CardWirthシナリオ感想リストその1 | ごろん小路。

CardWirthシナリオ感想リストその1

名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめた記事になります。

主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。

注意点として、ここにある情報は筆者の個人的な感想や価値観に基づくものであり、客観的・情報的に正しいかは保証できません。

また、すべてのCardWirthシナリオやその作者様・素材制作者様を侮辱・批判するものでもありません。

最低限の情報のみを掲載していますので、シナリオの配布元や現在入手可能かどうかの確認は各自の責任でお願い致します。

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CardWirthシナリオ感想


■『はじめての馬車護衛』 fujimura様 対象レベル:1~2


張り紙から抜粋【山間の村、ナギビ村までの護衛求む。報酬は300SPと、モンスターや盗賊との遭遇があった場合危険手当を追加する。】


カードワースシナリオにいくつか存在する「チュートリアルシナリオ」に該当する。

依頼内容そのものは張り紙にもある通りで、荷物運びの護衛役が冒険者の仕事となる。

その過程で、カードワースというゲームのシステムを理解するためのイベントがいくつか発生する。

アイテムの購入・アイテムカードの所持及び使用などである。

また、2日目以降は道中に現れる敵との遭遇・対処に対するチュートリアルがある。

このあたりのギミックはシナリオごとに異なる可能性があるが、基本となる「遠距離攻撃」・「眠り」などは通用する場合が多いので覚えておきたいところ。

さらに、敵との戦闘では戦闘時に使用した「アクションカード」についての説明が行われる。

説明があるのは実際に使用したアクションカードだけなので、できるだけ多くのカードを使いたいところ。

最後の戦闘を終えると目的地にたどり着いて依頼成功である。


カードワースはシナリオを様々な人が作るという都合上、ゲームなどにある共通のチュートリアルを用意しにくい。

実際、筆者がカードワースを始めた直後の頃は「防御」使用時に抵抗力が上げることに気が付かなかったし、「会心の一撃」の配布率が低いなどの情報も知らなかった。

そのため、こういった「チュートリアルシナリオ」の存在は初心者には非常にありがたいものだと思う。



■『テスバの森』 fujimura様 対象レベル:1~2


張り紙から抜粋【馬車護衛の依頼で立ち寄ったナギビ村。そこで薬師からとある依頼をされる…。】


上記の『はじめての馬車護衛』から続く「チュートリアルシナリオ」に該当する。

あらすじとしては、ナギビ村の近くにある塔に何者かが棲み着いた結果、多くの村人が病人となり作物も枯れてしまった。

村の薬師であるディルが調べたところによれば、川の水に微量の毒が含まれているのだという。

そんな状況により治療用の薬が枯渇しそうなので、山を一つ超えた場所にあるテスバの森で薬草採取をする必要があり、冒険者はその護衛としての仕事を請け負うことになる。


今回のシナリオは、前回のシナリオで説明されなかった「状態異常」に関するチュートリアルとなる。

具体的には「中毒」・「麻痺」・「沈黙」・「呪縛」・「暴露」・「魔法無効化」の6つと、「恐慌」・「混乱」・「激昂」・「勇猛」・「眠り」の5つである。

戦闘に現れる敵を倒すと、その名称に応じた状態異常に襲われる。

その度に、その状態異常の詳細と治療方法などの情報をディルが教えてくれる。

また、スライムとの戦闘後に状態異常とは少し違うが、冒険者の行動力や防御力といった強化・弱体化についても教えてもらえる。

他のゲームで言うところのいわゆる「バフ」・「デバフ」についてである。

カードワースは「バフ」・「デバフ」の影響が非常に大きいゲームなので、ぜひとも覚えておきたい。


シナリオ全体が丁寧かつシンプルな作りとなっており、初心者がカードワースの情報を覚えやすいと思われる。

駆け出し冒険者の場合、すぐに手が出せる状態異常系の技能は「眠りの雲」だと思われるので、それがどういったものなのかも知ることができる。



■『ナギビの塔』 fujimura様 対象レベル:1~2


張り紙から抜粋【馬車護衛の依頼で立ち寄ったナギビ村。そこで村長からとある依頼をされる…。】


上記の『はじめての馬車護衛』・『テスバの森』から続く「チュートリアルシナリオ」に該当する。

今回は前回のシナリオで言及されていた、塔に棲み着いた不審者に関するシナリオとなる。

わかりやすい討伐シナリオなので、事件の元凶をそのまま殴り倒すというシンプルな内容となっている。

また、道中では主に「解錠」・「鑑定」、シナリオ内で入手したアイテムを使って先に進むやり方が理解できるようになっている。

例えるなら、「鍵穴」に対して入手した「鍵アイテム」を使うといったもの。

シナリオ内で入手したアイテムを使ってイベントを進めていくというのは定番なので、ここで覚えておきたいところ。


一連の「チュートリアルシナリオ」としてはこのシナリオで最後になる。

シナリオも前2つが屋外探索→今回のダンジョン探索とバリエーションがあり、説明ばかりで飽きさせないようになっている。

3つのシナリオをクリアしたならカードワースの基礎的なポイントはある程度把握できると思うので、以降のシナリオをスムーズにプレイできるだろう。



■『泥沼の主』 タナカケイタ様 対象レベル:1~2


張り紙から抜粋【リューン郊外、中央公路沿いの森林地帯に馬折沼という湿地帯がある。この沼地に体長が10メートルを超える大蛇が棲みついた。その日、宿に駆け込んできた青年はこの獰猛な大蛇を退治するよう、冒険者達に依頼してきたのだが……。】

