病院で出された「薬」を飲む際、食後に飲むものはいつ飲めば良いのかわからず、悩むことがあるかと思います。
自分の健康にかかわる問題ですから、薬を飲む適切なタイミングを知っておきたいですよね。
また、薬を飲む時に水以外の飲み物はどれが大丈夫なのかも同様です。
そこで今回の記事では、
- 薬は食後いつ飲めば良いのか?
- 薬を飲む時に水以外の飲み物はどれが大丈夫?
これらの情報をまとめてみました。
薬は食後いつ飲めば良いのか?
結論から言えば、「食後に飲む」と明記されている薬の場合は「食事が終わってから30分後まで」になります。
あるいは、食事が終わった直後に薬を飲んでも大丈夫です。
これは、食事の後は胃の中に食べたものがある状態なので、薬を飲んでも胃への刺激が少なくなるからです。
この利点があるため、食後の薬は飲み薬の中で最も多いタイプになります。
ちなみに、食事ができなかったからといって薬を飲まないでいると、体内の薬の量が低下してしまい効果が得られないことが懸念されます。
そういった時は、クラッカーやクッキーなどを数枚だけでも食べて胃に入れてから薬を飲めば、食後に近い状態になるので、胃の保護にも繋がります。
注意点としては、薬を飲むタイミングとして「食後」と「食直後」は違うことが挙げられます。
名前が似ているので混同したりすることがありますが、この2つは明確な違いがあります。
具体的には、
2・食直後……食後5分以内。
以上です。
このように、食直後の方が薬を飲むべきタイミングが圧倒的に時間が短いわけですね。
そのため、薬を飲むタイミングが食直後の場合は、食事を始める前に飲むべき薬を用意しておきましょう。
薬を飲むタイミングが色語の時でも、心配な方は同様に薬を用意しておくと安心できるかと思います。
薬を飲む時に水以外の飲み物はどれが大丈夫?
結論から言えば、水以外の飲み物は、薬の吸収や作用に影響を与える可能性があるので避けた方が無難です。
あえて水以外で飲む場合は「お茶」が挙げられます。
薬をお茶で飲む場合は、あまり影響がないとされているからですね。
しかし、薬の成分などによっては絶対に影響がないとは言えないため、できるだけ薬を飲む際は水で飲んだ方が良いでしょう。
ちなみに、水やお茶以外では以下のような影響が懸念されます。
1・牛乳
牛乳で薬を飲むと、牛乳に含まれるカルシウムの影響により、薬の吸収が遅くなり効果が弱まる可能性があります。
ただ、消炎鎮痛剤などのような胃を荒らしやすい薬の場合、胃を守るために牛乳などで服用することが推奨されることもあります。
そのため、薬の飲み方の情報をしっかりと確認しておくようにしましょう。
不安がある場合は、薬を処方してもらった病院などに務める人に聞くと良いでしょう。
2・ジュース
オレンジジュースなどのジュース類の場合、ジュースに含まれる酸の影響によって、薬の吸収が遅くなり効果が弱まる可能性があります。
また、グレープフルーツジュースの場合は、高血圧の薬(カルシウム拮抗薬などの種類)などの効果を強めたり、副作用をもたらしたりと非常に危険です。
グレープフルーツジュースを避けるべき医薬品は多数あるので、事前に確認をしておくようにしましょう。
注意点としては、これらの作用はグレープフルーツの果肉の部分にも含まれているようです。
つまり、ジュースではなく、果物としてグレープフルーツを食べても同様の問題が発生するおそれがあります。
3・コーヒーや紅茶
知っての通り、コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれています。
薬をコーヒーや紅茶で飲むと、カフェインによる胃酸の分泌促進が薬の吸収に影響したり、胃腸障害の増加などが発生する可能性があります。
他にも、風邪薬などのカフェインを含む薬の場合、成分重複による副作がでることが懸念されます。
また、コーヒーや紅茶以外では、コーラやココアにもカフェインが含まれているため、こういった飲み物で薬をのむことは避けるようにしましょう。
4・アルコール
お酒などに含まれるアルコールは、薬の吸収や効き目に影響する上、副作用が起こる恐れがあります。
とくに、解熱鎮痛薬・精神安定薬・降圧薬などと相性が悪いことが知られています。
一緒に服用すると薬の作用が増強され、意識がなくなったり血圧が下がりすぎたりする危険があるため、アルコールが含まれる飲料で薬をのむことは絶対に避けましょう。
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薬の関するその他の情報
薬は食後いつ飲めば良いのか?飲む時に水以外の飲み物はどれが大丈夫?
まとめ
薬を飲むタイミングをしっかりと把握して、危険を避けるために水で飲むようにしましょう。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。