「便秘」で苦しむ人は多いですが、その原因がコーヒーである可能性があることをご存知でしょうか?
コーヒーを愛飲している方は気になるところかと思います。
逆に、便秘改善に効果がある飲み物も知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- 便秘の原因がコーヒー?
- 便秘を避けるコーヒーの飲み方とは?
- 便秘改善に効果がある飲み物とは?
これらの情報をまとめてみました。
便秘の原因がコーヒー?
結論から言えば、便秘の原因がコーヒーである可能性はあります。
コーヒーにはカフェインやクロロゲン酸が含まれており、これらの作用が便秘を引き起こす要因になることがあるからですね。
まず「カフェイン」ですが、カフェインには利尿作用があるため、コーヒーを大量に飲むと体内の水分が尿として過剰に排出されることになります。
そうなると、腸内が水分不足になり、便の水分を腸が過剰に吸収してしまい、その結果、便が硬くなって便秘が悪化してしまうケースが考えられます。
カフェインによる利尿作用に限らず、体内の水分不足によって便が硬化することで便秘になる人はいらっしゃるので、コーヒーによってさらに症状が悪化することも懸念されます。
次の「クロロゲン酸」は、コーヒーの苦味のもとになっている成分のことです。
このクロロゲン酸には、胃腸の動きを抑える作用があると言われており、コーヒーを飲み過ぎると腸の動きが鈍って便秘を引き起こす可能性があります。
もちろん、上記のカフェインによる便の硬化も併発することになるかと思いますので、二重に悪影響があるといえるでしょう。
そのため、眠気覚ましなどを目的として、1日に何度もコーヒーを飲む人は便秘になる可能性があることに注意をしてください。
便秘を避けるコーヒーの飲み方とは?
もちろん、「どうしてもコーヒーが飲みたい!」という方がいらっしゃるかと思います。
そういった場合は、コーヒーの飲み方を工夫することで、便秘になりにくい飲み方をすることができます。
具体的には、
2・コーヒーにミルクを入れる
3・飲む量は1日にコップ2~3杯程度にする
以上です。
便秘を予防するためにはお腹は温めた方が良いので、ホットコーヒーを飲むことをおすすめします。
ミルク(牛乳)を加えると、善玉菌のエサとなるビフィズス菌も一緒に摂取できるため、さらに効果的だと言えます。
また、前章での症状は、コーヒーを大量に飲み過ぎた場合に起こるのですが、適量を飲むのであれば、コーヒーは便秘を改善する効果があります。
これは、カフェインが大腸の動きを活発にする働きがあるからですね。
カフェインは、大腸の動きをコントロールしている副交感神経は興奮させる作用があるため、個人差はあるものの、腸を動かして排便を促進してくれることが期待できます。
さらに、カフェインは胃酸の分泌を促す働きも持つため、食後にカフェインを摂ると、食べたものの消化を助けてくれます。
胃の活動が活発になれば、当然腸の活動にも良い影響がありますので、これらの効果が便秘を改善する上で役立ってくれます。
便秘改善に効果がある飲み物とは?
便秘改善に効果がある飲み物には、いくつかの種類があります。
それぞれに特徴があるので、必要に応じて飲み分けると良いでしょう。
1・水
冷たい水は腸を刺激し、ぜん動運動を促してくれます。
朝起きた直後に冷たい水を飲むことで、効果的に蠕動運動(ぜんどう運動、腸の内容物を移動させる働きのこと)を促すことができます。
ただ、冷え性の方は胃腸を冷やし過ぎてしまうため、50℃程度の白湯をゆっくり飲むとことをおすすめします。
また、便秘などによって胃腸が疲れている場合は、炭酸水を飲むことも効果的です。
というのも、炭酸水に含まれる二酸化炭素には胃酸の分泌を促す効果があり、食べ物の消化を助けてくれるからですね。
さらに、固い便を柔らかくする作用もあるため、便秘解消にも効果が期待できます。
ちなみに、水道水とミネラルウォーターは、どちらを飲んでも便秘解消においては問題ありません。
2・ココア
ココアには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれているため、便秘解消に非常に効果的であると言えます。
とくに、水溶性食物繊維は便をやわらかくしてスムーズな排便を促すため、便通改善が期待できます。
ただ、ココアはカロリーが高いため、1日あたり1~2杯程度にとどめておくと良いでしょう。
また、砂糖の代わりに低脂肪の牛乳や豆乳に溶かして飲むという方法もおすすめです。
3・お茶類
お茶類も便秘解消に効果的な飲み物です。
例えば、緑茶に含まれている渋み成分である「カテキン」という化合物には、腸内環境を改善する働きがあると考えられています。
緑茶を飲むことで腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことで便秘を改善するわけですね。
また、無糖ならば糖質を気にすることなく水分を補給できることもポイントです。
注意点としては、市販されているペットボトルの緑茶飲料は、一般にカテキンの含有量が低いと言われているため、カテキンを摂取することを目的とするなら、別の製品を購入することをおすすめします。
4・野菜を入れたスムージーや青汁
果物や野菜には食物繊維が豊富に含まれているため、スムージーや青汁として摂取することで便秘の改善が期待できます。
食食物繊維は、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維に分けられるのですが、水溶性食物繊維は便をやわらかくしてくれる効果があります。
い水溶性食物繊維が豊富な食べ物としては、トマト・西洋カボチャ・オートミール・キウイフルーツ・バナナなどが挙げられます。
こういった野菜・果物をスムージーや青汁として飲むことで、腸内の便をやわらかくすることで便秘を改善することができるでしょう。
便秘に関するその他の情報
便秘改善にヨーグルトは効果があるの?食べるタイミングや量は?
まとめ
便秘改善に効果のある飲み物は様々なものがあります。
そういったものをうまく使って、便秘の状態を良くしたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。