「セアカゴケグモ」は毒蜘蛛として有名です。
しかし、セアカゴケグモに噛まれた時の症状や対処方法については知らない方が多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、
- セアカゴケグモに噛まれた時の症状とは?
- セアカゴケグモに噛まれた時の対処方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
セアカゴケグモに噛まれた時の症状とは?
セアカゴケグモに噛まれた際に現れる症状としては、以下のようなものが挙げられます。
具体的には、
2・噛まれた部分の周囲が腫れて赤くなる
3・身体全体に痛みが広がる
4・発汗、発熱、脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状
5・吐き気、嘔吐、めまい、高血圧、呼吸困難、排尿困難、関節痛などの強い全身症状
6・胸部の痛みは心臓発作による痛みと間違われることもある
以上です。
そして、セアカゴケグモに噛まれた際の特徴として、「時間が経つほどに痛みが増してくる」というものが挙げられます。
つまり、噛まれた直後は患部やその周辺だけに症状が現れますが、3~4時間が経過すると全身に症状が現れ始めるというわけです。
症状が出るまでに時間がかかるため、自分がセアカゴケグモに噛まれたことに気が付かない場合もあるようです。
また、セアカゴケグモに噛まれてしまっても、数日から数ヶ月で回復する例が多く、重症になることはほとんどありません。
ただ、子どもや高齢者の方は危険な場合もありますので、体調や現れる症状に注意が必要です。
セアカゴケグモに噛まれた時の対処方法とは?
セアカゴケグモに噛まれた時の対処方法としては、「患部を消毒すること」と「噛まれた箇所を冷やすこと」が重要です。
「患部を消毒すること」ですが、これは水や石鹸などを使って噛まれた箇所を洗うようにしてください。
その際は、傷口をやさしく洗い流すようにして、あまり強い刺激を与えないよう注意をしておきましょう。
2番目の「噛まれた箇所を冷やすこと」ですが、氷や保冷剤を入れたビニール袋を患部に当てるといった方法があります。
氷がすぐに準備できない場合は、患部を水道水などの流水で冷やすやり方もあります。
次に、応急処置が終わったらできるだけ早く最寄りの病院を受診してください。
そして、可能であれば噛んだクモを殺虫剤など駆除して、その死骸を病院まで持参してください。
噛んだクモの情報があれば、適切な治療に繋げることができるからですね。
また、呼吸困難や嘔吐、めまいといった強い症状が現れている場合は、迷わずに救急車を呼びましょう。
前章にもあるように、とくに子どもや高齢者の方は危険な状態になる可能性があります。
セアカゴケグモに噛まれないようにするために
基本的に、セアカゴケグモは屋外の日当たりがよく暖かい場所、昆虫などのエサが豊富な場所などに巣を作ります。
花壇のブロックや側溝の内部、エアコン室外機と壁とのすき間などですね。
そのため、清掃や花壇の手入れなど屋外で作業するときは、必ず軍手などを着用して自分を守るようにしてください。
また、セアカゴケグモが生息していそうな場所には近寄らない、あるいは、蜘蛛の巣が作られないようこまめに清掃するようにしましょう。
セアカゴケグモに関するその他の情報
まとめ
セアカゴケグモに噛まれた場合、この記事にあるような症状が現れる可能性があります。
適切な応急処置をして、すぐに病院を受診するようにしてください。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。