足に激しい痛みをもたらす「巻き爪」
この巻き爪の原因の1つに水虫があることをご存知でしょうか?
水虫と言えば皮膚の病気であり、爪とは無縁のように思えますよね。
そこで今回の記事では、
- 巻き爪の原因は水虫!?
- 巻き爪の原因が水虫である時の治療方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
巻き爪の原因は水虫!?
結論から言えば、水虫が巻き爪の原因となる可能性はあります。
いわゆる「爪水虫」の悪影響によるものです。
「爪水虫」とは、水虫菌(白癬菌(はくせんきん))が爪に巣くった状態のことを指しており、爪がこの状態になってしまうと爪が分厚くなって茶色に混濁・変色しています。
その他にも、爪自体がボロボロになるという症状も現れます。
また、すでに巻き爪になっている人がこの爪水虫になると、巻き爪による爪の変形などの症状がさらに悪化する傾向があることにも注意をしてください。
「自分は巻き爪だけど、水虫ではないから無関係」とはならないわけです。
一般的に、爪水虫は皮膚の水虫と異なり、治療が難しいことにも問題になることがあります。
巻き爪の原因が水虫である時の治療方法とは?
基本的に「爪水虫の治療」と「巻き爪の治療」の両方が必要になります。
爪水虫の治療を行う場合、白癬菌の繁殖を抑制し、殺菌的な作用のある抗真菌薬を使用することが多いです。
抗真菌剤には外用薬(患部に塗るタイプ)と内服薬(飲むタイプ)があるため、医師の方と相談して症状にあったものを使用しましょう。
外用薬と内服薬のどちらを利用するにせよ、専門家に診てもらうことが鉄則ですからね。
また、それぞれの特徴としては、外用薬は軽症の爪水虫に使われることが多く、爪が生えかわるまで約6ヶ月~1年間にわたり1日1回塗り続けます。
内服薬と違い、全身的な副作用が発生する可能性が低いことも良い点ですね。
内服薬の場合は、重篤な症状が現れている爪水虫に使われることが多いです。
ただ、内服薬の使用による副作用として、胃腸障害や肝機能障害を生じる可能性があり、また、他の病気の治療のため内服中の薬がある時は使用できない可能性もあります。
くわしくは内服中の薬の詳細を医師の方に伝え、指示を受けるようにしてください。
次に、巻き爪の治療に関してですが、爪水虫を併発している状態だと、巻き爪の症状が重篤化している可能性が高いです。
例えば、痛みなどにより歩行が困難な状態にあるなどですね。
こうなると、個人での治療では限界があるため、すぐに病院を受診するようにしてください。
病院を受診する場合は、皮膚科か形成外科を受診すれば大丈夫です。
あるいは、巻き爪の治療を専門とする医院もあるようなので、そういったところを利用するのも良いでしょう。
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まとめ
巻爪に加えて水虫まであると本当に辛いですよね。
そのような状態を一刻でも早く改善するために、この記事がお役に立てれば幸いです。