ゲリラ豪雨や台風によりエアコンの室外機が浸水することがあります。
水が引いた後はその後処理をしなければなりませんが、エアコンの室外機はどうすれば良いのか、よくわからないと思います。
「エアコンの室外機の中を掃除してからなら使っても大丈夫なのか?」と考える方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回の記事では、エアコンの室外機が浸水した時の対処方法についてお伝えさせていただきます。
エアコンの室外機が浸水した時の対処方法はこれ!
エアコンの室外機が浸水した場合、まずすべきことはエアコンの使用を中止することです。
電気回路の部品が水に濡れているため漏電や発火が起こったり、汚水や汚泥に含まれるゴミなどによりモータ等に不具合が生じる可能性があるからです。
浸水時の水位が低くても、汚水が室外機の中に入ってしまった場合は内部部品に悪影響が出ることもあります。
そのため、致命的な故障になる前にエアコンの使用を中止するのが無難です。
また、漏電などの危険を避けるために室内機の電源プラグを抜いておくことや、エアコン用のブレーカーを落としておくのも重要になります。
次に、取扱説明書・保証書に記載されている連絡先や、エアコンを購入した販売店などに電話をして点検・修理を依頼しましょう。
エアコンの保証書は、多くの場合室内機の梱包箱に貼り付けてあるので、エアコンを設置した業者の方から渡されているかと思います。
エアコンが保証期間内であれば点検・修理費が無料になったり安くなることがあるので、忘れずにチェックしておくと良いでしょう。
また、この時に電話で室外機の状況を説明して、具体的にどうすれば良いのかを相談するということも出来ます。
一人で抱え込んだりするよりも、どんどん人に聞いて情報を得ていくと安心しますし、必要な作業を把握して作業計画を立てることも出来ますからね。
エアコンの室外機が浸水した場合は保険対象になるのか?
これは保険内容によって異なります。
どういうことかと言うと、火災保険などの保険は各保険会社により内容が異なるからですね。
保険内容によってはエアコンの室外機が補償対象外になっている場合もありますので、保険内容の確認をしっかりと行っておくのが無難です。
そして、エアコンの室外機が水災補償の補償対象になるのであれば、浸水時の室外機の写真を撮影しておくようにしましょう。
被害状況を撮影した写真は、保険金を請求する際に必要になるからです。
撮影方法としては、エアコンの室外機の前面と左右の写真を撮影しておく他、浸水時にどの程度まで水位があったのかを証明するために、メジャーなどで水位の高さを表現しておくと良いでしょう。
エアコンの室外機が浸水して使えない時の代わり
自宅への浸水被害などが発生しやすい夏場は非常に暑いです。
最近の日本の夏は猛暑続きなので、エアコンが使用できない状況では熱中症の危険が高まります。
浸水後の後処理も暑さ対策をした上で作業をしたいですよね。
簡単にできるものとしては、保冷剤をタオルで包んで首などに巻き付けておくことが挙げられます。
保冷剤の数にもよりますが、ローテーションさせれば長時間使用することも出来ます。
他には、屋内のコンセントが使えるのであれば扇風機を使うと良いでしょう。
扇風機は、浸水した床下などを乾燥させるためにも使えるので、複数台あると非常に便利です。
あるいは、工業用の送風機があれば、床下の乾燥作業をそれに任せて、暑さ対策に扇風機を使うことも出来るでしょう。
[山善] 扇風機 リビング 押しボタンスイッチ 風量調節3段階 タイマー機能付き 換気 グレージュ YLT-AG30E(GR) [メーカー保証1年]
浸水に関するその他の情報
浸水に関するその他の情報については、下記の記事にくわしくまとめています。
自宅が浸水したその後にすべきことはこれ!保険などもくわしく紹介
浸水時の屋根への登り方はこれ!具体的な方法と注意点をくわしく紹介
浸水後の掃除はこの方法で!必要な道具や具体的なやり方をくわしく紹介
床下浸水時の水抜きの方法はこれ!具体的なやり方についてくわしく紹介
床下浸水時の消毒方法はこれ!具体的なやり方や注意点をくわしく紹介
床下浸水の対策方法で家庭で出来るものはこれ!具体的にくわしく紹介
床下浸水があった時の後処理のやり方はこれ!具体的な方法をくわしく紹介
エアコンの室外機が浸水した時の対処方法はこれ!具体的なやり方をくわしく紹介
浸水時に歩く場合の靴はこれ!具体的な種類や注意点をくわしく紹介
台風でエアコンの室外機のファンが壊れる原因はこれ!対策方法も紹介
台風でエアコンが壊れた!?故障の症状や対策方法などをくわしく紹介
台風時にエアコンからポコポコ音がする原因はこれ!対処方法も紹介
まとめ
エアコンの室外機が浸水すると後処理が大変ですよね。
その作業を効率的に行うために、この記事がお役に立てれば幸いです。