食中毒予防の4原則はこれ!家庭で出来る予防方法も紹介 | ごろん小路。

食中毒予防の4原則はこれ!家庭で出来る予防方法も紹介

食中毒になると嘔吐や下痢などの症状が現れ、非常に苦しい思いをすることになります。

最近では、食中毒が一年中発生しているということもあり、予防対策をしっかりとしておきたいですよね。

しかし、いざ食中毒に気をつけようとしても、具体的にどんな部分に注意すべきなのかわからないと思います。

また、ご家庭内で出来る食中毒予防方法も知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

  • 食中毒予防の4原則はこれ!
  • 食中毒予防で家庭で出来る方法はこれ!

これらのことについて、お伝えさせていただきます。

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食中毒予防の4原則はこれ!

1・食中毒の原因をつけない
多くの食中毒の原因は細菌やウイルスです。

そのため、食中毒を予防するためには、調理に使用する食品や調理用の器具類、手などの洗浄をしっかりと行ない、原因となるの細菌やウイルスなどを洗い落とすことが重要になります。

例えば、包丁を使って肉類を切った後に野菜を切る場合、包丁・まな板・手をしっかりと洗う必要があるわけですね。

また、小さな子どもや高齢者の方の場合、手洗いが上手く出来ないことがあります。

そういった時は、大人の方が洗い方を指導したり、ジェル状の消毒液などを使って洗ってあげると良いでしょう。


2・食中毒の原因を増やさない
食中毒の原因となる細菌は、10℃以下・60℃以上の環境では増殖しにくくなります。

逆に言えば、生肉などを長時間常温で放置すると、食中毒の原因となる細菌が増え放題になってしまうわけですね。

そのため、冷蔵庫などを使って細菌が増殖することを防ぐようにしましょう。

ただ、食中毒の原因の1つであるウイルスの場合は、冷蔵庫のような低温や乾燥した環境内でも長く生存することがあります。

また、ウイルスは細菌とは違い、食品の中で増殖することはないので「食中毒の原因を増やさない」には該当しません。

しかし、ごく僅かなウイルスで食中毒が発生することもあり、料理の調理者はもちろん、ご家族全体が「ウイルスそのものを家の中へ持ち込まない」ことが重要になります。


3・食中毒の原因をやっつける
食中毒の原因tなる細菌やウイルスのほとんどは加熱によって死滅します。

そのため、食材を調理する際はしっかりと加熱処理するようにしましょう。

特に、肉類は中心までよく加熱することが必要です。

肉類の調理を行う際は85℃以上の熱で1分以上加熱し、食材の中心部までしっかりと火を通しましょう。

二枚貝などノロウイルスによる汚染の可能性が高い食品の場合は、食材の中心部を85~90℃で90秒以上加熱処理すると良いでしょう。

また、肉類などの調理に使用した包丁やまな板の消毒も重要です。

これらの調理器具は洗剤でよく洗った後、アルコールや塩素系漂白剤などを使用すると効果的です。


4・食中毒の原因を持ち込まない
上記にもあるように、食中毒の原因となるノロウイルスなどのウイルスは食品の中で増殖することはありません。

しかし、ノロウイルスなどは極少量でも食中毒の原因となるため、家の中に持ち込まないことが重要になります。

例えば、外出から帰った時にしっかり手洗いをしたり、調理器具を消毒するなどが効果的ですね。

また、食中毒の感染が疑われている人が調理などの作業を行わないことも重要です。

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二次感染を避けるためにも、食中毒疾患者が他の人へ感染させる機会が無いようにしましょう。

食中毒予防で家庭で出来る方法はこれ!

1・新鮮な食品を使う
肉類や魚介類、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入するようにしましょう。

あるいは、賞味期限が切れていたり、部分的に腐っている食品を調理に使うことはやめておきましょう。

また、肉汁や魚などの水分が他の食品に付着することがないように、購入した時にビニール袋にそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう。

そして、肉類や魚介類を購入した時は、素早く冷蔵庫などの保管庫へ保管しましょう。

お店で購入した後に、寄り道をするなどすると腐敗や細菌の増殖などの原因となります。


2・食品を正しく保管する
肉類や魚介類、野菜などの生鮮食品は、家に帰ったらすぐに冷蔵庫などの保管庫に入れておきましょう。

細菌は10℃以下、60℃以上の環境では増殖しにくくなるため、冷蔵庫の温度はこれを目安とすると良いでしょう。

冷凍庫の場合は、細菌の増殖が停止する-15℃以下が目安になります。

ただ、これらは細菌の増殖を防ぐ効果はありますが、死滅させるわけではありません。

食品が新しいうちに調理して使い切ることが大切です。


3・加熱と消毒を徹底する
前章にもあるように、食品を調理する際は中心部分までしっかりと加熱するようにしましょう。

熱が伝わりにくい食品の場合、ひっくり返したり、鍋をかき混ぜたりすると効果的です。

特に、肉類や魚介類は多少神経質なくらいでちょうど良いでしょう。

また、これらを調理した際に使用した調理器具の洗浄と消毒も重要です。

調理器具の洗浄と消毒が疎かだと、問題ない食品も細菌に汚染されてしまうので、被害が大きくなってしまいますからね。

そして、食事をする前に手洗いをしっかりと行いましょう。

小さな子どもや高齢者の方の場合、しっかりと手洗いすることが難しいことがあります。

そういった時は、ジェル状の消毒液などを使って、保護者の方が洗ってあげてください。


4・残った食品を正しく扱う
残った食品を正しく扱うことも食中毒防止の上で大切です。

例えば、肉類が余った場合、他の食品と接触しないように容器に小分けして保存しましょう。

また、保管するための容器も清潔にすることも大切です。

ちなみに、調理済みの食品が余った場合は、清潔なお皿などに分けて保管し、食べる時に必ずしっかり再加熱するようにしましょう。

目安としては、75℃以上、味噌汁などの汁物の場合は沸騰するまで加熱します。

ちょっとても「あれ? この料理は何かおかしい」といったように異常を感じたら食べることをやめましょう。

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まとめ

食中毒は本当に怖いですよね。

そんな食中毒を防止するために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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