「紙魚(シミ)」は本などの紙を食い荒らす書籍害虫とも呼ばれる害虫です。
紙魚を見かけたら、大切な本を守るためにも素早く駆除したいところです。
そこで気になるのが掃除機による紙魚駆除です。
掃除機でサッと紙魚を吸い込んで駆除ができれば非常に楽ですからね。
しかし、紙魚を掃除機で吸い込んだ後、紙魚が死んでいるのかどうか悩んでしまうことがあります。
また、掃除機以外の駆除方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 紙魚(シミ)駆除に掃除機は役立つのか?
- 紙魚(シミ)の駆除方法で効果的なやり方はこれ!
これらのことをお伝えさせていただきます。
紙魚(シミ)駆除に掃除機は役立つのか?
結論から言えば、紙魚の駆除に掃除機を使うことはおすすめできません。
掃除機を使えば紙魚を吸い込んで取り除くことが出来るのですが、紙魚は生命力が非常に強い害虫です。
例えば、ゴキブリの寿命が約1年程度であるとされている一方、紙魚の寿命は7~8年ほどだとされています。
その他にも、紙魚は1年間エサを食べなくても生存する可能性があると言われています。
さらに、紙魚は書籍のような紙を食べる害虫ではありますが、紙以外にもホコリや髪の毛なども食べることが出来ます。
そのため、紙魚は掃除機で吸い込んでも死なないことが多く、掃除機内部でホコリなどを食べて生存する可能性があります。
これらのことから、紙魚を掃除機で駆除することは効果的ではなく、他の駆除方法を検討した方が無難だと言えるでしょう。
ちなみに、「紙魚を掃除機で吸い込んだ後、殺虫剤を掃除機に吸わせれば良いのでは?」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、絶対にやめてください。
何故かと言うと、掃除機内で駆動しているモーターでは火花が発生しているので、殺虫剤を吸い込むとガスに引火して爆発を起こす危険があるからですね。
場合によっては命に関わる大怪我をすることも考えられるので、殺虫剤のガスを掃除機に吸い込ませることは絶対にやめましょう。
また、紙魚を掃除機で吸い込んでしまった場合は、掃除機内部のパックを取り出してガムテープで口を塞いでしまいましょう。
こうすれば、紙魚がパックの中から出てくることはなくなりますからね。
紙魚(シミ)の駆除方法で効果的なやり方はこれ!
1・紙魚に効果がある殺虫剤を使う
紙魚に有効成分を発揮する殺虫剤には火を使わない「エアゾール系」の殺虫剤が効果的です。
薬剤を部屋全体に噴霧するタイプの殺虫剤で、部屋の中にいる紙魚を一気に駆除することが可能です。
ただ、殺虫剤を使用する前に、薬剤が付着するとまずい家具などを移動させておく必要があることに注意してください。
あるいは、畳の裏などの部分的な箇所を狙う場合は、スプレー式の殺虫剤がおすすめです。
こちらであれば、薬剤の噴霧範囲は狭いですが、使用する前に家具を移動させる必要がないため、紙魚駆除の負担が少なくてすみます。
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2・紙魚のエサを取り除く
紙魚は家の中にある紙やダンボール、髪の毛やホコリなどをエサとして食べます。
紙魚を駆除するには、こういったエサを家の中から取り除いていく必要があります。
具体的には、不要な本や衣類は捨てる、部屋の隅や家具の裏側などホコリやゴミが溜まっている箇所を定期的に掃除することをおすすめします。
また、物品の収納に段ボール箱を使用している場合、ダンボールそのものが紙魚のエサになるほか、紙魚が好む暗所と湿度がある場所を提供することになるので注意をしてください。
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まとめ
紙魚を駆除する場合は、殺虫剤を使って素早く駆除していきたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。