鈴虫とはどんな昆虫?なぜ鳴く?飛ぶのか? | ごろん小路。

鈴虫とはどんな昆虫?なぜ鳴く?飛ぶのか?

「鈴虫」は日本全国で有名な昆虫ですよね。

しかし、鈴虫が具体的にどのような昆虫なのか、よくわからないという方は多いのではないでしょうか?

また、鈴虫がなぜ鳴くのかや羽根を使って飛ぶのかなども気になるところです。

そこで今回の記事では、

  • 鈴虫とはどんな昆虫?
  • 鈴虫はなぜ鳴くの?
  • 鈴虫は飛ぶのか?

これらの情報をまとめてみました。

スポンサーリンク
  

鈴虫とはどんな昆虫?

「鈴虫(スズムシ)」は、昆虫類バッタ目マツムシ科に属する昆虫で、鳴く虫の中でもコオロギに次いで有名な昆虫です。

身体全体が黒い体色をしており、体長は16.5mmから18.5mmほどの大きさで、カマキリなどと同じように雌の方が身体が大きいです。

主に8月下旬以降の夜間に鳴く秋の昆虫だとされ、野外では「リィー、リィー」と鳴くことが多く、人間が大量に飼育している時に聞く「リーンリーン」という鳴き方とは違った鳴き方をします。

ちなみに、鈴虫の羽音は周波数の関係から電話からは聞き取れない。

電話を通ることが出来る音の周波数帯は、人の声の高さが基準になっているので、およそ300ヘルツから3400ヘルツの間の音に設定されています。

それに対して、鈴虫の鳴き声の周波数はおよそ4500ヘルツもあり、人間の声よりもかなり高いので電話では聴こえないわけですね。

また、エサとして何でも食べる昆虫でもあり、その飼育が簡単なことから江戸時代からすでに養殖されていた記録が残っています。

その影響か北は北海道、南は九州まで幅広く生息している昆虫でもあります。

ただし、本当に「何でも食べる」昆虫であるため、飼育時には定期的に動物性蛋白質(煮干しや鰹節など)を与えないと、鈴虫同士が共食いをしてしまうので注意が必要です。

鈴虫はなぜ鳴くの?

鈴虫はなぜ鳴くのかと言うと、「求愛行動」と「雄同士の争い」の2つが挙げられます。

まず「求愛行動」ですが、これは繁殖のために鈴虫の雄たちが夜通し鳴き続けることで雌にアピールをしていることです。

鈴虫で鳴くのは雄だけであり、彼らは自然界で大きな音を出すリスクを背負って子孫を残すために頑張っているわけですね。

この時、求愛行動を目的として鈴虫が鳴くことを求愛歌(誘い鳴き)と言います。

次の「雄同士の争い」はそのままですね。

鈴虫の「求愛行動」の際に鳴き声を聞くのは雌だけではなく、周囲にいる他の雄もその音を聞いています。

すると、ライバルを追い払うために雄同士が戦いを始めます。

スポンサーリンク

そして、この時にも鈴虫たちは音を使います。

雄同士の争いに使う鳴き方は戦闘歌(脅し鳴き)と呼ばれます。

鈴虫は飛ぶのか?

結論から言えば、鈴虫が飛ぶことはほぼありません。

ほぼ、とあるように特定の条件を満たすと鈴虫は羽根を使って飛ぶことがあると考えられています。

具体的な条件としては、以下のようなものが挙げられます。

1・狭い場所に沢山の仲間が存在する
2・気象の変化などの影響でエサや水が不足する

以上です。

飛行距離は他の昆虫と比べると長くありませんが、しっかりと羽根を使って飛んで移動します。

ただ、すべての鈴虫が飛べるかと言うとそうではなく、長翅型(後ろ羽の長いタイプ)だけが空を飛ぶことができるとされています。

逆に、短翅型(後ろ羽の短いタイプ)は空を飛ぶことができません。

三晃商会 SANKO 鈴虫の育成マット 1.5L

鈴虫に関するその他の情報

鈴虫はエサに何を食べる?昆虫ゼリーは使える?代用品は?

野生の鈴虫はどこにいる?昼間どこにいる?家に入ってきたら?

鈴虫の飼い方とは?エサは何が良い?ケースの置き場所は?

鈴虫はいつから鳴く?何時頃から?なぜ鳴くの?

鈴虫とはどんな昆虫?なぜ鳴く?飛ぶのか?

まとめ

「鈴虫(スズムシ)」は、昆虫類バッタ目マツムシ科に属する昆虫で、鳴く虫の中でもコオロギに次いで有名な昆虫です。

身体全体が黒い体色をしており、体長は16.5mmから18.5mmほどの大きさで、カマキリなどと同じように雌の方が身体が大きいです。

主に8月下旬以降の夜間に鳴く秋の昆虫だとされ、野外では「リィー、リィー」と鳴くことが多く、人間が大量に飼育している時に聞く「リーンリーン」という鳴き方とは違った鳴き方をします。

また、鈴虫はなぜ鳴くのかと言うと、「求愛行動」と「雄同士の争い」の2つが挙げられます。

そして、特定の条件を満たすと鈴虫は羽根を使って飛ぶことがあると考えられています。

具体的な条件としては、以下のようなものが挙げられます。

1・狭い場所に沢山の仲間が存在する
2・気象の変化などの影響でエサや水が不足する

以上です。

スポンサーリンク
Visited 40 times, 1 visit(s) today