年末は大掃除で忙しい方が多いことでしょう。
大掃除は全体の作業量がとても多く、1つ1つの掃除を効率的に素早くこなしていくことが求められます。
そんな時、お風呂場のカビが上手く掃除できないことに悩むことがあると思います。
年単位で放置されたカビは、いくら掃除しても本当に落ちません。
そのため、適切な掃除方法をあらかじめ知っておく必要があります。
そこで今回の記事では、
- 大掃除でお風呂のカビの掃除方法とは?
- お風呂のカビの防止方法について
これらのことをお伝えさせていただきます。
ぜひ、参考にして下さい。
大掃除でお風呂のカビの掃除方法とは?
大掃除でお風呂のカビの掃除方法は簡単です。
まず、カビが発生している部分の水分を拭き取りましょう。
余計な水分があると、この後で塗りつけるカビ取り剤が薄まってしまうからですね。
次に、カビ取り剤をカビが発生している部分に塗り付け、そのまま15分ほど放置します。
15分ほど経過したら、こすらずにシャワーで洗い流しましょう。
ちなみに、カビの部分をこすって掃除したくなりますが、これは基本的にやらないほうが良いです。
というのも、カビは「菌糸」と呼ばれる植物の根のようなものを伸ばして繁殖します。
そのため、タイルやゴムパッキンなどに傷があると、その部分に菌糸が入り込んで掃除が難しくなってしまします。
カビをこすって掃除すると、目で見える範囲はすぐに綺麗になるのですが、こすった時に出来た傷によりカビが繁殖しやすくなってしまうわけですね。
長期間放置されたカビは、菌糸を奥深くまで張り巡らせているため、表面を掃除するだけでは綺麗になりません。
そのため、カビ取り剤などを付けてスポンジでこする以外の方法が必要になります。
そこで活躍するのが「サランラップ」です。
カビが生えている部分にカビ取り剤をしっかりと塗り、その上からサランラップを被せましょう。
この状態のままでおおよそ1日放置すれば、カビ取り剤の漂白成分が奥深くのカビまで浸透し、菌糸を破壊してくれます。
この方法はお風呂場の壁面やゴムパッキンなど、様々な場所や物に対して使えるので、「カビが上手く取れない……」と思ったら試してみると良いでしょう。
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お風呂のカビの防止方法について
お風呂のカビを防止するためには、そもそもどういった条件でカビが発生するのかを知っておく必要があります。
カビはいくつかの条件が重なった時に活発に増え始めます。
それは、「湿度・水分」・「温度」・「栄養」・「酸素」の4つになります。
くわしく説明しますと、
2・温度……20℃ ~ 30℃
3・栄養……こべりついた水垢や髪の毛、石鹸カスなど
4・酸素……これはそのままの意味ですね
お風呂場はこれらの条件をすべて満たしやすいため、カビが爆発的に増えるというわけです。
ですので、これらカビが増える条件を1つ1つ改善していくことが、カビの防止につながるというわけですね。
特に、「湿度・水分」・「温度」・「栄養」はカビの増殖を大いに助けるので、日頃から注意しておく必要があります。
窓を開けるなど換気をしっかりとしたり、水垢や髪の毛、石鹸カスなどを定期的に掃除したりすることが効果的です。
また、お風呂の残り湯を洗濯などに再利用している方は、浴槽に蓋をするようにすると良いでしょう。
浴槽の蓋が湿度の上昇を抑制してくれます。
ちなみに、換気扇の状態もカビの防止に大きく影響します。
換気扇が汚れていると、換気能力が大きく低下してしまいます。
そのため、正常な状態であれば防げるカビの増加が防げないといったことが起こる場合があります。
定期的に換気扇の状態をチェックして、汚れが目立ってきたら掃除をするようにしましょう。
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まとめ
お風呂のカビは本当に嫌になりますよね。
カビを効率的に掃除することと、カビを防止して掃除の手間を減らすことを両立すれば浴室が綺麗なまま維持出来ます。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。