本のカビ対策方法とは?見分け方や取り方は? | ごろん小路。

本のカビ対策方法とは?見分け方や取り方は?

「本」を本棚に保管しているとカビが発生していることがあります。

大切な本がカビによる被害を受けるなんて本当に辛いですよね。

しかし、カビへの対策方法や見分け方がわからないと対処が難しいかと思います。

そこで今回の記事では、

  • 本のカビ対策方法とは?
  • 本のカビの見分け方とは?
  • 本のカビの取り方とは?

これらの情報をまとめてみました。

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本のカビ対策方法とは?

本のカビ対策方法として最も重要なのが「湿度」と「栄養」です。

まず、カビが濡れている場所や高湿度の環境を好むという特徴があるためです。

最近の日本家屋は密閉性に優れており、通気性を意識して換気をしないと湿度が高くなる恐れがあります。

さらに、本を置いている部屋全体の湿度が高くなくても、本棚の壁側に冷暖房器具によって結露が生じることがあります。

こういった結露が常態化してしまうと、本に湿気が溜まりカビが発生しやすい環境になってしまうわけですね。

そこで、定期的に部屋の換気を行ったり、本棚と壁に隙間を作ることで上記の問題をある程度解決できるでしょう。

本や本棚で使用することを目的とした除湿剤・除湿シートなどを利用することも効果的です。


また、一般的な本棚で本を保管していると、降り積もるホコリなどに含まれる栄養分がカビの繁殖を助けることがあります。

家の中のホコリには、衣類の繊維だけではなく、人間のふけ・髪の毛・ダニの死骸など有機物が含まれています。

これら有機物を栄養分にしてカビは繁殖していくため、本にはホコリが溜まらないようにすることが重要です。

そのため、定期的に本や本棚を掃除して、清潔な状態を維持するようにしましょう。

あるいは、本の形がある程度均等に揃っているのなら、本の上にクリアファイルを置いてホコリ避けにするという方法もあります。


ちなみに、ホコリ以外にも手垢がカビの原因になることがあります。

これは、素手で直接本を触ると手の皮脂が本のページなどに付着するためですね。

これもカビの栄養源となるため、貴重な本を触る際は手袋をして取り扱うとカビ対策になります。

本のカビの見分け方とは?

本のカビの見分け方では「臭い」と「形」が挙げられます。

まず「臭い」ですが、これはカビ特有のカビ臭さを指しています。

一般的なカビの臭いは、土の匂いや腐った木材のような臭いがします。

こういった臭いがカビの疑いがあるものからすれば、残念ながらその正体はカビの確率が高いでしょう。

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また、カビには「形」も特徴的なものがあります。

本に生じるカビの多くは比較的綺麗な円形をしている場合が多いからです。

上記の臭いと組み合わせて考えて、両方の特徴に該当するなら高確率でカビを判断して良いでしょう。

本のカビの取り方とは?

本にカビが発生しても、それが初期の頃であれば自分で取り除くことが可能です。

具体的には、薬局などで販売されている「無水エタノール」を使う方法になります。

「無水エタノール」とは、水分が含まれない100%エタノールのことを指しています。

本来、消毒という観点からすると、水分が含まれる消毒用エタノールの方が適度な揮発と浸透力で殺菌効果が見込めます。

しかし、今回は本という紙に対しての使用なので、水分が含まれない無水エタノールを使います。

無水エタノールを使った本のカビ取り方法は、以下のようなやり方となります。

1・乾いた布かペーパータオルに無水エタノールを含ませる
2・本の目立たないところを拭き、変色や紙の変質が起こらないかチェックする
3・2番のチェック後、本のカビを拭く
4・拭いた部分を刷毛のようなもので払い落とす

以上です。

注意点としては、3番目の本のカビを拭く際にゴシゴシ擦るようにすることは厳禁です。

本が傷みますし、カビが繊維の奥に入り込む恐れがあるためです。

そのため、カビを拭く際は優しく、カビを広げないよう一方向に拭いていくと良いでしょう。

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まとめ

本のカビ対策方法として最も重要なのが「湿度」と「栄養」です。

これらを管理・対策することがカビ対策に効果的です。

また、本のカビの見分け方では「臭い」と「形」が挙げられます。

まず「臭い」ですが、これはカビ特有のカビ臭さを指しています。

一般的なカビの臭いは、土の匂いや腐った木材のような臭いがします。

さらに、カビには「形」も特徴的なものがあります。

本に生じるカビの多くは比較的綺麗な円形をしている場合が多いからです。

最後に、本にカビが発生しても、それが初期の頃であれば自分で取り除くことが可能です。

具体的には、薬局などで販売されている「無水エタノール」を使う方法になります。

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