ブルーベリーの育て方とは？植える時期はいつ？

「ブルーベリー」はご家庭でも育てやすい果樹として人気があります。

しかし、ブルーベリーの具体的な育て方がわからないと、中々手が出ないですよね。

そこで今回の記事では、

ブルーベリーの育て方とは？
ブルーベリーを植える時期はいつ？

これらの情報をまとめてみました。

ブルーベリーの育て方とは？

ブルーベリーの育て方として、まず考える必要があるのは「プランターで育てる」のか、「庭植えで育てる」のかです。

ブルーベリーをプランターで育てる場合は、植物の生育は植え付けたプランターの大きさで決まることに注意をしておきましょう。

コンパクトに育てたいときは小さなプランターを使い、ある程度大きく育てたい場合は大きなプランターを選ぶようにしましょう。

また、あまりにも大きなプランターで育てようとすると、負担が大きくなってしまう恐れもあるため、自分が管理できる大きさのものにすることが重要です。

次に、庭植えで育てる場合ですが、ブルーベリーは日光を好む植物なので、日あたりの良い場所に植え付けるようにしましょう。

また、ブルーベリーは水はけと水もちの良い土を好み、やや酸性の強い「pH5.0前後」の土でよく育ちます。

そのため、プランターでも庭植えでも、土は酸性を強くすることを意識すると良いでしょう。

逆に、中性や弱酸性の土では枯れてしまうこともあるため、注意をしてください。

プランターで育てる場合は、ブルーベリー用に調整された培養土が市販されていますので、それをそのまま利用することをおすすめします。

庭植えの場合は、「ピートモス」を栽培用の土に大量に混ぜることで、ブルーベリーの生育に適した酸性の土を作ることができます。

「ピートモス」とは、苔などの植物が腐植（ふしょく）物質となって蓄積した泥炭（でいたん）を乾燥させたもので、強い酸性を示す「フミン酸（腐植酸）」を含有しているものとなります。

この性質があるため、ブルーベリーを好む酸性の土にすることに大きな効果を発揮してくれます。

そして、ブルーベリーに与える水の量ですが、プランターの場合は土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをしましょう。

プランターの場合、土の総量が限られているため、保持する水の量も限られてしまいます。

表面の土が乾いてきた頃にはプランターの中の土も乾き始めていると考えて良いので、水やりをしっかりとしてあげてください。

さらに、夏の高温で乾燥する時期には夕方にも水やりをすることをおすすめします。

庭植えの場合、プランターほど神経質になる必要はありませんが、植え付け直後や夏の高温で乾燥する時期には、土が乾かないようにしっかりとした水やりが必要になるので注意をしておきましょう。

また、一般的に植物の根は土の中で枝葉の広がりと同じ程度に広がっているとされており、根の先からより多くの水を吸収する性質をもつため、水は株元だけでなく、枝葉の広がりの下までたっぷりと水を与えるようにしましょう。

最後に、ブルーベリーを植える場合は、ブルーベリーがもつ「自家不和合性」という性質に注意をしておきましょう。

ブルーベリーは自分の花粉では実が留まりにくい性質をもっており、ラビットアイブルーベリーの品種ではその性質が強いです。

そのため、同じ種類の違う品種を２本以上近くに植えることがポイントで、昆虫などによる受粉で果実が大きくなり、実の収穫量も大きくすることができます。

高層住宅のベランダなどでは、違う品種の花粉を用いて人工授粉を行うと良いでしょう。

ブルーベリーを植える時期はいつ？

ブルーベリーを植える時期は、関東以西の暖かな地域では「９月中旬～１２月上旬」、それ以外の寒い地域は「３月頃」が適しています。

一般的に、ブルーベリーはほかの落葉果樹と同様に、芽や根の成長が止まっている休眠期に行うのが基本となります。

この時期に植えつけすると根の傷みがほとんどないという利点もありますからね。

また、ブルーベリーを植える場所は、日当たりと水はけの良いところを選びましょう。

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