「大根」はおでんや豚バラ大根など様々な料理に使える便利な野菜です。
そんな大根ですが、うっかり食べ過ぎてしまうことがありますよね。
健康に良いとされる大根でも、食べ過ぎるとどうなるかはわかりません。
また、大根を食べ過ぎた時の対処方法を知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 大根を食べ過ぎるとどうなる?
- 大根を食べ過ぎて気持ち悪い時の対処法とは?
これらの情報をまとめてみました。
大根を食べ過ぎるとどうなる?
大根を食べすぎた場合、胃痛・腹痛・下痢の症状が現れることがあります。
これは、大根に含まれるイソチオシアネートが刺激性のある成分であるためです。
例えば、大根おろしを大量に食べるなどしてイソチオシアネートをたくさん摂取すると、胃腸に強い刺激を与えることになるので消化機能の低下が懸念されます。
元々胃腸が弱い方などの場合は、消化不良による胃痛・腹痛・下痢の症状が現れることがあります。
また、大根の1日の摂取量の目安としては「80~100グラム」が良いかと思います。
国民の健康づくりを目的とする国の施策「健康日本21」では、野菜を1日に350グラム以上を食べるように推奨しています。
そして、このうち緑黄色野菜は120グラム以上摂るようにとされています。
大根の葉以外の部分は淡色野菜に分類されるので、緑黄色野菜以外の230グラムの中で食べる大根の量を考える必要があるわけですね。
しかし、230グラムのうち大根だけでこの量を食べるのは難しく、また栄養も偏るので他の野菜も合わせて摂ることを考えると「80~100グラム」が丁度良い目安になるかと思います。
さらに、刺激が強い大根おろしのような状態で食べる場合は、摂取量はさらに少なく「30~40グラム」ほどが良いでしょう。
大根を食べ過ぎて気持ち悪い時の対処法とは?
大根を食べ過ぎて気持ち悪い時の対処法としては「お腹を温めること」をおすすめします。
大根は水分含有量が多いため、食べ過ぎるとその水分でお腹が冷えてしまうことが懸念されます。
そこで、食べ物を食べた時にお腹が冷えた場合と同じ対処方法で対応することができます。
例えば、温かいお茶を飲んだり、冷房に当たらないようにすると良いかと思います。
次に、大根おろしを食べ過ぎて胃痛になった時には「水分を摂ること」をおすすめします。
大根に含まれる辛み成分のアリルイソチオシアネートが胃液の分泌を促して、胃酸過多になっていると考えられるためで、水分を摂って胃酸を薄めることが効果的だからですね。
あるいは、牛乳を飲むと胃痛に対して即効性があると言われています。
というのも、牛乳は胃に膜を張ることで傷んだ胃壁の代わりとなることができ、胃痛を和らげる働きをしてくれるからですね。
牛乳が苦手な人は、豆乳やヨーグルトを摂ると良いでしょう。
また、すでに下痢の症状が現れている場合でも失われた水分を補給するため、脱水症状を予防するためにも水分補給が重要になります。
その際は、大量の水を一度に飲むのではなく、少量を少しずつ飲んでいくようにすると良いでしょう。
ただし、飲みすぎると嘔吐する可能性があるため、飲み過ぎにだけは注意をしておきましょう。
ちなみに、脱水症状は嘔吐や下痢によって身体の水分が失われるために生じますが、水分だけでなく多量の塩分も喪失してしまいます。
脱水症状を防ぐためには、水分以外にも失われた塩分の補給を行う必要があるわけですね。
そこでおすすめなのが「経口補水液」です。
「経口補水液」とは、下痢や嘔吐などによる脱水状態において不足する電解質(ナトリウムなどの塩分)を補うために、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く組成されている飲料水のことです。
経口補水液であれば、脱水時に効率的に人体への水分・栄養補給が可能となるのでおすすめです。
大根に関するその他の情報
大根の保存でおすすめの方法とは?保存期間はいつまで?切った後は?
まとめ
大根を食べすぎた場合、胃痛・腹痛・下痢の症状が現れることがあります。
これは、大根に含まれるイソチオシアネートが刺激性のある成分であるためです。
例えば、大根おろしを大量に食べるなどしてイソチオシアネートをたくさん摂取すると、胃腸に強い刺激を与えることになるので消化機能の低下が懸念されます。
元々胃腸が弱い方などの場合は、消化不良による胃痛・腹痛・下痢の症状が現れることがあります。
また、大根を食べ過ぎて気持ち悪い時の対処法としては「お腹を温めること」をおすすめします。
大根は水分含有量が多いため、食べ過ぎるとその水分でお腹が冷えてしまうことが懸念されます。
そこで、食べ物を食べた時にお腹が冷えた場合と同じ対処方法で対応することができます。
例えば、温かいお茶を飲んだり、冷房に当たらないようにすると良いかと思います。
次に、大根おろしを食べ過ぎて胃痛になった時には、水分を摂ることをおすすめします。
大根に含まれる辛み成分のアリルイソチオシアネートが胃液の分泌を促して、胃酸過多になっていると考えられるためで、水分を摂って胃酸を薄めることが効果的だからですね。
あるいは、牛乳を飲むと胃痛に対して即効性があると言われています。