雨対策に防水スプレーや撥水スプレーが市販されているところを目にすることがあります。
しかし、この防水スプレーと撥水スプレーにはどんな違いがあるのか、よくわからない方は多いのではないでしょうか?
また、防水スプレーと撥水スプレーのどちらを使うべきなのかも知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 防水スプレーと撥水スプレーの違いとは?
- 防水スプレーと撥水スプレーはどっちを使うべき?
これらの情報をまとめてみました。
防水スプレーと撥水スプレーの違いとは?
結論から言えば、防水スプレーと撥水スプレーの違いはありません。
もちろん、言葉の意味は違うのですが、製品として見た場合は防水スプレーも撥水スプレーも、素材表面で水を弾くことで浸透を防ぐという効果があります。
実際、防水スプレーと撥水スプレーのどちらも、スプレーを噴霧した部分が水を弾くようになりますからね。
雨水を弾いて、スプレーを吹き付けた物品を守りたい場合は、適宜必要な製品を購入すれば大丈夫です。
注意点としては、スプレーは上記のとおりですが、これらが製品の素材への加工などになるとまったく別物になる点です。
まず「撥水加工」とは、シリコンやフッ素などで生地の表面をコーティングし、水を玉状にして素材表面で弾く加工のことを指します。
これは上記のスプレーと同じ効果になります。
それに対して「防水加工」とは、塩化ビニルや合成ゴムなどで生地そのものを水を通さない素材で作ったり、生地の隙間にゴムや合成樹脂を塗り込んで、水を通さないようにする加工を指します。
つまり、素材表面で水を弾くようなものではなく、素材そのものの特徴として水を通さない加工になります。
水の浸透をほぼ完全に防ぎ、強い雨でも水を通しません。
このようにまったく違うものになるので、スプレーの防水・撥水とは別物なので気をつけておきましょう。
防水スプレーと撥水スプレーはどっちを使うべき?
前章にもあるように、防水スプレーと撥水スプレーは同じものなので、使用目的にあった製品を選べば大丈夫です。
注意点としては、これらの製品の撥水性を活用した防水は完璧にはできないことです。
これはスプレーにせよ、その他のどんな撥水剤でも同じです。
さらに、衣類に対する撥水性に限定して言えば、洗濯などによって性能が劣化していくため、恒久的なものにはなりません。
そして、どんな超撥水をする衣類であっても、長い時間水に接するといずれ水は染み込んでいきます。
そのため、「防水スプレーを吹き付けてあるから、物品が雨に濡れることはない」という考えはやめておきましょう。
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まとめ
防水スプレーと撥水スプレーの違いはありません。
もちろん、言葉の意味は違うのですが、製品として見た場合は防水スプレーも撥水スプレーも、素材表面で水を弾くことで浸透を防ぐという効果があります。
実際、防水スプレーと撥水スプレーのどちらも、スプレーを噴霧した部分が水を弾くようになりますからね。
雨水を弾いて、スプレーを吹き付けた物品を守りたい場合は、適宜必要な製品を購入すれば大丈夫です。
また、これらの製品の撥水性を活用した防水は完璧にはできないことです。
これはスプレーにせよ、その他のどんな撥水剤でも同じです。
さらに、衣類に対する撥水性に限定して言えば、洗濯などによって性能が劣化していくため、恒久的なものにはなりません。
そして、どんな超撥水をする衣類であっても、長い時間水に接するといずれ水は染み込んでいきます。
そのため、「防水スプレーを吹き付けてあるから、物品が雨に濡れることはない」という考えはやめておきましょう。