マダニとはどんな害虫?噛まれたらどう対処する?症状は? | ごろん小路。

マダニとはどんな害虫?噛まれたらどう対処する?症状は?

「マダニ」による被害が近年拡大しています。

夏に山登りなどの活動をする方だと、すでに被害を受けている場合もあるかもしれません。

しかし、マダニがどんな害虫なのかわからないと対策を講じにくいですよね。

また、マダニに噛まれた時の症状も知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

  • マダニとはどんな害虫?
  • マダニに噛まれたらどう対処する?
  • マダニに噛まれた時の症状とは?

これらの情報をまとめてみました。

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マダニとはどんな害虫?

「マダニ」とは、体長3mm~10mmにも及ぶ大きいダニのことです。

他の小さなダニとは違い肉眼で視認することができます。

さらに、吸血後は身体が膨らんで10mm~20mmにもなるので、吸血後ははっきりとその姿を確認することができるでしょう。

また、マダニは基本的に屋外におり、次のような場所に多く生息しています。

1・民家やあぜ道
2・裏庭や畑
3・山林やヤブ、草むらなど
4・シカやイノシシ、野うさぎなどの野生動物がよく通る道

以上です。

マダニは上記のような場所で吸血対象が訪れるのをじっと待ち続けています。

そして、野生動物や人間が通りかかるとその毛皮や衣服に取り付き、そのまま寄生して吸血します。

マダニは獲物に一度取り付くと、皮膚にしっかり口器を突き刺してセメント状の物質を出し固めます。

そうして抜け落ちない状態に固定してから、マダニは数日から10日くらいかけてゆっくりと吸血を行います。

ちなみに、マダニがいる場所は上記の通りなのですが、マダニそのものは日本中どこにでもいます。

例えば、登山などで山に入る人はとくに気をつけた方が良いでしょう。

マダニに噛まれたらどう対処する?

マダニに噛まれている箇所を発見し、そこにまだマダニがいる場合は無理に引き抜こうとしないでください。

マダニに噛まれた直後なら、先の尖ったピンセットなどでマダニの口器の部分を掴み、ゆっくり引き抜くことが可能です。

この時、マダニの腹部を摘まないように注意をしてください。

吸着したマダニの腹部に圧力が加わると、マダニの体液成分が皮膚内に流入しやすくなるからです。

また、吸着して3日以上が経過すると、マダニを素人が取り除くことは困難になります。

前章にもあるように、マダニは吸血時にセメント状の物質を出し固めるため、口器が皮膚組織と固く接着している状態になります。

無理に引っ張ると、皮膚内にマダニの口器がちぎれて残る恐れがあるため避けましょう。

マダニの自力での除去が困難である場合は、物理的に皮膚を切除することになる可能性が高いので、まずは病院で皮膚科を受診してください。

あるいは、市販されている犬や猫などのペットに吸着したマダニの除去に用いられるマダニ除去器具を利用する方法もあります。

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ただし、これらは決して人間用の医療用器具ではありませんので、使う人の自己責任で用いる必要があることに注意をしてください。

重ねて言いますが、何が起こっても自己責任という扱いになります。

不安な方はまずは病院の皮膚科を受診してください。

マダニに噛まれた時の症状とは?

マダニに噛まれた直後から吸血中には、何らかの症状はほとんどありません。

というのも、マダニは吸血時に麻酔作用がある唾液を注入するため、噛まれていることに気づかないことも多くあるためです。

マダニが吸血し終わって離れても「マダニに噛まれた箇所が異様にかゆい」程度で終わることも珍しくありません。

しかし、マダニは感染病を媒介する害虫であることに注意をしてください。

マダニが媒介する病気には、以下のようなものが挙げられます。

1・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
2・ライム病
3・日本紅斑熱
4・回帰熱
5・ダニ媒介性脳炎

以上です。

そのため、マダニに噛まれた後で、2週間位内に発熱・頭痛・発疹・食欲低下・嘔吐などの症状があった場合は早めに医療機関を受診しましょう。

また、その際には除去したマダニ本体があれば持参することが重要です。

マダニによる感染症には診断の難しいものが多いのですが、除去したマダニの種名がわかれば診断の助けになるからですね。

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まとめ

「マダニ」とは、体長3mm~10mmにも及ぶ大きいダニのことです。

他の小さなダニとは違い肉眼で視認することができます。

さらに、吸血後は身体が膨らんで10mm~20mmにもなるので、吸血後ははっきりとその姿を確認することができるでしょう。

また、マダニは基本的に屋外におり、次のような場所に多く生息しています。

1・民家やあぜ道
2・裏庭や畑
3・山林やヤブ、草むらなど
4・シカやイノシシ、野うさぎなどの野生動物がよく通る道

以上です。

また、マダニに噛まれている箇所を発見し、そこにまだマダニがいる場合は無理に引き抜こうとしないでください。

マダニに噛まれた直後なら、先の尖ったピンセットなどでマダニの口器の部分を掴み、ゆっくり引き抜くことが可能です。

この時、マダニの腹部を摘まないように注意をしてください。

吸着したマダニの腹部に圧力が加わると、マダニの体液成分が皮膚内に流入しやすくなるからです。

最後に、マダニに刺されてた直後から吸血中には、刺されている間の症状はほとんどありません。

というのも、マダニは吸血時に麻酔作用がある唾液を注入するため、刺されていることに気づかないことも多くあるためです。

マダニが吸血し終わって離れても「マダニに刺された箇所が異様にかゆい」程度で終わることも珍しくありません。

しかし、マダニは感染病を媒介する害虫であることに注意をしてください。

マダニが媒介する病気には、以下のようなものが挙げられます。

1・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
2・ライム病
3・日本紅斑熱
4・回帰熱
5・ダニ媒介性脳炎

以上です。

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