「ゴキブリ」がアレルギーの原因となることがあります。
アレルギー症状は慢性的なものとなりやすいため、日常生活や仕事の妨げになってしまいますよね。
そのため、何故ゴキブリがアレルギーの原因となるのか、また、具体的な対策方法を知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- そもそもアレルギーとは？
- ゴキブリがアレルギーの原因になる！
- ゴキブリをアレルギーの原因にしないための対策とは？
これらのことをお伝えさせていただきます。
そもそもアレルギーとは？
そもそも「アレルギー」とは、免疫の過剰反応のことを言います。
人間の身体には外部から花粉などの異物が侵入すると、異物を追い出すために「咳」・「鼻水」・「くしゃみ」などの反応を起こして体外に排出しようとします。
この仕組みを「免疫」といい、病気などから自分の身体を守る大切なシステムなのですが、人によっては無害な物質を異物だと認識し、過剰な反応を起こしてしまうことがあります。
これが「アレルギー」であるわけですね。
具体的には「鼻水が大量に出る」・「くしゃみが頻発する」・「皮膚がかゆくなる」といった症状として現れることが有名です。
ゴキブリがアレルギーの原因になる！
ゴキブリが原因でアレルギーになることがあります。
ゴキブリは人間の家の中で繁殖することがあるわけですが、当然、そのような状態ではゴキブリのフンや死骸は家の中に残り続けます。
ゴキブリが同類の死骸やフンを食べるとはいえ、これらが増える速度の方が早いですからね。
そして、ゴキブリの乾燥した死骸が砕けて粉じんになったものやフンなどを吸い込むと、ぜんそくの症状が現れることがあります。
俗に「ゴキブリぜんそく」と呼ばれる疾患で、アメリカの都市部ではダニよりもゴキブリによるぜんそくが増えているというデータもあるほどですから怖いですよね。
また、ゴキブリが大量に生息している環境では、ダニをはじめとしたアレルギーの原因となる他の害虫がいる可能性が高いです。
そのため、アレルギー症状が現れる可能性が劇的に高くなると言えるでしょう。
ゴキブリをアレルギーの原因にしないための対策とは？
１・ゴキブリを駆除する
ゴキブリのフンや死骸がアレルギーの原因となるわけですから、ゴキブリを駆除することでその可能性を抑えることが出来ます。
目の前にいるゴキブリにはスプレー式の殺虫剤を、隠れているゴキブリには設置型の毒餌を使うと効率的に駆除を行うことが出来るでしょう。
また、ゴキブリのフンや死骸を掃除して処理することも重要です。
ゴキブリは自身の体臭やフンの臭いに集まる習性があるため、これらが残ったままだと家の中へ再びゴキブリが侵入してくる可能性があるからですね。
漂白剤や洗剤、消毒用アルコールなどを使用して掃除をすると良いでしょう。
２・家の中を定期的に掃除する
ゴキブリは人間の髪の毛やフケなどもエサとして成長することが出来ます。
そのため、こういったゴキブリのエサが家の中にないようにするために、定期的な掃除をすることが重要になります。
各部屋を掃除機で掃除したり、家具の隙間に入り込んだホコリを取り除いていきましょう。
また、家の中に使用せず放置しているダンボールがあれば、すぐに処分してしまいましょう。
ダンボールはゴキブリの巣にもなり、エサにもなる存在だからです。
極端なことを言えば、ダンボールと水があればゴキブリがどんどん増えていくことになるので、ささっと処分しておきましょう。
３・家の隙間を塞ぐ
ゴキブリはわずか数ミリ程度の隙間があれば、自由に出入りすることが可能です。
網戸が破れていたり、換気扇やエアコンの配管・配線部分などに隙間があると、そこからゴキブリが家の中へ侵入することがあります。
また、地震などの自然災害や経年劣化などにより、新しい隙間が発生することがあるので、定期的に家の中をチェックしておくと良いでしょう。
小さな隙間であれば、養生用テープなどで塞ぐことが出来るかもしれませんが、大きな亀裂などは修理業者に依頼して直してもらう方が良いでしょう。
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まとめ
ゴキブリが原因でアレルギーになるなんてありえませんよね。
そのような事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。