「口呼吸」とは鼻からの呼吸を行わずに口から呼吸をすることを言います。
この口呼吸ですが、常態化してしまうと様々な問題を引き起こしてしまいます。
しかし、口呼吸の原因がわからないと対処が難しいですよね。
そこで今回の記事では、
- 口呼吸の原因とは?
- 口呼吸の危険性とは?
これらの情報をまとめてみました。
口呼吸の原因とは?
口呼吸の原因としては、以下のようなものが挙げられます。
2・歯並び
3・癖になっている
4・筋肉の衰え
以上です。
1番目の「鼻づまり」はそのままですね。
何らかの理由で鼻づまりが発生していると、鼻呼吸が難しくなるため口呼吸をしてしまうことがあります。
一番身近なものとしてはアレルギー性鼻炎が挙げられます。
例えば、花粉症がアレルギー性鼻炎に該当します。
また、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)によって鼻呼吸がスムーズにできなくなり、その結果口呼吸になってしまうこともあります。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)とは、鼻の周囲・頬の奥や眼の奥にある副鼻腔内の炎症が慢性化することで、黄色い鼻汁、鼻づまり、頭痛、顔面痛などが現れる症状のことです。
2番目の「歯並び」とは、歯並びが原因で口を閉じることができず、その影響で口呼吸をすることを指しています。
さらに、口呼吸を長期間続ける状態になると、顎の形や舌の位置に影響を与え、だんだんと歯並びや咬み合わせに悪影響を与えるとされています。
つまり、口呼吸の原因が歯並びの悪さだと、口呼吸がさらに歯並びを悪くしてしまうという悪循環に陥る恐れがあるわけですね。
また、普段口を開けたままの癖があると睡眠時にも口が開いた状態になる可能性が高いです。
とくに仰向けで寝ると舌が沈下しいびきをかきやすくなります。
その結果、後述する「睡眠時無呼吸症候群」などの睡眠障害を発生させることにも繋がる可能性があります。
3番目の「癖になっている」はそのままですね。
例えば、風邪などの一時的な鼻炎の影響で口呼吸をしていると、それが癖になって鼻炎が治った後でも続けることがあります。
上記のような何らかの原因があるわけではないので、意識して癖を直すようにして鼻呼吸をするようにしたいところです。
もちろん、2番目にもあるように口呼吸を長期間続ける状態になると、顎の形や舌の位置に影響を与え、だんだんと歯並びや咬み合わせに悪影響を与えるとされています。
このような慢性的な不調・悪影響をもたらす恐れがありますからね。
最後の「筋肉の衰え」とは、口の周りにある口輪筋の筋力による影響を指しています。
口呼吸が常態化してしまうと、口を閉じる力である口唇閉鎖力が低下してしまいます。
その結果、口の周りにある口輪筋の筋力が低下し、口を開けている状態が続いてしまうわけです。
その結果、開きっぱなしの口で呼吸する癖がつくなどして口呼吸に繋がる可能性があるわけですね。
口呼吸の危険性とは?
口呼吸を続けていると、様々な危険が生じる可能性があります。
例えば、
2・免疫力が下がり、風邪をひきやすくなる
3・虫歯や歯周病の発生
4・歯並びを悪化させる
以上です。
これらは口呼吸による口の周りにある口輪筋の筋力低下や、口の中が乾燥することによって発生します。
とくに、唾液による保護効果が著しく損なわれるため、2・3番のような口内の問題が頻発する恐れがあります。
また、歯並びについては、口呼吸によって頬粘膜の圧力が優位になると、頬からの力により歯列が内側に押され狭くなり、その結果、歯並びが乱れることがあります。
通常は舌の圧力と唇の力、頬の粘膜からの圧力がバランスを取り、歯並びを正常な位置にするのですが、口呼吸によってこのバランスが崩れるわけですね。
まとめ
口呼吸の原因としては、以下のようなものが挙げられます。
2・歯並び
3・癖になっている
4・筋肉の衰え
以上です。
また、口呼吸を続けていると、様々な危険が生じる可能性があります。
例えば、
2・免疫力が下がり、風邪をひきやすくなる
3・虫歯や歯周病の発生
4・歯並びを悪化させる
以上です。