鈴虫はいつから鳴く？何時頃から？なぜ鳴くの？

「鈴虫」と言えば美しい音色を発する昆虫として有名です。

そんな鈴虫ですが、いつから鳴くのかや何時頃から鳴くのかよくわからないかと思います。

また、そもそも鈴虫はなぜ鳴くのかも気になりますよね。

そこで今回の記事では、

鈴虫はいつから鳴く？
鈴虫が鳴くのは何時頃から？
鈴虫はなぜ鳴くの？

これらの情報をまとめてみました。

鈴虫はいつから鳴く？

結論から言えば、鈴虫がいつから鳴くかと言うと「８月中旬～１０月頃」までになります。

つまり、季節としては夏から秋にかけて鈴虫が鳴くわけですね。

もちろん、卵が孵化するタイミングによって多少のズレが生じる可能性はありますが、おおむねこの時期に鈴虫が鳴きます。

また、「最近の鈴虫はこの時期には鳴かない」という意見もあるかと思います。

これはその時期の気温が関係しています。

実は、鈴虫がもっとも活発に鳴く温度というものがあり、これが「１５～３０℃」になります。

鈴虫が鳴き始める夜間にこの温度帯になれば「リィー、リィー」と活発に鳴くのですが、熱帯夜などで夜間の温度が３０℃を超えるような状態では鳴かないことがあります。

さらに、台風などの強い雨風の影響を受ける場合も同様です。

鈴虫が鳴くのは何時頃から？

鈴虫が鳴くのは何時頃なのかと言うと、これは「日没後」になります。

前章にもあるように、鈴虫が鳴くのは暗くなった夜間なので、鳴くのは日が完全に沈んだ後になるわけですね。

鈴虫が活発に鳴くようになる温度帯も暑い日中ではなく、比較的涼しくなる夜間になります。

そのため、明るい日中は物陰に身をひそめてじっと夜を待つわけです。

ただ、鈴虫は常に夜間にだけ鳴くのではなく、その時の気象条件に大きく影響を受けます。

例えば、日差しの弱い曇りの日などは、昼夜問わずに姿をみせ鳴き声を響かることがあります。

鈴虫はなぜ鳴くの？

鈴虫はなぜ鳴くのかと言うと、「求愛行動」と「雄同士の争い」の２つが挙げられます。

まず「求愛行動」ですが、これはわかりやいですね。

繁殖のために、鈴虫の雄たちが夜通し鳴き続けることで雌にアピールをしていることです。

この時、求愛行動を目的として鈴虫が鳴くことを求愛歌（誘い鳴き）と言います。

次の「雄同士の争い」はそのままですね。

鈴虫の「求愛行動」の際に鳴き声を聞くのは雌だけではなく、周囲にいる他の雄もその音を聞いています。

すると、ライバルを追い払うために雄同士が戦いを始めます。

そして、この時にも鈴虫たちは音を使います。

この雄同士の争いに使う鳴き方は戦闘歌（脅し鳴き）と呼ばれます。