「車椅子」を利用した生活は運動不足が気になりますよね。
しかし、いきなりハードな運動をすると長続きしませんし、転倒や怪我をしてしまう心配があります。
そのため、まずは簡単な体操で身体を動かすことが重要になります。
そこで今回の記事では、車椅子生活者の運動不足を解消するおすすめの方法について、お伝えさせていただきます。
車椅子生活者の運動不足を解消するおすすめの方法はこれ!
1・準備をしっかりと行う
車椅子生活者の運動不足を解消する方法として、最も簡単なものが体操やストレッチになります。
ただ、これらの運動を行う上で重要なのがしっかりとした準備です。
例えば、椅子を使った体操やストレッチを行う場合、ガタツキがなく安定した椅子を使用するなどですね。
運動不足の状態だと咄嗟の時に身体が反応してくれないこともあるので、事故が起こらないように注意をしておきましょう。
また、高齢者の身体機能は若者よりも低下しているので、無理のない範囲での運動を心がけるようにしましょう。
2・手と手首の運動
両手を前に伸ばしたままその状態を維持し、グーパーの流れで拳を作る・開くの動作を繰り返します。
単純な運動ですが、これにより握力の維持と強化が期待出来ます。
次に、手首をまわしたり伸ばしたりしながらゆっくりとほぐしましょう。
手首をまわすことで、腕の筋肉を刺激することが出来ます。
注意点としては、ゆっくりと運動を行うことです。
急に激しい運動をすると、怪我などの原因となってしまうからですね。
3・腕上げ運動
椅子に座った状態で背筋を伸ばし、身体の側面に腕をもってきます。
そこから、ひじを伸ばした状態で両腕を前方に持ち上げ、肩の高さまで上げ下げする運動になります。
運動のポイントとしては、ゆっくり行うことと、両腕を肩の高さまで上げた時に、数秒その状態を維持することです。
この運動では腕や肩周りの筋肉を刺激することが出来ます。
また、両腕を前方ではなく、側面へ向かって持ち上げる運動もおすすめです。
4・首と肩の運動
首をゆっくりと回し、肩をゆっくり上げ下げします。
注意点としては、動作をゆっくりと行うことです。
首は普段あまり動かさない部分であるため、急に激しい運動をすると痛める危険がありますからね。
首を回す時は頭に手を添えるなどして、首への負担を軽減するというやり方もあります。
また、首を回す以外の運動では、首を前後左右に倒して、その状態を数秒間維持した後に元の位置へ戻す、といった方法もあります。
5・両手合わせ
両手を胸の前で合わせ、手のひらに力を込めて押し続けます。
その後、背後に腕を移動させ両手を握り合わせた後、その状態のまま胸を大きくゆっくりと後ろにそらします。
この運動では、大胸筋という身体の中でも大きな筋肉を鍛えることが出来ます。
また、背中の筋肉をほぐすことにも繋がるので、肩こりなどの改善・予防にも効果があります。
6・荷重をかける運動
車椅子で過ごしていると、足に体重がかかる時間が非常に少なくなってしまいます。
そこで、四つん這い・膝立ち・立位などの姿勢を維持することで、足に適度に負荷をかけ筋肉を鍛えることが出来ます。
また、足への適度な負荷は血流の改善が期待出来るため、冷え性や胃腸の動きなどにも良い効果があります。
ただ、人によっては下半身を動かすことが非常に困難である場合があるかと思います。
その場合は、自分以外の人に運動を手助けしてもらうという方法もあります。
例えば、Universal Training Center(ユニバーサルトレーニングセンター)では、脊髄損傷や脳性麻痺をはじめ様々な病気や怪我により、車椅子生活をしている方の健康獲得のためのリハビリやトレーニングを行っています。
Universal Training Center(ユニバーサルトレーニングセンター)
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まとめ
車椅子生活による運動不足は辛いですよね。
そのような状態を改善するために、この記事がお役に立てれば幸いです。