スギ花粉はいつからいつまで飛ぶ?ピークがいつかや多く飛ぶ気象条件とは? | ごろん小路。

スギ花粉はいつからいつまで飛ぶ?ピークがいつかや多く飛ぶ気象条件とは?

花粉症の方にとってスギ花粉が飛ぶ春は嫌な季節かもしれません。

花粉症の原因を挙げる際は必ず名前が出てくるスギ花粉ですが、詳しい知識がある方は少ないのではないでしょうか?

日本は地域によって温暖の差があるため、スギ花粉が飛散する時期は微妙に異なります。

また、花粉が飛散しやすい条件などをあらかじめ知っておけば、「今日はスギ花粉が良く飛ぶだろうな」と予想することが出来、スギ花粉への対策が立てやすくなるかと思います。

そこで今回の記事では、

  • スギ花粉はいつからいつまで飛ぶのかについて
  • スギ花粉のピークはいつなのか?
  • スギ花粉が多く飛ぶ気象条件とは?

これらのことについて書いてみました。

是非、参考にしてください。

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スギ花粉はいつからいつまで飛ぶのかについて

花粉症と言えばスギ花粉と呼ばれるように、スギがまったく生息していない沖縄を除く日本全国にスギは存在します。

鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状で私たちを苦しめるスギ花粉ですが、原因となる花粉が飛散する時期は決まっています。

スギ花粉が飛散する時期を、地域別に表にまとめてみました。


地域名飛散する時期
北海道3月~5月
東北1月~6月 8月~12月
関東1月~6月 9月~12月
東海1月~5月 10月~12月
関西1月~5月 10月~12月
九州1月~5月 10月~12月


この表を見てもらうとわかるかと思いますが、恐ろしいことにほぼ1年中スギ花粉は飛散しています。

夏の間だけはおとなしくなるようですが、それ以外の季節は常に空気中にスギ花粉が存在しています。

秋の季節に、風邪でもないのに鼻水や鼻づまり、くしゃみが止まらないといった症状が現れている方は花粉症の症状かもしれません。

花粉症は春というイメージが非常に強いので、「風邪かな……?」と勘違いした場合、風邪を治療する方法を試すことになると思いますが、花粉症と風邪の治療方法はまったく異なります。

そのため風邪と勘違いし、知らず知らずのうちに秋にも花粉症で苦しんでいるという可能性は十分にありえます。

花粉症と風邪の症状はよく似ているので注意しましょう。

スギ花粉のピークはいつなのか?

テレビや動画などで、目に見えるほどの花粉が杉の木から飛散している悪夢のような光景を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

花粉症の症状が激しくなる時期はおおよそ春であり、スギ花粉がもっとも飛散する時期、そのピークもまた春になります。

スギ花粉のピークがいつになるのかを知っておくと、花粉症の薬や対策をいつまでにすべきかを知ることが出来ます。

ただ、スギ花粉のピークは温度差などにより地域によって異なります。

そのため、自分の住んでいる地域がいつ花粉の猛威に襲われるのかを調べておく必要が生じます。

そこで、地域ごとにスギ花粉のピークはいつ頃になるのかをまとめてみました。


地域名ピークになる時期
東北2月中旬~4月
関東2月~6月上旬
東海2月中旬~4月中旬
関西2月~4月中旬
九州2月~3月


花粉症のピークが最も長いのが関東になります。

2月になると、マスクを着用して通勤している人たちが目立ちはじめるのではないでしょうか?

実際、関東・東海地方はスギ花粉症患者が多く見られています。

逆に、北海道は花粉の飛散こそ起こりますがほとんど花粉の量がありませんし、沖縄はスギが生育していないのでそもそも花粉が飛びません。

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ただ、北海道はスギ花粉症ではなくシラカンバ花粉症が主になっているので、北海道にお住まいの方はこちらに注意が必要です。

そして、どの地域も梅雨に入る時期になると花粉の飛散が収まります。

スギ花粉が多く飛ぶ気象条件とは?

スギ花粉が多く飛ぶ気象条件は2つあり、「前年の夏の日照時間や最高気温」と「当日の気象条件」にわかれます。

「前年の夏の日照時間や最高気温」は、スギの雄花の生育に大きな影響を与えます。

夏の間に十分な日照時間があり、暑い日が続くと花粉を放出する雄花が大量に育ち、翌春に飛散するスギ花粉の量が大幅に増えます。

テレビなどで「猛暑だった翌年は花粉の量が増える」というのは、これを指しています。


次に「当日の気象条件」ですが、これは複数の条件が存在します。

風が強い

1つ目は風が強いことです。

飛散する花粉が強風で広範囲に飛散することになるからですね。

また、都心などアスファルトによる舗装が多い場所では、一度地面に落ちた花粉が再び舞い上がることがあります。

前日が雨で当日が快晴

雨が降ると雄花が濡れて花が開かず、花粉が飛散しにくくなります。

しかし、この場合は雨の日分のスギ花粉が翌日に持ち越されることになるので、当日には事実上2倍の花粉が飛散することになります。

空気が乾燥している状態だと、さらに飛散する範囲が広くなってしまいます。

気温が高い

花粉を放出するスギの雄花は、気温が高いと開きやすくなります。

お昼頃がもっとも気温が高くなるので、花粉の飛散もこの時間帯がピークになります。

特に、当日の気温が10度を超える場合は注意が必要です。


筆者としては、「空気が乾燥して」「風が強く」「気温が高い」といったように条件が重なる日は、花粉に対する警戒を引き上げるようにしています。

また、雨の日は花粉が少なくなるため油断しがちですが、翌日が酷いことになるので同じく注意をしています。

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まとめ

花粉症は本当に辛いですよね。

鼻水などの症状は、仕事や家事などの集中力を奪い続けるため、花粉が多く飛散する日に外出することはなるべく避けたいところです。

そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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