「ピーマン」は美味しくて便利な野菜なので、多くの料理に使っているかと思います。
そんなピーマンですが、害虫被害などを避けるため農薬を使っている点が気になる方は多いのではないでしょうか?
また、残留農薬の落とし方についても知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- ピーマンには残留農薬が多い?
- ピーマンの残留農薬の落とし方とは?
これらの情報をまとめてみました。
ピーマンには残留農薬が多い?
結論から言えば、ピーマンは残留農薬が多い野菜だとされています。
日本は温暖多雨な気候であるため、野菜に病害虫が発生しやすく、その分海外よりも多く農薬を使用しているためですね。
ただし、日本で農業に使われている農薬は、国に認められたものだけとなっています。
つまり、残留性が高く人体影響を及ぼすものや環境に悪影響を与える強い農薬は、そもそも販売が禁止されています。
例えば、ホームセンターなどで販売されている農薬には「農林水産省登録第○号」などの表記がされており、国に認められた農薬となっていることがわかります。
また、登録された農薬であっても使用できる作物や時期、量などの使用基準が厳格に定められており、使用基準以外の方法で使用することを禁止しています。
そのため、国が定めた基準を守って使われている農薬であれば、国の考えとしては安全だとされているわけですね。
とは言え、それでも「ピーマンの残留農薬の影響が心配だ」という方はいらっしゃるかと思います。
そこで、次章ではピーマンの残留農薬を落とす方法についての情報をまとめています。
ピーマンの残留農薬の落とし方とは?
ピーマンの残留農薬の落とし方には、いくつかの方法があります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・ピーマンを水にさらす
3・ピーマンを野菜用洗剤で洗う
4・農薬除去スプレーを使う
以上です。
1番目の「ピーマンを流水で洗う」はそのままですね。
日本の農薬は水溶性であることが多いため、ピーマンを流水で洗うだけでも効果があります。
流水で30秒以上しっかりと洗えば、付着している農薬をほぼ落とすことができるかと思います。
ただ、このやり方では残留農薬をすべて完全に落とせるとは限りません。
というのも、農薬のすべてが水溶性であるわけではありませんし、トマトなど茎に果実がなる野菜は雨が降っても農薬が落ちないように、展着剤が使われていることも多いからです。
また、ボウルなどに溜めた水の中でピーマンを洗ってしまうと、水で落ちた農薬が再び野菜についてしまうことに注意をしておきましょう。
2番目の「ピーマンを水にさらす」とは、酢水や重曹をとかした水にピーマンを漬けることです。
酢水を使う場合は、酢1:水2、塩水の場合は水に対して2%の塩を加えて作りましょう。
一般的な農薬の多くが酸性であり、重曹を溶かすことでアルカリ性になった水に浸けることで、ピーマンに付着している酸性の農薬が中和されて落ちやすくなるのではないかと考えられています。
また、食品用の重曹と掃除用の重曹があるため、残留農薬を落とす目的で使う場合は食品用の重曹を購入しましょう。
3番目の「ピーマンを野菜用洗剤で洗う」はそのままですね。
野菜用洗剤とは、農作物の残留農薬・展着剤の除去や、食材の除菌・抗菌に使える野菜洗浄剤です。
各メーカーでさまざまな原料を使って洗剤を作っているので、自分にあった洗剤を使うと良いでしょう。
例えば、ホッキ貝を高温で焼きパウダー状にしたものを水に溶かすことで、アルカリ水を作ることが出来ます。
上記にもあるように、農薬の多くが酸性であるため、ピーマンの残留農薬を落としやすくなるかと思います。
最後の「農薬除去スプレーを使う」もそのままですね。
残留農薬を落とすのに効果がある農薬除去スプレーも販売されています。
商品の使用目的が「残留農薬の除去」であるため、ピーマンをはじめ、多くの野菜に対して効果が期待できます。
農薬除去スプレーを使う場合はピーマンに直接スプレーを噴霧した後、流水で洗い流すだけで大丈夫です。
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ピーマンに関するその他の情報
まとめ
ピーマンの残留農薬の落とし方には、いくつかの方法があります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・ピーマンを水にさらす
3・ピーマンを野菜用洗剤で洗う
4・農薬除去スプレーを使う
以上です。