
「百日咳」は子どもの病気というイメージがありますが、実は大人も感染します。
そんな時に気になるのがワクチンの存在です。
成人した大人でもワクチンを打つ必要があるのか、打ったとして副作用や必要な回数を知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 百日咳ワクチンの接種は成人に必要か?
- 百日咳ワクチンで成人の副作用とは?
- 百日咳ワクチンの接種で成人の回数は?
これらの情報をまとめてみました。
百日咳ワクチン接種は成人に必要か?
結論から言うと、百日咳のワクチン接種は成人に必要であることが多いです。
というのも、百日咳ワクチンの予防効果は一生涯続くものではないからですね。
例えば、生後2ヶ月から2歳にワクチンを接種した場合は10~12歳頃には抗体がほぼ消滅します。
追加接種をしない場合、抗体がほぼ無い状態が続くことになるので、大人になってから百日咳に感染するケースが目立ち始めています。
とくに、高齢者や基礎疾患をもつ人の場合は、百日咳感染が肺炎などを引き起こす原因となり命に関わる恐れがあります。
百日咳が感染力が強い病気であることもあり、自分が他人にうつしたり、逆に他人からうつされたりしない予防のためにもワクチン接種が効果的です。
百日咳ワクチンで成人の副作用とは?
百日咳ワクチンで成人の副作用としては、トリビック(製造:武田薬品工業、百日咳・ジフテリア・破傷風の三つの病気を予防するワクチン)は注射部位の腫れ・赤み・痛みなどの局所反応が比較的高頻度で見られます。
このトリビックは小児向けに設計されているため、こういった副反応が現れやすいとされています。
逆に、海外で使われている成人用三種混合ワクチン(Tdap)は成分量が調整されており、副反応が少ないとされています。
しかし、日本では現在のところ未承認であるため、輸入ワクチンとしての扱いになることに注意をしてください。
百日咳ワクチンの接種で成人の回数は?
百日咳ワクチンの接種で成人している大人の場合、その回数の目安は10年に1回となります。
これは、百日咳ワクチン接種または罹患から10年以上経っている大人の場合、百日咳への抗体がほぼ消滅しているからですね。
そのため、以前のワクチン接種から10年以上の時間が経過している人は、百日咳含有ワクチンの追加接種を検討すると良いでしょう。
また、前章にもありますが、高齢者や基礎疾患をもつ人の場合は、百日咳感染が肺炎などを引き起こす原因となり命に関わる恐れがありますので注意をしてください。
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まとめ
百日咳のワクチン接種は成人に必要であることが多いです。
百日咳ワクチンの予防効果は一生涯続くものではないからですね。
また、百日咳ワクチンで成人の副作用としては、トリビック(製造:武田薬品工業、百日咳・ジフテリア・破傷風の三つの病気を予防するワクチン)は注射部位の腫れ・赤み・痛みなどの局所反応が比較的高頻度で見られます。
最後に、百日咳ワクチンの接種で成人している大人の場合、その回数の目安は10年に1回となります。