暑い夏は「スポーツ飲料」が活躍する時期です。
熱中症対策に愛飲している方は多いのではないでしょうか?
そんなスポーツ飲料ですが、飲み過ぎると健康に悪影響がないか気になるかと思います。
また、スポーツ飲料の正しい飲み方も知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- スポーツ飲料を飲み過ぎるとどうなるのか?
- スポーツ飲料の飲み方で正しいものとは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
スポーツ飲料を飲み過ぎるとどうなるのか?
スポーツ飲料は熱中症対策や体調不良の時にあると便利ですが、日常的にがぶがぶ飲んでいると様々な問題を引き起こしてしまいます。
中には健康を大きく害するものもあるため、注意をしておきたいですね。
具体的な症状としては、以下のものが挙げられます。
1・虫歯
ポカリスエットやアクエリアスといったスポーツ飲料には「砂糖」が含まれています。
具体的な量としては、ペットボトル1本(500ml)あたり約25~30グラムの角砂糖が含まれています。
WHO(世界保健機関)の指針によれば、食事以外で1日に摂取しても良い糖分は、1日の総カロリーの5%程度だとされており、また、平均的な大人の場合は砂糖の量が25g程度となっており、500mlのスポーツドリンクたった1本で1日の必要摂取量を超えてしまいます。
日常的にスポーツ飲料を飲んでいると、口内に糖分が残る状態が続くことになり、虫歯の原因となる可能性があるわけですね。
2・糖尿病
上記にもあるように、スポーツ飲料には砂糖が含まれています。
これを毎日のようにガブガブ飲んでしまうと、血糖値がどんどん上がって大変なことになります。
その1つが「糖尿病」になるわけですね。
スポーツ飲料で糖尿病とは大げさのように感じるかもしれませんが、最近ではスポーツ飲料の飲み過ぎで発症する糖尿病を「ペットボトル症候群」と呼ぶようになっているなど、決して他人事ではありません。
また、スポーツ飲料以外の、いわゆる炭酸飲料やジュースはさらに砂糖が多いので注意をしてください。
3・体調不良
スポーツ飲料を飲み過ぎることで体調不良となることがあります。
具体的な症状としては、喉の渇き・尿量が多くなる・体重の減少・倦怠感・イライラ感・吐き気・腹痛などが挙げられます。
また、場合によっては突然の意識消失が起こることもあります。
これはスポーツ飲料を飲むことで血糖値が上昇し、それを抑えるために膵臓からインスリンが出るのですが、継続的にスポーツ飲料を飲んでしまうとインスリンの効果が悪くなります。
そうなると、身体に蓄えられていた脂肪がエネルギー源として使われることになり、ケトン体という物質が作られます。
酸性の物質であるケトン体が大量に増えることで身体も酸性に傾いていき、人体の機能が正常に働かなくなることによって発生します。
スポーツ飲料の飲み方で正しいものとは?
1・運動前や運動中に飲む
スポーツのような運動をする前に大量の水分を飲んでしまうと、胃が重くなり運動の負担となります。
これはスポーツ飲料も同様ですので、運動を開始する30分前までに250~500ml程度の水分をとるようにしましょう。
また、すでに運動をしている場合は、15分ごとにコップ半分~1杯分(100~250ml)程度の量が目安になります。
だた、必要な水分量は運動量やその日の気温・湿度などによって変化します。
もちろん、身体が大きい人は小さい人よりも多くの水分を必要としますので、適宜調整して飲むようにしてください。
2・スポーツ飲料を薄めて飲む
糖分の摂取量が気になる方の場合、スポーツ飲料を薄めて飲むという方法もあります。
粉末タイプのポカリスエットなどがわかりやすいでしょうか。
ポカリスエットの粉末を水に溶かす際に、適量の水量よりも多く水を使うわけですね。
こうすることで、摂取する糖分の総量を低く抑えることができるようになります。
がっつり運動をするのではなく、軽作業の水分補給を目的とする場合はこういった方法もあります。
3・喉が渇く前に飲む
水分補給をする際は、喉が渇く前に飲料を飲むことが大切です。
喉が渇くと感じる前に水分を補給することで、身体のパフォーマンスを落とすことを防ぐことができます。
また、大量の水分を一度にがぶがぶ飲むのではなく、上記にもあるようにこまめに飲むようにすることもポイントですね。
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まとめ
ポカリスエットをはじめとしたスポーツ飲料は正しい飲み方で利用したいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。