「大根おろし」は美味しいですが、辛いと食べにくくて困ってしまうことがあります。
しかし、大根おろしがなぜ辛いのか、原因がわからないと対処が難しいかと思います。
また、大根の上部分と下部分はどっちが辛いのかも気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- 大根おろしが辛い原因とは?
- 大根おろしが辛い時の対処方法は?
- 大根おろしが辛いのはどっち?
これらの情報をまとめてみました。
大根おろしが辛い原因とは?
大根おろしが辛い原因は、大根に含まれている「イソチオシアネート」という成分です。
この「イソチオシアネート」は、大根をすりおろしたり切ったりすることで大根の細胞が破壊されることで生成されます。
つまり、大根おろしのように大根を大きく破壊するような調理方法だと、イソチオシアネートが生成されやすいと言えます。
ちなみに、大根の辛み成分は品種によって差が生じますが、栽培条件でも変化することがあります。
具体的には、生育温度が高温であるほど、また土壌中の肥料分が少ないほど辛み成分は高まるため、夏どり栽培では辛みが強くなり、逆に冬どり栽培では弱くなります。
夏の季節に取れる大根が「とても辛いなぁ」と感じるのは正しいわけですね。
また、大根おろしの辛味が強すぎて食べにくいという場合は、次章にある対処方法を実践することで辛味を抑えることができます。
大根おろしが辛い時の対処方法は?
大根おろしが辛い時の対処方法としては「辛味成分を揮発させる」ことが効果的です。
大根の辛味成分である「イソチオシアネート」には揮発性の特徴があるため、この性質を利用して大根おろしからイソチオシアネートを取り除けば辛くなくなります。
一番簡単な方法としては「時間経過」と「電子レンジによる加熱」が挙げられます。
1番目の「時間経過」とは、大根おろしをすりおろしてから時間を空けて食べることを指しています。
「イソチオシアネート」には揮発性の特徴があるため、ただ放置するだけでその成分が失われていきます。
そこで、大根をすりおろすタイミングを食べる直前ではなく、食事をする1時間前などにして時間をおくと辛さを抑えることができます。
2番目の「電子レンジによる加熱」も考えは同じで、電子レンジによる加熱でイソチオシアネートを揮発させて取り除くわけです。
加熱の目安としては、大根おろし200グラムに対して、600Wで1分30秒ほど加熱してみましょう。
イソチオシアネートを揮発させたいので、加熱時にラップは使わなくて大丈夫です。
ちなみに、当たり前ではありますが、加熱後は大根おろしが温まっている状態ので、すぐに使いたい時は水をかけて冷まして使うのがおすすめです。
大根おろしが辛いのはどっち?
大根の部位によって、大根おろしにした時の辛さが変わります。
基本的に大根の先端部分が一番辛く、逆に葉に近い部分が甘くなります。
大根おろしの辛さが苦手な方は、一番辛い先端部分は味噌汁や漬物として調理して、大根の葉に近い部分だけを大根おろしとして調理すると良いでしょう。
また、前章にあるような大根おろしへの辛さ対策を用いれば辛味をかなり抑えることもできるので、辛い大根おろしが食べにくい時にはこういった方法を試すと良いかと思います。
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まとめ
大根おろしが辛い原因は、大根に含まれている「イソチオシアネート」という成分です。
この「イソチオシアネート」は、大根をすりおろしたり切ったりすることで大根の細胞が破壊されることで生成されます。
つまり、大根おろしのように大根を大きく破壊するような調理方法だと、イソチオシアネートが生成されやすいと言えます。
また、大根おろしが辛い時の対処方法としては「辛味成分を揮発させる」ことが効果的です。
大根の辛味成分である「イソチオシアネート」には揮発性の特徴があるため、この性質を利用して大根おろしからイソチオシアネートを取り除けば辛くなくなります。
一番簡単な方法としては「時間経過」と「電子レンジによる加熱」が挙げられます。
最後に、大根の部位によって、大根おろしにした時の辛さが変わります。
基本的に大根の先端部分が一番辛く、逆に葉に近い部分が甘くなります。