「ヒメマキムシ」という小さな虫が家の中に現れることがあります。
繁殖条件が揃うと大量発生することもある昆虫なのですが、具体的にどうった虫なのかよくわかりませんよね。
また、ヒメマキムシの駆除方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- ヒメマキムシとはどんな害虫?
- ヒメマキムシがどこから現れるのか?
- ヒメマキムシの駆除方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ヒメマキムシとはどんな害虫?
「ヒメマキムシ」とは、成虫・幼虫ともに体長2mm以下の小さな虫です。
成虫は微小の褐色の甲虫の姿で、
2・上翅に条や点刻を持つ
3・脚のふ節は前脚、中脚、後脚ともに4節からなる
以上ような特徴をもっています。
一口に「ヒメマキムシ」と述べていますが、実際のところヒメマキムシには種類が多数存在し、ヒメマキムシ科で言うと約500種程世界に生息していると言われています。
また、ヒメマキムシの食性は成虫・幼虫共に菌類を食べます。
野外であれば、枯れ木や枯草で繁殖しているカビの胞子や菌糸を食べているわけですね。
そのため、スズメバチのような毒をもっておらず、シロアリのように家屋に被害を与えるわけでもありません。
ただ、住宅内の湿気が多く、カビが繁殖した壁(漆喰)・床・畳などの下から多数発生することがあるため、人間に直接街を与えない虫ですが、いわゆる不快害虫だとされています。
ヒメマキムシがどこから現れるのか?
ヒメマキムシは基本的に外部から家の中へとやってきます。
例えば、家にある隙間から中に入ってくることもありますし、段ボールやパレットに付着して運び込まれたものが繁殖するといったケースが多いです。
そして、ヒメマキムシが人間の周囲に姿を現れる場合、カビが生えやすいジメっとした湿度が高いが発生源となることが多いです。
また、前章にあるようなカビが発生している壁・床・畳などの下から大量に現れることがあります。
その他には、地下の酒倉・食料倉庫・食品・植物標本などが発生源となる可能性があります。
ヒメマキムシは「湿度が高い」・「エサとなるカビがある」といった条件を満たすと大量発生することが珍しくないため、気がついた時にはすごい数が家の中に発生するといった事態が起こります。
とくに、最近の日本住宅は気密性が高く、暖房器具の充実化によって室内の温度が安定しやすいことから、ヒメマキムシの大量発生の条件を満たしやすくなっていると言えるでしょう。
ヒメマキムシの駆除方法とは?
ヒメマキムシの駆除方法としては、エサとなるカビを取り除くことが有効です。
カビは湿度が高い場所で繁殖するので、窓や扉を開けて空気を乾燥させ、カビが生えている畳などは日光にあてるなどして除湿をすることが効果的です。
もちろん、市販されている消毒用アルコールなどを使って、生えているカビを掃除することも重要ですね。
また、観葉植物や結露がよく発生する窓のカーテンなどは、大量のカビの温床となる可能性があります。
定期的にチェックや掃除をしたり、屋外へ移動させるなどの処置を取ることをおすすめします。
次に、目の前にいるヒメマキムシに対しては市販されている殺虫剤が駆除に効果的です。
スプレータイプやくん煙剤タイプなどを状況に応じて使い分けると良いでしょう。
ただ、ヒメマキムシが大量発生する原因の多くはカビなので、駆除作業と同時にカビの除去や対策も進める必要があることに注意をしてください。
また、あまりにもヒメマキムシが大量発生して手に負えない、カビの掃除が追いつかないなどの場合は、専門業者に依頼をするという方法もあります。
費用がかかってしまいますが、短時間で一気に駆除・掃除をしてくれるので、必要があれば検討してみると良いでしょう。
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ヒメマキムシに関するその他の情報
ヒメマキムシとはどんな害虫?どこから現れるのかや駆除方法とは?
まとめ
ヒメマキムシは人間に直接的な害を与えるわけではありませんが、大量発生すると本当に不快な害虫です。
そんなヒメマキムシが大量発生した場合は、適切な方法で駆除したいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。