長時間のスマホなどの使用で若者でも「顎関節症」の症状が現れる方が増えています。
そんな顎関節症ですが、自力で症状を治す方法があるのか気になりますよね。
また、顎関節症でやってはいけない行動も同様です。
そこで今回の記事では、
- 顎関節症を自分で治す方法はある?
- 顎関節症でやってはいけないこととは?
これらの情報をまとめてみました。
顎関節症を自分で治す方法はある?
結論から言えば、顎関節症を自分で治すことは非常に難しいです。
多くの場合、顎関節症の原因となっている要因は複数あり、それらが複合的に作用することで症状が現れます。
つまり、これらの原因を一つ一つ把握して、改善を行っていく必要があるわけですね。
そのため、病院を受診して検査を受けて、専門家に原因を調査してもらうことが最も安全だと言えます。
また、後述しますが、顎関節症を自力でセルフケアすることはリスクが伴うことにも注意をしておきましょう。
例えば、間違ったマッサージのやり方をしていると、かえって顎に負担のかかる結果につながることがあります。
こういったセフルケアのやり方も、病院で教えてもらえるかと思いますので、医師の方としっかりと相談をすることをおすすめします。
顎関節症でやってはいけないこととは?
顎関節症の症状が現れている人の場合、やってはいけないことがいくつか存在します。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・片側で噛む癖
3・歯ぎしり、食いしばり
4・うつ伏せで寝る、頬杖をつく
5・大きく口を開ける
6・市販のマウスピースを使用する
以上です。
1番目の「自己流のマッサージ」ですが、これは自己流のマッサージを行うと、靱帯や筋肉に傷を付けてしまい、逆に状態が悪化する恐れがあるからです。
とくに、マッサージを行っていて痛みを感じる場合は、すぐにマッサージを中断してください。
そして、前章にもあるように、顎関節症の改善のためにマッサージをする場合は、医師の方の指導に従って行うようにしましょう。
2番目の「片側で噛む癖」とは、食事などで食べ物を噛む際に、左側だけで咀嚼を行うことを指しています。
片側だけで物を噛み続けてしまうと、顎関節の動きに左右差が発生し、よく使われる方の顎関節は疲弊してしまうことになります。
その結果、顎関節の動きに問題が生じて痛みなどが発生するわけですね。
また、片側で噛む癖は顎関節症の症状の大きな原因の1つに挙げられ、実際に顎関節症で悩む人の多くがこの癖を持っています。
3番目の「歯ぎしり、食いしばり」とは、一時的なものであれば大丈夫なのですが、歯ぎしり・食いしばりが習慣化していると顎に過剰な負担をかけてしまうため、顎関節症が悪化する恐れがあります。
例えば、スマホなどを画面を覗き込むようにして使っていると、自然と噛みしめる姿勢となるため、これが長時間にわたって続くと顎関節症の原因となる可能性があります。
また、仕事などに集中すると自然と食いしばる人の場合、無意識の内にそういった動作をしているため、気が付きにくいことも注意をする必要があります。
そして、これは次の「うつ伏せで寝る、頬杖をつく」ことも同様で、顎の関節や筋肉を圧迫し、顎関節症の悪化を招きます。
5番目の「大きく口を開ける」とは、そのままですね。
顎関節症の症状が現れている人の場合、顎関節が正常に動かずに「口が開きにくくなっている状態」となっています。
その状態で、無理やり口を大きく開くと、顎関節に大きな負荷をかけることになり、結果的に症状を悪化させてしまうことが懸念されます。
また、頻繁に口を大きく開ける動作は、顎の関節・筋肉が疲労することにも繋がるので注意をしておきましょう。
最後の「市販のマウスピースを使用する」もそのままですね。
市販のマウスピースは自分の歯並びに合わない可能性が無視できないので、それを無理やり使うと逆に負担となってしまい、顎関節症の悪化に繋がります。
顎関節症の対策のためにマウスピースの使用を考えている人は、絶対に歯科・歯科口腔外科で相談しましょう。
こういった病院ではまず歯型をチェックして、個人にあったマウスピースを治療に使用するからですね。
顎関節症に関するその他の情報
まとめ
顎関節症を治療する場合、まずは歯科・歯科口腔外科で相談しましょう。
自力での症状改善は難しく、逆に症状が悪化することもあるからです。