「たけのこ」は軟らかくて美味しい食材として有名ですが、たけのこと竹の違いってよくわかりませんよね。
また、たけのこになる竹にはどんなものがあるのかも同様です。
すべての竹がたけのことして食べられるわけではないはずですが、気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- たけのこと竹の違いとは?
- たけのこになる竹の種類は?
これらの情報をまとめてみました。
たけのこと竹の違いとは?
まず、たけのこは「竹の子」であり、その名前の通り成長すると「竹」になります。
ですので、たけのこ=竹ということになります。
ただ、一般的に食されているたけのこは「竹の子」ではなく、「筍」と表記されています。
つまり、通常の竹とは区別されているわけですね。
これは、「たけのこ」と呼ばれる食べ物は、「食べることが出来る期間」に収穫されたものを指しているからです。
具体的には、春の時期になると地下茎から芽が出てきて、その部分がたけのことなるのですが、地上に出たたけのこはすぐに食べられないほど硬くなってしまいます。
その後、茶色い皮が剥がれ落ちて、その中からよく見る緑色の竹が現れます。
そのため、たけのことして食べられるのは、芽が出始めてから「おおよそ1週間から10日程のものだけ」となっているのです。
また、たけのこの成長速度は本当に凄まじく、成長速度が早いものであれば1日に1m近くも伸びる時があります。
2週間も経てば、たけのこの大きさは3m以上になっていることでしょう。
たけのこになる竹の種類は?
たけのことして食べることが出来る竹の種類には、以下のようなものが挙げられます。
2・淡竹(はちく)
3・真竹(まだけ)
4・四方竹(しほうちく)
以上です。
1番目の「孟宗竹(もうそうちく)」ですが、日本で一番多く食べられているのがこの孟宗竹と呼ばれる品種となります。
柔らかい食感と香り高い風味が特徴であり、竹の中で一番大きく、太くて大きいたけのこが収穫できます。
中国原産であり、日本にはまず沖縄に伝わり、それから北海道を除く日本各地に広がったので、目にする機会が多い竹でもあります。
2番目の「淡竹(はちく) 」は、一般的にはあまり出回っていないたけのこです。
一番の特徴として、調理時にアク抜きの必要がない品種として有名です。
主に日本海側の地域を中心として食べられており、とても柔らかいため生でそのまま食べることも可能です。
3番目の「真竹(まだけ)」は、上記の孟宗竹の次に日本で多く販売されているたけのこになります。
真竹は他のたけのこと比べると成長がとても早く、一日で1mも伸びることがあります。
味としては、一般的に太いものの方が美味しいと言われています。
また、真竹の皮は無毛で綺麗であるため、おにぎりなど食料品の包装などとして利用されることがあります。
最後の「四方竹(しほうちく) 」は、春ではなく秋に、主に高知県などで収穫できるたけのこです。
他のたけのこと比べるとデリケートであり、収穫した瞬間からえぐみが増えていくという特徴があります。
これがあるため、市場にはほとんど出回らず、地産地消として食べられるものが多いたけのこです。
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たけのこに関するその他の情報
まとめ
たけのこと竹の違いは、「食べることが出来る期間」に収穫されたという違いがあります。
また、たけのこになる竹の種類には様々なものがあり、それぞれの特徴をもった食材となっています。