「アース線」がパソコンのモニターの電源プラグなどに付いていることがありますが、これは必要なのかよくわからないかと思います。
また、パソコンのアース線をつけないとどうなるのかも知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- パソコンにアース線は必要?
- パソコンのアース線をつけないとどうなる?
これらの情報をまとめてみました。
パソコンにアース線は必要?
結論から言えば、パソコンにアース線は無くても大丈夫です。
そもそも「アース線」とは、本来電気が通る道を外れて電気が漏れてしまう漏電が発生した際に、電流を大地に逃がして感電する危険性を下げる役割があります。
家電製品のアース線を接続していない場合、漏電が発生した時に感電する恐れがあります。
例えば、アース線がある家電製品ではエアコンがありますが、エアコンは冷房時に室内機内部で大量の水が結露によって発生するという特徴があります。
そのため、漏電からの感電を避けるためにアース線の設置が義務付けられています。
これに対して、パソコンの場合は漏電からの感電をするというケースが非常に少ないです。
筆者は10年以上もパソコンのアース線を付けずに使っていますが、アース線関係のトラブルは起こったことがありません。
落雷による悪影響も同様です。
雷が発生する日は、コンセントから電源コードを抜いた方が効果的でしょう。
パソコンのアース線をつけないとどうなる?
パソコンのアース線をつけないとどうなるのかと言うと、主に2つの問題があります。
具体的には、「漏電からの感電」・「静電気」です。
1番目の「漏電からの感電」は前章で述べた通りです。
ノートパソコンやモニターが原因で、重大な感電事故に繋がる可能性は極めて低いと言えます。
また、落雷に関しては、事前にパソコンの電源コードを抜いておくことが一番安全です。
電柱や建物などに直接雷が落ちる「直撃雷」や、電磁誘導によって大量の電流と強い電圧が生じる「誘導雷」ともに予防できます。
その他には、雷サージ防止機能付きのOAタップを使う方法もあります。
ただ、雷サージ防止機能付きのOAタップなどは、一度雷サージが生じると使えなくなることがあるため、購入する際は製品のスペックをしっかりと確認しましょう。
次の「静電気」ですが、これは各メーカーのパソコン取扱説明書などで言及されていることがあります。
あるいは、各メーカーのホームページなどに何らかの記載がある可能性もあります。
というのも、静電気が原因で「USB機器が認識されない」・「映像信号が乱れる」といったパソコンのトラブルが発生することがあるためですね。
こういったトラブルを予防するためには、パソコンに蓄積する静電気を逃がしてやる必要があります。
そこでアース線が役に立つわけですね。
アース線を接続することで、パソコンから静電気を逃がし安定的な動作に繋がります。
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まとめ
パソコンにアース線は無くても大丈夫です。
パソコンの場合は漏電からの感電をするというケースが非常に少ないためですね。
また、パソコンのアース線をつけないとどうなるのかと言うと、主に2つの問題があります。
具体的には、「漏電からの感電」・「静電気」です。
前者はとくに問題ありませんが、後者については各メーカーのパソコン取扱説明書などで言及されていることがあるので、確認しておくと良いでしょう。