「ピーマン」を調理する際、種やワタを捨てる人がほとんどかと思います。
しかし、ピーマンの種が食べられるという話を聞くことがあります。
実際、ピーマンの種は食べられるのか、食べたとして美味しいのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- ピーマンの種は食べられる?
- ピーマンの種が黒い場合は大丈夫?
- ピーマンの種は美味しいの?
これらの情報をまとめてみました。
ピーマンの種は食べられる?
結論から言えば、ピーマンの種は食べることができます。
種以外の部分、ヘタやワタ部分も同様に問題なく食べらることが可能です。
実際、ヨーロッパでは昔からピーマンのヘタ・ワタ・種の部分を食べています。
日本ではピーマンの種などは捨ててしまいがちですが、食べる分にはまったく問題はありません。
ちなみに、「ピーマンの種には毒がある」話を聞くことがあるかと思います。
しかし、これは厳密には正しくありません。
確かにピーマンの種には、「アルカロイド」と呼ばれる天然の毒性のある苦み成分が含まれています。
しかし、アルカロイドは人間の体の中ではきちんと分解される成分であり、さらに加熱すると消滅するという特徴があります。
そのため、生のまま食べても大丈夫ですし、加熱料理をすればさらに安全になります。
また、そもそもアルカロイドはピーマンを食害する小さな昆虫などから実を守るためのもので、人間のような大きい生物に対しては効果を発揮することはありません。
ピーマンの種が黒い場合は大丈夫?
結論から言えば、ピーマンの種が黒くなっていた時には種やワタを取り除いた方が無難です。
というのも、ピーマンの種が黒くなっているのは、食べ頃を過ぎている可能性があるからですね。
多くの場合、スーパーなどではピーマンは皮の色が緑色で種が白い状態で販売されています。
この状態のピーマンは成長の途中のものであり、まだ熟していない状態になっています。
成長途中のピーマンをそのまま放置して生育させると、皮の色は緑色から黄色・オレンジ色・赤色へと変わっていきます。
同様に、ピーマンの種の色も白から茶色、黒色へと変化していきます。
種が黒いということは、そのピーマンがかなり熟した状態だということ意味しています。
その状態のピーマンが腐っているわけではないのですが、腐り始める直前である可能性も考えられるため、種が黒い場合は食べることを避けた方が良いでしょう。
ピーマンの種は美味しいの?
一般的に、ピーマンの種やワタの部分は、実の部分よりも苦みが強い傾向があります。
これは前章にある「アルカロイド」の影響で、生の状態で食べるのが辛い場合は、種やワタを加熱調理するのがおすすめです。
火を通すことで苦みが和らぎ、小さな子どもでも食べやすい味にすることができますからね。
種はプチプチとした食感を持っており、独特な食感から料理にアクセントとして使うことができます。
また、苦味がどうしても気になるという方は、肉類と組み合わせて調理をすることをおすすめします。
例えば、「ピーマンの肉詰め」などが代表的でしょうか。
種とワタは肉だねとの相性が非常に良く、苦みや食感が気にならない仕上がりにすることができるからです。
ピーマンに関するその他の情報
まとめ
結論から言えば、ピーマンの種は食べることができます。
種以外の部分、ヘタやワタ部分も同様に問題なく食べらることが可能です。
実際、ヨーロッパでは昔からピーマンのヘタ・ワタ・種の部分を食べています。
また、ピーマンの種が黒くなっていた時には種やワタを取り除いた方が無難です。
ピーマンの種が黒くなっているのは、食べ頃を過ぎている可能性があるからですね。
最後に、ピーマンの種やワタの部分は、実の部分よりも苦みが強い傾向があります。
これは「アルカロイド」の影響で、生の状態で食べるのが辛い場合は、種やワタを加熱調理するのがおすすめです。