「急な下痢でお腹が痛い……!」
こういった経験をした方は多いのではないでしょうか?
急に腹痛・下痢に襲われると、本当に辛いですよね。
しかし、その原因がわからないと効果的な対策を講じにくいかと思います。
そこで今回の記事では、
- 急な下痢の原因はこれ!
- 急な下痢になった時の対処方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
急な下痢の原因はこれ!
1・暴飲暴食
急な下痢の最も多い原因は暴飲暴食です。
食べ過ぎた食べ物が、腸で消化しきれずに下痢になってしまうわけですね。
その他には、アルコールの過剰摂取や冷たい飲み物の飲み過ぎも、胃腸への大きな負担となるため、下痢の原因となることがあります。
また、短時間の内に水分を大量に摂取してしまうと、腸が水分を吸収しきれずに下痢となることがあります。
夏のような暑い季節だと、冷たい飲み物を頻繁に飲むことが多いため、注意をする必要があるでしょう。
2・ストレス
現代日本人の多くは、毎日たくさんのストレスに悩まされています。
精神的な不安や苦痛、緊張によって自律神経のバランスが崩れると、腸が過敏に反応してぜん動運動が過度に活発になり、下痢が引き起こされる可能性があります。
例えば、仕事の失敗を叱責された時に、急に下痢になる場合はストレスが原因だと考えられます。
また、このストレスによる下痢の大半を占めるのが「過敏性腸症候群」です。
過敏性腸症候群は、病院などの検査では異常が発見できないにもかかわらず、腹痛を伴う下痢が続いたり、下痢と便秘を交互に引き起こしたりする症状のことを指します。
3・食中毒
O157感染症のような食中毒に感染してしまうと、急な下痢の症状に襲われることがあります。
例えば、食中毒は一般に、気温が高くなる初夏から初秋にかけて増加する傾向にあります。
この時期は、食中毒菌が増えるのに適した気温であり、食品などの不衛生な取扱いなどの条件が重なることにより発生しやすくなると考えられています。
実際、過去に起こった食中毒事件の多くはこの季節に発生しています。
4・服薬
服薬による副作用で下痢になることがあります。
例えば、抗生物質を飲み始めて比較的早期に腹痛、水のような下痢、血の混じった下痢などの症状が出る可能性が考えられます。
薬に関する情報は製品に記載されている可能性があるので、まずは取扱説明書などを確認すると良いでしょう。
あるいは、薬を処方した病院に相談をするようにしてください。
急な下痢になった時の対処方法とは?
1・下痢止め薬を使う
通勤・通学中のように、すぐにトイレに行けないような環境であれば、市販されている下痢止めの使用をおすすめします。
製品にもよりますが、水がなくても飲めるタイプのものもあるため、場所を選ばずに使用することができます。
ただし、緊張やストレスに伴う下痢などであれば良いですが、食中毒などの病気に対して下痢止めを使用することは絶対にやめておきましょう。
例えば、食中毒の場合は身体の中にある悪性の細菌などを排出するために下痢が発生するため、下痢止めを使ってしまうとこれらが身体の中に留まり、さらに症状が悪化することが懸念されるからです。
2・病院を受診する
急激な下痢の症状が、食中毒などによるものであれば、すぐに病院を受診するようにしましょう。
場合によっては命に関わる可能性があるため、必要であれば救急車を呼ぶなど迅速な対応をしてください。
また、激しい下痢は脱水症状を引き起こすことがあるので、水分補給はしっかり行いましょう。
この時の水分補給は、ただの水よりも塩分や糖分を含んだスポーツドリンクや経口補水液の方が、体内で水分が吸収されやすいのでおすすめです。
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まとめ
急な下痢に襲われると、本当に辛いことになってしまいますよね。
そのような事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。