花粉症の症状といえば、大量の鼻水、くしゃみなどが知られています。
しかし、花粉症の症状はこういったもの以外にもあることをご存知でしょうか?
花粉症とは、体内に植物の花粉が侵入したことにより起こるアレルギー反応であるため、一見して花粉症とは関係ないような症状が現れることがあります。
また、花粉症と風邪の症状の違いがよくわからない方も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、
- 花粉症の症状の一覧まとめ
- 花粉症と風邪の違いについて
これらのことについて書いてみました。
是非、参考にしてください。
花粉症の症状の一覧まとめ
ここではまず、花粉症の症状をご紹介させていただきます。
鼻水
花粉症の症状ではもっとも有名なものになります。
花粉が呼吸により鼻の中へ入ってくると、それを排除するために鼻水を分泌します。
この際に分泌される鼻水の色は透明であり、さらさらとした粘つかないものとなっています。
これは鼻の中に入ってきた花粉を洗い流すためであり、また、鼻水は涙と同じように殺菌作用があるため、異物である花粉から身体を守ろうとしているわけですね。
鼻づまり
呼吸により花粉などの異物を吸い込み、鼻の粘膜に異物が張り付くとその部分が腫れ上がることがあります。
こうなると、その部分が充血して空気の通り道を圧迫し、鼻水が上手く外へ出られなくなります。
これが鼻づまりです。
酷い鼻づまりになると、鼻の奥に鼻水がずっと溜まり続けることも珍しくありません。
鼻水が喉を通って落ちてくる(鼻漏と呼ばれます)こともあり、強い不快感を感じる人も多いと思います。
また、鼻づまりにより口呼吸の回数が増えると、口の中が乾燥しやすくなります。
そのため、喉の痛みや咳が出るようになったり、食事の際に臭いがわからなくなるので味覚が鈍るといった症状が出てくることがあります。
くしゃみ
くしゃみは、花粉などの異物を外へ排出するために起こります。
花粉症のようなアレルギー性鼻炎の場合、何回も連続でくしゃみをするのが特徴です。
ひどい場合になると、1日に20回以上のくしゃみが出ることもあります。
目のかゆみ
花粉が目に付着することによって、目がかゆくなることがあります。
これは、目に花粉などがくっつくことによりアレルギー反応が起き、知覚神経などを刺激するからです。
また、目のかゆみ以外にも涙が大量に流れるといったことも起こります。
皮膚炎・肌のかゆみ
花粉が肌に接触することにより、その部分が荒れたりかゆみが出ることがあります。
手足などはもちろん、耳の中にも同様のことが起こることがあり、その際はひどいかゆみが症状として現れます。
喉の痛み・かゆみ
花粉症による喉の痛み・かゆみの原因は大きく分けて2種類あります。
「花粉が喉の粘膜に付着すること」と「口呼吸による乾燥」です。
前者は、花粉が喉を通過することで起こるアレルギー反応が原因で、後者は鼻づまりなどにより口呼吸の頻度が増えることによって発生します。
喉がイガイガしたり、炎症などの症状が引き起こされます。
微熱・頭痛・倦怠感など
上記の花粉症の症状によるストレスで、他の様々な症状が誘発される可能性もあります。
集中力の低下や頭痛、無気力感などが現れ、すでに現れている症状と合わさってさらに悪化することも珍しくありません。
花粉症と風邪の違いについて
花粉症の症状は風邪とよく似ています。
鼻水、喉の違和感、頭痛、くしゃみなど、うっかりすると風邪と勘違いする症状ですよね。
ここでは、具体的に花粉症と風邪の症状はどう違うのかを表にしてみました。
身体の部位・症状 | 花粉症 | 風邪 |
---|---|---|
目 | 痒みがある | 痒みがない |
鼻 | さらさらとした透明な鼻水 | ドロッとした黄色の鼻水 |
咳 | 乾いた咳 | 痰が絡み咳の頻度が多い |
喉 | 痒みがある | 痒みがない |
くしゃみ | 立て続けに何度も起こる | 頻度が少ない |
嘔吐・下痢 | ない | ある |
頭痛・発熱 | 激しくない・微熱 | 激しい・微熱~高熱 |
じゃばらサプリ270粒:奇跡の柑橘ジャバラに青ミカン成分を凝縮 1本: 1か月分
花粉症に関するその他の情報
花粉症に関するその他の情報は、以下の記事にまとめてあります。
花粉症には人工涙液が良いのかやどこで購入できるのかをくわしく紹介
花粉が布団に付かないようにする対策やシーツを洗濯する時の工夫とは?
花粉が衣類にたくさん付着する!落とし方やブロックする方法について
花粉が洗濯物に付かないようにする対策と外や夜に干すことについても紹介
スギ花粉はいつからいつまで飛ぶ?ピークがいつかや多く飛ぶ気象条件とは?
花粉症の時期はいつまでなのか?植物の種類や時期についても紹介
花粉症でお風呂上がりにひどい症状に襲われる原因はこれ!対策方法も紹介
花粉症対策には掃除がおすすめ!掃除のコツや必要な道具もくわしく紹介
まとめ
花粉症と風邪の症状は非常によく似ています。
花粉症と風邪では、治療方法が大きく違うのでしっかりと判別しておきたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。