「黄砂」は毎年日本に飛来してきますが、この黄砂が花粉症の症状を悪化させるという話を聞くことがあります。
花粉症で苦しむ人にとっては冗談ではないですが、本当かどうかよくわからないかと思います。
また、黄砂による症状や対策方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 黄砂で花粉症が悪化する?
- 黄砂による症状とは?
- 黄砂の対策方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
黄砂で花粉症が悪化する?
結論から言えば、黄砂によって花粉症の症状が悪化する可能性はあります。
これは、黄砂にはアレルギーを誘発する物質が含まれていることが原因です。
この物質によって、すでに発症している花粉症の症状がさらに悪化する恐れがあるわけですね。
黄砂に含まれるアレルギーを誘発する物資は花粉よりもさらに細かい粒子であるため、吸い込むと肺まで到達し呼吸器系や心血管系に悪影響を与えるとされています。
また、花粉症の対策をすでにしていて、花粉が少ないと言われている日でも症状が重い場合は黄砂による影響を疑った方が良いかと思います。
黄砂による症状とは?
黄砂によって現れる症状としては、以下のようなものが挙げられます。
2・結膜炎
3・鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状
4・気管支ぜんそくや肺炎などの呼吸器疾患
以上です。
1~3番目の症状に関しては経験したことがある人が多いのではないでしょうか?
黄砂によって目に激しいかゆみが生じたり、目の中がゴロゴロする・痛みを感じるといった症状です。
4番目の黄砂による気管支ぜんそくの入院は、特に子どもと高齢者への影響が大きいとされています。
そして、すでに何らかの呼吸器疾患がある方の場合はさらに注意が必要になります。
これは、症状が悪化するといったことが懸念されるためです。
予防策としては、黄砂が飛来している時は不要不急の外出を控えたり、不織布マスクなどを着用したりして黄砂を吸い込む量を減らすことが効果的です。
環境省や気象庁のホームページなどでは、黄砂の飛来情報を発信しているのでチェックしておくと良いでしょう。
黄砂の対策方法とは?
黄砂の対策方法としては、以下のようなやり方が挙げられます。
2・できるだけ窓を開けない
3・洗濯物はなるべく部屋干しにする
4・室内の掃除をする
5・空気清浄機を活用する
以上です。
1番目の「身体に付着している黄砂を落とす」はそのままですね。
黄砂が飛んでいる状況で外出すると、当然身体や衣服などには黄砂が付着した状態となっています。
そのまま家の中に入ってしまうと、室内に黄砂を持ち込むことになります。
そのため、外出から帰宅した際、玄関前で服や髪をはたいて、付着している黄砂を落としてから室内に入りましょう。
その後、すぐにうがい・手洗い・洗顔をすれば、黄砂を外から持ち込むリスクを最小限に抑えられます。
2・3番目の「できるだけ窓を開けない」・「洗濯物はなるべく部屋干しにする」も同じですね。
外部から黄砂が室内に入ってくることを予防するわけです。
ちなみに、室内の換気をしたい場合は、気象庁のホームページなどにある黄砂予報などを確認して、黄砂が少ない日に行うと良いでしょう。
4番目の「室内の掃除をする」とは、室内に入ってしまった黄砂を掃除で取り除くことです。
人の出入りやドアや窓の開閉で、多少の黄砂は室内に入ってしまうからですね。
基本的によく人が出入りする場所に黄砂が落ちやすいので、そういった場所を重点的に掃除すると良いでしょう。
また、廊下などはもちろん、網戸やエアコンのフィルターなどの掃除も忘れないように気をつけてください。
最後の「空気清浄機を活用する」も掃除と同じです。
室内の掃除は人間が能動的に行う必要がありますが、空気清浄機を活用すれば自動的に黄砂を取り除いてくれます。
ただ、空気清浄機を活用する場合は、その空気清浄機が黄砂や有害物質をフィルターで捕らえられるか確認しておくようにしましょう。
まとめ
黄砂によって花粉症の症状が悪化する可能性はあります。
これは、黄砂にはアレルギーを誘発する物質が含まれていることが原因です。
この物質によって、すでに発症している花粉症の症状がさらに悪化する恐れがあるわけですね。
また、黄砂によって現れる症状としては、以下のようなものが挙げられます。
2・結膜炎
3・鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状
4・気管支ぜんそくや肺炎などの呼吸器疾患
以上です。
そして、黄砂の対策方法としては、以下のようなやり方が挙げられます。
2・できるだけ窓を開けない
3・洗濯物はなるべく部屋干しにする
4・室内の掃除をする
5・空気清浄機を活用する
以上です。