「本」を読もうと手に取った時にダニのような虫が本にいることがあります。
大切な本ですから害虫から守りたいと考えるのは当然ですが、具体的な予防方法がわからないと困ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、
- 本にダニがつくことがある?
- 本につく虫の予防方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
本にダニがつくことがある?
結論から言えば、本にダニがつくことはあります。
しかし、ダニは肉眼で確認できないほど小さいので、本についていることが目でわかる場合はダニ以外の害虫になります。
そして、多くの場合はダニ以外の害虫が本に被害を与えることがほとんどです。
本に被害を与える害虫としては、以下のようなものが挙げられます。
2・チャタテムシ
3・シバンムシ
以上です。
1番目の「紙魚(シミ)」は代表的な本に湧く害虫ですね。
銀色の胴体と長い触覚と尾が特徴で、体長は8~10mm程度ととても小さい害虫です。
とても素早く動きながら、本などの紙製品やホコリを食べて生きています。
また、紙魚は生命力が非常に高い害虫として有名です。
例えば、紙魚は1年間エサを食べなくても生存する可能性があると言われています。
そのため、すでに発生した紙魚の個体が餓死することはまずありません。
さらに寿命も非常に長く、ゴキブリの寿命が約1年程度であるとされている一方、紙魚の寿命は7~8年ほどだとされています。
繁殖力も高いため、条件が揃うと大量発生に繋がる注意すべき害虫であると言えるでしょう。
2番目の「チャタテムシ」とは、体長は1~2mm程度の大きさで淡い褐色が特徴の害虫です。
エサを食べる際の咀嚼音が茶を立てる時の音に似ていることから、「茶立虫(チャタテムシ)」と呼ばれています。
チャタテムシは雑食性の害虫であるため、基本的には何でも食べるのですが、その中でもとくにカビを好んで食べる害虫です。
本や本棚には湿気が溜まりやすいためカビが発生しやすく、チャタテムシが好む環境が揃っているため住居にされる可能性が高いです。
また、紙魚(シミ)と同様に大量発生する恐れがある害虫でもあるため、保管している本や本棚を清潔な状態で維持することが重要になります。
最後の「シバンムシ」とは、赤褐色や茶褐色の体色をしており、体長は約2~3mm程度の害虫になります。
エサを食べる時に鳴らすカチカチという音が、死の時を告げる時計の音に聞こえることから、英語では「死の見張り番(death-watch beetle)」と呼ばれています。
そこから、日本では「死番虫」という名前が付けられました。
シバンムシは本だけではなく、家の建材や食品などあらゆるものを食べてしまう恐ろしい害虫です。
シロアリと同じように、家財に甚大な被害を与えることが懸念されるので注意をしておきましょう。
本につく虫の予防方法とは?
本につく虫の予防方法としては、虫が本に付きにくい環境を作る・維持することが重要になります。
例えば、前章の害虫たちは暗所かつ湿度がある場所を好む傾向があります。
そこで、普段から窓を開けて換気をしたり、害虫のエサとなるゴミやホコリを定期的に掃除して取り除きましょう。
本棚に防虫シートを敷くなどといった対処方法も効果的です。
本棚用の防虫剤は通販などで購入することが可能なので、検討してみると良いかと思います。
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まとめ
多くの場合はダニ以外の害虫が本に被害を与えることがほとんどです。
本に被害を与える害虫としては、以下のようなものが挙げられます。
2・チャタテムシ
3・シバンムシ
以上です。
また、本につく虫の予防方法としては、虫が本に付きにくい環境を作る・維持することが重要になります。
例えば、前章の害虫たちは暗所かつ湿度がある場所を好む傾向があります。
そこで、普段から窓を開けて換気をしたり、害虫のエサとなるゴミやホコリを定期的に掃除して取り除きましょう。
本棚に防虫シートを敷くなどといった対処方法も効果的です。