「ヒメマルカツオブシムシ」は衣類を食い荒らす害虫として知られていますが、発生源となる卵がどこにあるのかよくわかりませんよね。
大切な洋服を守るためにも、ヒメマルカツオブシムシは成虫も卵もしっかりと駆除したいものです。
そこで今回の記事では、
- ヒメマルカツオブシムシの卵はどこ?
- ヒメマルカツオブシムシの卵は洗濯すれば駆除できる?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ヒメマルカツオブシムシの卵はどこ?
多くの場合、ヒメマルカツオブシムシの卵は、薄暗い場所に保管されているふっくらした素材の洋服の上などにあります。
ヒメマルカツオブシムシの成虫は光に集まる習性があるのですが、幼虫は逆に光を忌避して暗闇を好む習性があります。
つまりヒメマルカツオブシムシの成虫は産卵のために、タンスやクローゼットなどの暗い場所に収納されている衣類に戻ってくるわけです。
ちなみに、ヒメマルカツオブシムシの成虫はおおよそ20~100個の卵を生むことができます。
さらに、ヒメマルカツオブシムシの成熟した幼虫は絶食に非常に強いという特徴があり、6ヶ月~12ヶ月の絶食に耐えることができます。
これらの特徴があるため、環境さえ整ってしまえばヒメマルカツオブシムシが大量発生することがあるわけですね。
幼虫は飢餓に強いという特徴もあるため、家具の裏側などで幼虫が駆除作業から生き残ってしまうと、再度大量発生することもあるやっかいな害虫です。
ヒメマルカツオブシムシの卵は洗濯すれば駆除できる?
結論から言えば、「衣類についているヒメマルカツオブシムシの卵は洗濯すれば駆除可能」です。
基本的に洗濯機で衣類を洗うことができれば、ヒメマルカツオブシムシの卵や幼虫を駆除できるでしょう。
しかし、衣類の素材によってはそもそも洗濯機で洗えなかったり、手洗いのみの衣類もあります。
そういった場合は、衣類に付着しているヒメマルカツオブシムシの卵を駆除できない可能性があります。
さらに、ヒメマルカツオブシムシの卵の色は乳白色で、1mm未満と非常に小さいため、目視して卵を取り除くということが困難であることも問題になります。
そのため、ヒメマルカツオブシムシの卵があると疑わしい衣類は、まるごと駆除処理できるような方法で対処することが望ましいです。
また、ヒメマルカツオブシムシは「高熱処理」という方法でも駆除できます。
これは、ヒメマルカツオブシムシの幼虫が65℃以上の高熱に耐えられないことを利用した駆除方法です。
卵にも同様の効果があるので大丈夫です。
具体的なやり方としては、まずアイロンを使用しましょう。
スチームアイロンでも問題ありません。
布団のような大型のものであれば、コインランドリーの高熱乾燥機を使う方法がおすすめです。
コインランドリーの乾燥機は約80℃の高温で回転しながら乾燥させるため、ヒメマルカツオブシムシに対して高い駆除効果が期待できます。
注意点としては、乾燥機にかけても大丈夫な素材かどうかを確認してから、乾燥機を利用するようにしましょう。
バルサン 火をつかわない 水タイプ くん煙剤 12.5g × 3個 (6~8畳・10~13㎡ 用 × 3個) 家中のいやーな虫をまるごと殺虫 ・スミズミまでよく効く
ヒメマルカツオブシムシに関するその他の情報
ヒメマルカツオブシムシが大量発生する原因とは?駆除方法も紹介
ヒメマルカツオブシムシが布団にいる時の駆除方法とは?布団乾燥機で駆除できる?
ヒメマルカツオブシムシの発生原因とは?どこから現れる?対策方法は?
まとめ
ヒメマルカツオブシムシが発生してしまうと、駆除作業は非常に大変です。
ヒメマルカツオブシムシの卵・幼虫・成虫をすべて駆除して、大切な衣類を守りたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。