クリスマスになると綺麗な飾りが多くなり楽しくなってきますよね。
そんなクリスマスの飾りの中に「葉っぱがギザギザで赤い実がなっている植物」があります。
クリスマスケーキやリースなどの飾りとしてよく使われていますが、どのような意味があるのか知らない方も多いかと思います。
同じくクリスマスの飾りの定番であるクリスマスベルに意味や由来があるように、この植物にもしっかりとした意味があります。
そこで今回の記事では、クリスマスの葉っぱがギザギザで赤い実がなっている植物について、お伝えさせていただきます。
クリスマスの葉っぱがギザギザで赤い実がなっている植物はこれ!
クリスマスに見かけるの葉っぱがギザギザで赤い実がなっている植物は「セイヨウヒイラギ」と言います。
ヨーロッパ南部地方原産の「モチノキ科モチノキ属」の植物で、11月から12月頃にかけて赤い実をつけます。
英語名では「ホリー」・「ヨーロピアンホリー」と呼ばれ、また、クリスマスの装飾の定番としても使われるところから「クリスマスホーリー(Christmas Holly)」とも呼ばれています。
ちなみに、セイヨウヒイラギの赤い実は一見すると美味しそうですが、非常に苦くて食べることは出来ません。
このため、赤い実が鳥に食べられることが少なく、クリスマスシーズンになってもあの赤い実が残ることになるわけですね。
また、上記のクリスマスホーリーとして装飾に使用されるのはセイヨウヒイラギだけではなく、以下のような植物もクリスマスホーリーと呼ばれます。
2・イングリッシュホーリー(English Holly)……葉が楕円形。セイヨウヒイラギより葉が小さいが、棘は硬い
3・チャイニーズホーリー( Chinese Holly)……葉がギザギザではなく、棘が先端に付いている
クリスマスの葉っぱがギザギザで赤い実がなっている植物の由来や意味は?
前章の「セイヨウヒイラギ」がクリスマスの季節に飾られるのは、キリスト教と密接に関係があります。
キリスト教において、セイヨウヒイラギはイエスキリストの足元から初めて生えた植物とされているからです。
イエスキリストは十字架にかけられた時に「イバラの冠」をかぶせられたわけですが、棘のある葉はそのイバラの冠の象徴であり、赤い実は救いのために「イエスキリストが流した血」を表しているとされています。
これらのことから、セイヨウヒイラギは「聖なる木」・「キリストの刺」などと呼ばれるようになり、クリスマスの飾りとして用いられるようになったわけですね。
他にも、セイヨウヒイラギと「聖母マリア」にまつわる伝説がありますが、どちらも生命に感謝しクリスマスを神聖なる行事と扱っています。
また、上記以外にもセイヨウヒイラギには魔除けの力があるとされています。
セイヨウヒイラギの鋭い棘が悪いものを追い払うとされているからです。
そのため、魔除けの力をもっているセイヨウヒイラギをクリスマスリースとして玄関に飾ることで、自分や家族のことを守るという意味合いもあります。
これらは日本の節分における「ヒイラギ」と類似点があるのが面白いですね。
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まとめ
「セイヨウヒイラギ」の意味や由来を知っていると、クリスマスの飾りやクリスマスリースに対する見方が少し変わりますよね。
今年のクリスマスはクリスマスツリーの飾り以外にも、「魔除け」の効果を期待してクリスマスリースを玄関に飾ってみてはいかがでしょうか?