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張り紙にもあるように、沼地に棲みついた大蛇を退治する討伐シナリオ。

この大蛇がいる影響により馬折沼で植物を採集し、それを加工して暮らしている依頼人が困っているわけだ。

そこで冒険者たちが沼地に赴き、大蛇を探し出して退治することとなった。

道中では、通る場所に対する索敵判定などが能力値で行われる。

設定で決めてある探索役に該当する人物が行うことになるので気をつけておきたい。

また、ボスとなる大蛇は事前情報にあるように呪縛と中毒の状態異常になる攻撃を繰り出してくる。

技能ではなくイベントによる効果なので注意しよう。

大蛇を倒したらシナリオクリアである。

全体を通してシンプルな討伐シナリオであり、依頼人の正体などの冒険者以外からの視点もあるため物語が楽しく感じられる。



■『オルドリノの愛し猫』 mahipipa様 対象レベル:1~3


張り紙から抜粋【「猫よ、猫よ、燃ゆ街を見て何想う」】


「運が無く」冒険がうまくいかなかった冒険者の帰路から物語は始まる。

かつて芸術で栄えた都、領同士の諍いの中突如として姿を消してしまった都がある。

果たして、忽然と消え去った芸術の都は「タブロアート領」と呼ばれている。

その消え去ったはずの都と遭遇した冒険者たちは、都を探索中に「火を抱く猫」と遭遇する。


前半は物語の舞台の説明が主。

すでに滅び去った都と、残された手記、そこで自身の存在意義を果たさんとするアンドロイド「オルドリノ」、そして恐るべき「沈まぬ太陽」のことを聞かされる。

どうして都がこのような有り様になっているのか、オルドリノはこれからどうするのか。

冒険者はその話を聞いて、今後の行動を決めることになる。

選択肢にもよるが、後半は「沈まぬ太陽」へ立ち向かうために都の中を探索することになる。

時間制限付きなので必要なものを的確に集める必要があるが、その過程で都の住人たちが残した記録やアイテムなどから都市の背景を知ることができる。

何なら凄いやつを引き抜くことも可能(そして荷物袋に入る)。


最終局面にて恐るべき「沈まぬ太陽」との戦いは冒険者たちの手に委ねられる。

どういった決着を望むかはプレイヤー次第。

もちろん、低レベルの冒険者が立ち向かうには辛い相手なのは間違いない。

ただ、それを乗り越えるのもまた冒険である。

とても面白いシナリオで、設定もとても作り込まれている。

同作者様の別シナリオにもこのシナリオの設定が活かされており、筆者としては非常に気に入っているシナリオの1つである。



■『古城の追撃』 吹雪様 対象レベル:2~5


張り紙から抜粋【村の漁場である南西の淵に、うわばみが出没し難儀しております うわばみを退治して下さる勇士を急ぎ募集しています】


張り紙にもあるように、村の漁場に出没するうわばみ(大型の蛇、サーペントを指す)の討伐依頼となる。

だが、実際に相対することとなるのはうわばみではなく「ヒドラ」であった。

冒険者は咄嗟にヒドラの首を切り落とすことに成功したが、ヒドラが古城へと逃亡してしまう。

当然、追撃する冒険者だが思わぬ事態に見舞われることになる。

まず、ヒドラとの戦闘で火口箱が水に濡れてしまい、火が起こせなくなってしまった。

ヒドラの再生力を阻害するために火が有効打たり得るのだが、これでは……と頭を悩ませることに。

次に、古城内部を探索した結果、ヒドラが城に残されていた食糧を食い漁っている姿を目撃する。


お酒をテーマにした討伐シナリオ。

ヒドラは本来かなりの強敵なのだが、このシナリオでは様々なギミックでヒドラを弱体化することができる。

弱体化するための具体的な方法は、古城の中を探索することで複数種類見つけられる。

本当にあの手この手で弱体化する方法があるため、頑張ればレベル1の冒険者でもクリア可能。

また、古城の魔術師との掛け合いは非常に面白い。

冒険者同士の会話にも力が入れられているため、ただシナリオを進めていくだけでも楽しい。

各種シナリオで手に入るお酒を見る・入手することもできるため、今後クロスオーバー元のシナリオをプレイすると「あの時のお酒だ!」と思わずにはいられない。

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CardWirthシナリオ感想その他

CardWirthシナリオ感想リストその1

CardWirthシナリオ感想リストその2

CardWirthシナリオ感想リストその3

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