「ヒラタキクイムシ」と言う害虫の名前を聞くことがありますが、どんな害虫なのかよくわからない方は多いのではないでしょうか?
ヒラタキクイムシはどのような害をもたらすのか、発生源や対策方法などを知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- ヒラタキクイムシとはどんな害虫?
- ヒラタキクイムシの発生源はどこ?
- ヒラタキクイムシの対策方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
ヒラタキクイムシとはどんな害虫?
「ヒラタキクイムシ」とは、エサとして木材を食べることから、「家屋害虫」のほかにも「建材害虫」・「家具害虫」・「文化財害虫」などといった変わった呼ばれ方をする害虫です。
木を食うキクイムシの中でも、平たい身体をしていることから「ヒラタ」の名前がついたとされています。
成虫のヒラタキクイムシは赤褐色から暗褐色をした、体長3~8mmほどの細長い甲虫になります。
幼虫は黄白色をしたイモムシの姿をしており、体長は成熟したもので5mmほどの大きさとなります。
ヒラタキクイムシは、成虫・幼虫ともに木材を食害して成長し、ほぼ1年間木材に対して被害をもたらします。
とくに、幼虫でいる期間が最も長く、約10ヵ月間もの間、木材の内部を食い荒らして育ちます。
ただ、ヒラタキクイムシはどんな木材でも食べるというわけではなく、その木材が幼虫の発育に適した環境かどうかによります。
主な被害としてはまず床のフローリング材が挙げられ、その他では木製の家具、屋根裏に使用されている木材などが食害にあいます。
木材の種類としては、ラワン・ナラ・ケヤキ・シオジ・タモ・キリなど広葉樹の乾材が被害を多く受ける傾向にあります。
これは、ヒラタキクイムシの幼虫の発育には、でんぷんの含有量が3%以上、水分を12~15%含んだ辺材(木の外側に近い部分)部が適しているためですね。
逆に、木材の中の水分が多すぎると、幼虫は生存・成長することができません。
また、幼虫のエサとなるでんぷん質があるのは辺材部であり、心材にはないため、心材部分が食害にあう可能性は低いです。
さらに、木造住宅の柱や梁に使用されるスギやヒノキなどの針葉樹は、ヒラタキクイムシの成虫が卵を産みつける導管がないため、食害されません。
ヒラタキクイムシの発生源はどこ?
ヒラタキクイムシの発生源としては、外部からの侵入がほとんどです。
例えば、引っ越しで家具を移動させる時に、ヒラタキクイムシが一緒にくっついてくるなどですね。
人から家具を譲ってもらったり、中古品の家具を購入した場合も同様です。
家の中に侵入したヒラタキクイムシは、上記にあるような木材に卵を産み、幼虫・成虫ともに木材を食い荒らして成長していきます。
ヒラタキクイムシの対策方法とは?
ヒラタキクイムシの対策方法としては、以下のようなものが挙げられます。
2・薬剤を塗布する
3・掃除の際に家具をチェックする
4・ラワンなどの広葉樹を避け、スギやヒノキなど針葉樹を使用する
5・家具を移動させる際は、ヒラタキクイムシがついていないかをチェックする
以上です。
前章にもあるように、ヒラタキクイムシは家の外からやってくる害虫なので、まずは家に入れないことが重要になります。
塗料や薬剤を使ってヒラタキクイムシが近寄れないようにしたり、家具を定期的に点検して早期発見に務めるわけですね。
また、ヒラタキクイムシのエサとなる種類の木材を家具などに使わないことも重要です。
エサとなるものがないとヒラタキクイムシは生存できませんし、繁殖を阻止することにも繋がります。
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まとめ
「ヒラタキクイムシ」とは、エサとして木材を食べることから、「家屋害虫」のほかにも「建材害虫」・「家具害虫」・「文化財害虫」などといった変わった呼ばれ方をする害虫です。
木を食うキクイムシの中でも、平たい身体をしていることから「ヒラタ」の名前がついたとされています。
成虫のヒラタキクイムシは赤褐色から暗褐色をした、体長3~8mmほどの細長い甲虫になります。
幼虫は黄白色をしたイモムシの姿をしており、体長は成熟したもので5mmほどの大きさとなります。
ヒラタキクイムシは、成虫・幼虫ともに木材を食害して成長し、ほぼ1年間木材に対して被害をもたらします。
とくに、幼虫でいる期間が最も長く、約10ヵ月間もの間、木材の内部を食い荒らして育ちます。
また、ヒラタキクイムシの発生源としては、外部からの侵入がほとんどです。
例えば、引っ越しで家具を移動させる時に、ヒラタキクイムシが一緒にくっついてくるなどですね。
ヒラタキクイムシの対策方法としては、以下のようなものが挙げられます。
2・薬剤を塗布する
3・掃除の際に家具をチェックする
4・ラワンなどの広葉樹を避け、スギやヒノキなど針葉樹を使用する
5・家具を移動させる際は、ヒラタキクイムシがついていないかをチェックする
以上です。