節分の豆まきをご家族の方と一緒に楽しんでいると、まいた豆を飼っている犬がパクリと食べてしまうことがあります。
びっくりして「あれ、犬って豆を食べても大丈夫だっけ……?」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
豆腐や納豆などを食べる犬のことを耳にしたことがあるかもしれませんが、だから大丈夫だと考えるのは不安が残りますよね。
大切な家族の一員だからこそ、しっかりとした知識が必要だと思います。
そこで今回の記事では、
- 節分の豆まきの豆は犬が食べても大丈夫?
- 犬が豆まきの豆を食べないようにする方法について
これらのことについて書いてみました。
是非、参考にしてください。
節分の豆まきの豆は犬が食べても大丈夫?
結論から言いますと、節分の時にまく豆を犬に食べさせてはいけません。
というのも、基本的に犬は豆を食べても消化できないからです。
犬が豆を食べた場合、その食べた形のまま体外へ排出します。
さらに、犬は人間と違い細かく噛み砕くということをしないので、豆を丸呑みにすることも珍しくありません。
その結果、喉に豆を詰まらせたり、消化器官に大きな負担をかけ、便秘・下痢・消化不良などの症状を引き起こすことがあります。
最悪の場合、手術して豆を取り出すということにもなりえます。
特に、身体機能が衰えている老犬や消化器官が小さい小型犬の場合、命に関わる事態にも繋がりかねないので注意が必要です。
また、犬のアレルギーについても無視できません。
最近では、大豆アレルギーの犬が増えている傾向にあり、先天性のもの以外にも長期間に渡り豆を食べ続けた場合、豆アレルギーになってしまうことがあります。
アレルギーになってしまった犬は、身体のかゆみや下痢・嘔吐などの症状が出ることがあります。
明らかに異常だと感じた場合は、すぐに獣医さんに連絡して相談するようにしましょう。
ちなみに、「豆まきによく使われる大豆以外の種類の豆は?」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、これも犬に食べさせてはいけません。
節分の豆まきの際によく使われる落花生や枝豆、ピーナッツも大豆と同じように犬の健康を害することがあります。
どんな種類の豆だろうと、犬には豆を絶対に食べさせてはいけないということです。
最後に、豆腐や納豆についてです。
これらの食品は、過剰摂取さえしなければ犬が食べても問題はないとされています。
特に、豆腐は加熱処理されている他、非常に柔らかいので犬でも消化しやすいことが挙げられます。
月に1・2回程度の頻度なら食べさせても良いでしょう。
犬が豆まきの豆を食べないようにする方法について
節分の豆まきを行う際は、犬が誤って豆を食べないように工夫が必要になります。
特に室内犬の場合は、健康への影響を考えるときちんとした対策が必要になるとおもます。
ここでは、豆まきの際の対策をご紹介させていただきます。
別の部屋やケージに入れて隔離しておく
基本的なことですが、すぐに対応出来るのでほとんどの方におすすめの方法です。
豆まきが終わるまでの間なので、そこまで長い時間にもなりませんしね。
豆を投げたらすぐに回収する・掃除機をかける
豆を放置する時間が長ければ長いほど、犬が誤って食べる可能性が上がります。
そこで、豆をまいたらすぐに回収するようにしましょう。
掃除機をかけておくとベストです。
小さな袋で小分けにされた豆を使う
節分の豆まきに使う豆の中には、小さな袋に入れられて小分けにされた商品があります。
小さな袋に入ったまま使えば、回収も簡単ですし犬が誤って食べる可能性もなくなります。
豆の代わりにドッグフードを使う
豆の代わりにドッグフードなど、犬が食べても問題ない食物を使用します。
特に、家の外へ豆をまく際は回収が難しくなりがちですのでおすすめです。
豆まきに関するその他の情報
豆まきに関するその他の情報は、以下の記事に情報をまとめています。
豆まきでまいた豆はすぐに掃除して捨てる?掃除を外と家の中でする時のポイント
節分の豆まきの豆は犬が食べても大丈夫?豆まきの豆を食べないようにする方法
豆まきに落花生が使われるのはなぜなのか?使用する地方についても紹介
豆まきをマンションやアパートでしてもいいの?廊下やベランダのことも紹介
まとめ
可愛い犬は大切な家族の一員です。
こういった行事の際も一緒に楽しみたいと思うのは当然ですが、犬の健康面に気を配った上で楽しむようにしましょう。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。