介護用品に「入浴台」と「浴槽台」がありますが、どういったものかよくわからないと思います。
どちらも浴室で使うものだとしても、どういった違いがあるのか、具体的な使用方法を知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- 入浴台と浴槽台の違いとは?
- 浴槽台の使い方とは?
- 浴槽台の選び方とは?
これらの情報をまとめてみました。
入浴台と浴槽台の違いとは?
入浴台と浴槽台は、ともに高齢者のように介護が必要な方のお風呂での行動を助ける入浴介護用品です。
ただそれぞれに若干の違いがあり、「入浴台」は浴槽の縁に取り付けるタイプの台座になります。
この台座になっている部分に腰掛け、座面がゆっくりと回転することでスムーズに浴槽内へ入ることができます。
あるいは、単純な台としての機能だけの製品もあり、浴室の環境や介護に適した製品を選ぶと良いでしょう。
ただ、浴槽の縁に取り付けるという都合上、浴槽の形などの影響を受けやすいという問題があります。
購入前に、自宅の浴槽に使用できるかどうかをしっかりとチェックするようにしましょう。
「浴槽台」は、浴室の踏み台及び浴槽内で椅子などとして使われる入浴介護用品のことを指しています。
こちらは入浴台とは違い、足に付いている吸盤や自重で浴室や浴槽の床部分へ固定して使います。
浴槽をまたぐための台として使うことが可能で、躓いて転倒するといった危険を避けることができます。
また、浴槽の中に沈めてまたぎやすくしたり、浴槽内で使える椅子としても機能します。
もちろん、単純に椅子としても使えるので、浴室の中で様々な用途に使用できます。
ただ、洗い場が目が細かいタイルの場合には吸盤での設置が難しい場合があります。
こちらも浴室の環境をよくよく考えてから購入するとトラブルを減らすことができます。
浴槽台の使い方とは?
浴槽台の使用方法は、前章にもあるように浴室の踏み台及び浴槽内で椅子などとして使用します。
実際に使う場合は、以下のポイントに注意をしておきましょう。
2・足の高さは使用する前に調整する
3・浴槽台を設置する際は、吸盤がしっかりと底についていることや排水溝に乗っていないことを確認する
以上です。
また、必要に応じて手すりや滑り止めマットを併用してください。
ちなみに、浴槽台には種類があります。
まず、介護用浴槽台は裏面が異なるものがあります。
「吸盤で特定箇所に固定するタイプ」と「重さで浴槽内に沈み込む自重タイプ」の2種類になります。
吸盤タイプは固定する力が強いので、踏み台にしても滑りにくいです。
ただ、洗い場が目が細かいタイルの場合には設置が難しいことに注意をしておきましょう。
自重タイプの場合は、吸盤で固定をしないので滑ってしまう可能性がありますが、自由に動かすことができるので使い勝手が良いです。
浴槽台の選び方とは?
浴槽台の選び方としては、まず種類が挙げられます。
1つは前章にもあるように、浴槽台を固定する方法が吸盤タイプか自重タイプかですね。
吸盤タイプは固定する力が強いので、踏み台にしても滑りにくいです。
ただ、洗い場が目が細かいタイルの場合には設置が難しいことに注意をしておきましょう。
自重タイプの場合は、吸盤で固定をしないので滑ってしまう可能性がありますが、自由に動かすことができるので使い勝手が良いです。
もう1つの違いは「天板のサイズ」です。
踏み台として足で踏んだり、浴槽内で椅子として使う場合には腰掛けることになる部分のことがですね。
この天板の大きさはそのまま製品のサイズに繋がるので、浴槽内部に設置する際の目安となります。
大きく分けて2種類の浴槽台があって、標準タイプと呼ばれるものは浴槽の床面幅は44cm以上であり、とくに広さを求めている場合におすすめです。
もう1つはミニタイプと呼ばれるもので、浴槽の床面幅が33cm以上44cm以下の場合に用いられます。
これらの条件から、浴室や浴槽内で使いやすい製品を選ぶと良いでしょう。
山善(YAMAZEN) コンフォート シャワースツール 高さ3段階 YS-1002
浴槽に関するその他の情報
まとめ
入浴台と浴槽台は、ともに高齢者のように介護が必要な方のお風呂での行動を助ける入浴介護用品です。
ただそれぞれに若干の違いがあり、「入浴台」は浴槽の縁に取り付けるタイプの台座になります。
この台座になっている部分に腰掛け、座面がゆっくりと回転することでスムーズに浴槽内へ入ることができます。
「浴槽台」は、浴室の踏み台及び浴槽内で椅子などとして使われる入浴介護用品のことを指しています。
こちらは入浴台とは違い、足に付いている吸盤や自重で浴室や浴槽の床部分へ固定して使います。
浴槽をまたぐための台として使うことが可能で、躓いて転倒するといった危険を避けることができます。
また、浴槽台の使用方法は、前章にもあるように浴室の踏み台及び浴槽内で椅子などとして使用します。
実際に使う場合は、以下のポイントに注意をしておきましょう。
2・足の高さは使用する前に調整する
3・浴槽台を設置する際は、吸盤がしっかりと底についていることや排水溝に乗っていないことを確認する
以上です。
また、必要に応じて手すりや滑り止めマットを併用してください。