「卵」は幅広い料理に活用できる食材として有名です。
そんな卵ですが、正しい保存方法が意外と知られていないことをご存知でしょうか?
また、卵の長期保存やいつまで保存可能なのかも気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- 卵の正しい保存方法とは?
- 卵の保存方法で長期の場合は?
- 卵の保存はいつまでできる?
これらの情報をまとめてみました。
卵の正しい保存方法とは?
結論から言えば、卵の保存方法は「冷蔵保存」と「冷凍保存」の2種類が一般的です。
まず「冷蔵保存」ですが、これは卵を冷蔵庫などで10℃以下の状態で保存する方法です。
ほとんどのご家庭がこの冷蔵保存で卵を保存しているかと思います。
卵を購入したらあまり時間を置かず、なるべく早く冷蔵庫に入れるようにしましょう。
安定した温度で保存したい卵は、冷蔵庫の奥部分で保存すると良いです。
注意点としては、冷蔵庫のエッグポケットなどに卵を収納する場合、卵のとがった方を下にして(つまり丸い方を上にして)ポケットに入れるようにすることです。
これは、卵内部の殻と膜の隙間である気室と呼ばれる部分は細菌が繁殖しやすいため、ここになるべく卵黄を近づけないようにするためです。
気室以外では、卵の殻にヒビが入ってしまうとそこから細菌が侵入する可能性があるので、もしもその卵を使うつもりであれば、加熱調理をするようにしましょう。
また、卵の殻には1万個前後の気孔があいており、そこから呼吸をしています。
この気孔を通じて外部の臭いを卵が吸収するので、臭いの強い食品から卵を離しておくようにして保存することをおすすめします。
次に「冷凍保存」についてですが、生卵をそのまま冷凍保存することは難しいです。
というのも、生卵をそのまま冷凍すると、中身が膨張して殻が割れてしまうことが多いからです。
卵を割り溶きほぐしてからの冷凍は可能ですが、細菌が繁殖する恐れがあるためおすすめできません。
そのため、卵を冷凍保存する場合は、加熱調理をした後のものを冷凍保存するようにしましょう。
例えば、だし巻き卵に調理してから冷凍するなどですね。
卵の保存方法で長期の場合は?
卵を長期保存したい場合は、冷凍保存をするようにしましょう。
例えば、冷蔵庫でゆで卵を保存した場合は「3日」ほどしか保存できないのに対して、冷凍保存した卵フィリングなら保存期間は「およそ1ヶ月」にもなります。
ただ、卵を冷凍保存する場合は前章にもあるように、生卵をそのまま冷凍すると中身が膨張して殻が割れてしまうことが多いので注意をしておきましょう。
また、ゆで卵を冷凍保存すると、黄身の部分は問題ありませんが、白身の部分は冷凍してから解凍すると内部の水分が抜けてしまいます。
水分が抜けた状態の白身はスポンジ状になり、食感が美味しくない状態のものに変化してしまいます。
この状態になってしまうと、冷凍前のゆで卵には戻らないので注意をしてください。
卵の保存はいつまでできる?
前章にもあるように、冷蔵庫でゆで卵を保存した場合は「3日」ほど、冷凍保存した卵フィリングなら保存期間は「およそ1ヶ月」になります。
逆に、生卵の状態で冷蔵保存する場合は、卵のパックや同梱されている用紙に記入されている賞味期限が目安となるでしょう。
そして、卵の賞味期限は「卵をパックに入れた後に2週間程度を加えた期間」になります。
一般的に、賞味期限とは「おいしく食べられる期間」のことを指していますが、卵の場合は「安心して生で食べられる期間」のことを言います。
これは、卵による食中毒の原因の一つである「サルモネラ菌」は常温でもすぐには繁殖しませんが、一定期間を超えると急激に増殖を始めるという特徴があるためです。
つまり、卵の賞味期限はこのサルモネラ菌が増殖し始める前までの期間を中心に考えられているわけですね。
また、卵の賞味期限には「保存温度」が関係していることにも注意をしてください。
例えば、高温の夏はサルモネラ菌が増殖し始める前までの期間が短くなり、寒い冬は逆に長くなります。
スーパーなどで販売している卵は、購入後に家庭で冷蔵庫(10℃以下)に保管される期間(およそ7日間)を含んだ日数として賞味期限が定められています。
ただ、上記にもあるように、「安心して生で食べられる期間」は気温などによって変動する可能性があります。
食中毒になる可能性を避けるためにも、卵はできるだけ早く食べるようにしたいですね。
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卵に関するその他の情報
まとめ
卵の保存方法は「冷蔵保存」と「冷凍保存」の2種類が一般的です。
まず「冷蔵保存」ですが、これは卵を冷蔵庫などで10℃以下の状態で保存する方法です。
ほとんどのご家庭がこの冷蔵保存で卵を保存しているかと思います。
卵を購入したらあまり時間を置かず、なるべく早く冷蔵庫に入れるようにしましょう。
次に「冷凍保存」についてですが、生卵をそのまま冷凍保存することは難しいです。
というのも、生卵をそのまま冷凍すると、中身が膨張して殻が割れてしまうことが多いからです。
卵を割り溶きほぐしてからの冷凍は可能ですが、細菌が繁殖する恐れがあるためおすすめできません。
そのため、卵を冷凍保存する場合は、加熱調理をした後のものを冷凍保存するようにしましょう。
例えば、だし巻き卵に調理してから冷凍するなどですね。
卵を長期保存したい場合は、冷凍保存をするようにしましょう。
例えば、冷蔵庫でゆで卵を保存した場合は「3日」ほどしか保存できないのに対して、冷凍保存した卵フィリングなら保存期間は「およそ1ヶ月」にもなります。