12月になると街が「クリスマス」に一色なります。
街中で綺麗に飾られたクリスマスツリーを見かけることもあるでしょう。
そんなクリスマスツリーですが、自宅にある庭木を使ってクリスマスツリーを用意する方法があります。
人工物で作られたクリスマスツリーが多く普及していますが、海外のような本物の木を使ったクリスマスツリーは本当にオシャレですからね。
そこで今回の記事では、クリスマスツリーに庭木を使う場合のおすすめについて、お伝えさせていただきます。
クリスマスツリーの木の名前や種類は?
クリスマスツリーに使用される木の種類は「樅(もみ)の木」です。
その中でも、日本のクリスマスツリーによく使われているのは「ウラジロモミ」や「ドイツトウヒ」と呼ばれる種類の樅の木になります。
日本のクリスマスツリーに使われている木と言えばこの2つが代表的なモミの木になので、何らかのイベントで巨大な木をクリスマスツリーに装飾していたら、これだと考えて良いでしょう。
クリスマスツリーに庭木を使う場合のおすすめはこれ!
1・ウラジロモミ
日本の特産種の樅の木で、葉の裏が白い特徴をもっていることからこの名前が付いています。
日本では本州の中南部から四国・九州・屋久島などに自生しているため、クリスマスツリーに使われているものではなく、自然の山にあるウラジロモミを見たことがある方も多いことでしょう。
ただ、ウラジロモミを庭木にしようとする場合に注意すべきことがあります。
ウラジロモミなどのモミの木は、とんでもない巨木に成長する可能性がある点です。
モミの木が順調に生育した場合、「40m~50m」もの大きさになるからですね。
「40m~50m」の高さは、15階から20階建てのビルに匹敵することになるから驚きです。
流石にそこまで大きくなってしまうと管理が大変ですし、隣近所への影響でトラブルが発生する可能性が高いです。
そのため、こまめな剪定が必要になることを覚えておきましょう。
2・ドイツトウヒ
ドイツトウヒはヨーロッパ原産の常緑針葉高木で、ウラジロモミと比べると枝葉が細く、葉の色のが濃いのが特徴です。
ウラジロモミに比べ成長が早いため価格も手頃であり、ホームセンターなどで購入することも出来ます。
注意点としては、上記のウラジロモミ同様巨木になる可能性があることと、枝が細いため大量の飾りを付けることには適していないことです。
また、ドイツトウヒは耐寒性はありますが、耐暑性はそれほど強くはありません。
育成する環境によっては上手く育たないことも考えられるので、自宅の庭などの条件をよく考えてから購入した方がトラブルを減らすことが出来ます。
3・ゴールドクレスト
ゴールドクレストはスギの仲間の樹木で、耐寒性が非常に高いことから庭木や寄せ植えとしても植えられています。
モミの木と比べると、明るくて華やかな葉色が特徴ですね。
また、ゴールドクレストの枝や葉は細く柔らかいので、オーナメントやイルミネーションをたくさんつけて飾りたい場合には向きません。
ちなみに、ゴールドクレストも20mもの巨木に育つ可能性があるので注意しましょう。
1年に2回ほどの剪定を行えば大きさを抑えることが出来ますが、そこまでの手間がかけられるかはしっかりと考えておきましょう。
4・トドマツ
トドマツ(椴松)は、マツ科モミ属の常緑針葉樹で、北海道やロシアの海岸から山間まで広い範囲を原産としています。
「北海道モミ」と言えばわかる方もいらっしゃるかと思います。
海にいる「トド」と肌の風合いが似ているためトドマツと呼ばれ(諸説あり)、北海道ではエゾマツと並ぶ有用な材木になる木として、建材や合板など様々な形で活用されています。
また、クリスマスツリーとしては樹形が円錐形になることや、葉が柔らかくて扱いやすいことから飾りなどを付けやすい樹木になります。
ただ、冷涼な環境・腐食質の多い土を好むため、場合によってはまったく上手く育たない可能性があることに注意してください。
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まとめ
クリスマスツリーに自宅の庭木を使うと本当に綺麗で迫力がありますよね。
そんなクリスマスツリーのために、この記事がお役に立てれば幸いです。