「蜘蛛」を家の中で見かけることがありますが、こういった蜘蛛はどういった虫を食べているのかよくわからないかと思います。
蜘蛛は害虫を食べる益虫であるという話はよく聞きますが、どんな害虫を食べるのか、食べた害虫はどうなるのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- 蜘蛛はどんな害虫を食べる?
- 蜘蛛が食べた害虫はどうなる?
これらの情報をまとめてみました。
蜘蛛はどんな害虫を食べる?
蜘蛛はどんな害虫を食べるのかと言うと「その蜘蛛の種類」によります。
より具体的には、蜘蛛は肉食性の虫であり、生きている獲物ならほとんどの虫を食べることができます。
ただ、蜘蛛の体格を大きく超えるような相手を食べることはまず不可能です。
例えば、身体が小さなハエトリグモが成虫のゴキブリを食べることはまずできません。
両者の体格が違いすぎるからです。
ハエトリグモであれば、ショウジョウバエ・ユスリカ・蚊・アリ・カメムシ・幼虫のゴキブリなどの小さい虫をエサとして食べています。
逆に、身体の大きいアシダカグモが成虫のゴキブリを食べることは十分に可能です。
このように、蜘蛛はその身体の大きさに合った獲物を食べて生きています。
また、蜘蛛には自分の糸で巣を作る「造網タイプ」と、巣を作らずに獲物を直接追いかける「徘徊タイプ」があります。
前者はジョロウグモなどが該当し、後者はアシダカグモなどが該当します。
そして、前者の場合は巣にかかった獲物を食べるという習性であるため、場合によっては自分の体格を超える大きさの虫を食べることもあります。
例えば、蜘蛛の巣に引っかかるのは蝶のような昆虫のイメージがありますが、セミのような大きい虫が引っかかることがあります。
もちろん、巣にうまく引っかかればセミのような力がある大きい虫でも、蜘蛛は食べることができます。
以下の動画でその光景を見ることが可能です。
蜘蛛が食べた害虫はどうなる?
蜘蛛が食べた害虫は、身体の中身が無いスカスカの状態になります。
これは、蜘蛛がどうやってエサになる虫を食べているかと関係があります。
基本的に、蜘蛛はエサとなる虫を丸呑みにすることや、噛み砕いて食べることができません。
ではどうするのかと言うと、蜘蛛は牙であけた小さな穴から毒液や唾液を獲物の体内に流し込み、それによって溶けてスープ状になった獲物の組織を吸い出すという形で捕食します。
その結果、身体の外側だけが残るので、中身がスカスカの残骸が食べ残しとして残るというわけですね。
蜘蛛の巣に、蜘蛛の糸でグルグル巻きになっている玉のようなものがあれば、エサの残骸の可能性があるかと思います。
また、ハエトリグモなどの徘徊タイプの場合、エサの残骸が床などに落ちていることもあります。
こちらは糸でグルグル巻きにしないので、比較的原型を留めた状態の残骸となることが多いようです。
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まとめ
蜘蛛はどんな害虫を食べるのかと言うと「その蜘蛛の種類」によります。
より具体的には、蜘蛛は肉食性の虫であり、生きている獲物ならほとんどの虫を食べることができます。
ただ、蜘蛛の体格を大きく超えるような相手を食べることはまず不可能です。
例えば、身体が小さなハエトリグモが成虫のゴキブリを食べることはまずできません。
また、蜘蛛が食べた害虫は、身体の中身が無いスカスカの状態になります。
これは、蜘蛛がどうやってエサになる虫を食べているかと関係があります。
基本的に、蜘蛛はエサとなる虫を丸呑みにすることや、噛み砕いて食べることができません。
ではどうするのかと言うと、蜘蛛は牙であけた小さな穴から毒液や唾液を獲物の体内に流し込み、それによって溶けてスープ状になった獲物の組織を吸い出すという形で捕食します。
その結果、身体の外側だけが残るので、中身がスカスカの残骸が食べ残しとして残るというわけですね。