑い夏の季節になると、水分補給のためにスポーツドリンクなどの糖分を多く含む飲料を飲む機会が増えますからね。
とくに、最近の夏は猛暑が珍しくないため、熱中症対策で子どもにスポーツドリンクを持たせる方は多いかと思います。
外での活動以外に、子どもが自宅内でもジュースなどの糖分が多い飲み物を飲む機会があると、知らず知らずのうちにペットボトル症候群に陥る危険があります。
実際、熱中症対策を意識している方は多いのですが、ペットボトル症候群への認識はそれよりも低いという調査結果が報告されています。
また、ペットボトル症候群は初期段階だと自覚症状がほとんどないため、気がついた時には病気がかなり進行していることが多いという特徴があります。
夏の暑い時期の水分補給として清涼飲料水を飲むという状況なので、初期段階だとペットボトル症候群の症状なのか、高温による身体へのダメージなのか判別がつきにくいということもあるかと思います。
ペットボトル症候群の症状とは?
ペットボトル症候群の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
2・著しい喉の渇き
3・頻尿、多尿
4・吐き気、嘔吐
5・身体のだるさや脱力感
6・血圧の低下
7・意識障害
8・昏睡
9・脱水
以上です。
ペットボトル症候群の症状の特徴として、糖分が含まれている甘い清涼飲料水を大量に摂取することで血液中の血糖値が急激に高まることが挙げられます。
人間の身体がこのような状態になると、濃くなった血液を薄めるために水分を求めるようになり、喉が渇きます。
すると、さらに糖分が含まれている清涼飲料水を飲むという悪循環が生まれる可能性が高いです。
その結果、自分でも気が付かないうちに大量の糖分を摂取することになるため、ペットボトル症候群の症状が現れることが懸念されます。
また、前章にもあるように、ペットボトル症候群は初期段階だと自覚症状がほとんどないことも、気が付きにくい原因の1つになります。
ペットボトル症候群の治療方法とは?
ペットボトル症候群の症状が重篤化している場合は、高血糖と高度の脱水状態に陥っている可能性が高いので、まずはこれの治療になるかと思います。
脱水状態に対しては、点滴などによって身体の水分を補給する形になるでしょう。
高血糖に対してはインスリンの点滴が行われるかと思います。
また、重篤なペットボトル症候群の症状は、糖尿病の急激な発症・悪化となっていることが多いです。
この場合は、糖尿病に対する治療が行われることになります。
ペットボトル症候群に関するその他の情報
ペットボトル症候群はゼロカロリーで予防できる?対策方法とは?
ペットボトル症候群になる原因とは?どのくらいでなる?症状は?
まとめ
「ペットボトル症候群」は子どもでもなることがあります。
子どもが熱中症対策で水分補給をする場合は、摂取する糖分の量に気を配ってあげてください。
家の中で飲む飲み物はお茶や水にしたり、糖を含むお菓子などを食べないようにするといったことが効果的かと思います。