「チャイルドシート」に座っている子どもが突然に嘔吐することがあります。
自動車の運転中にそんな事態に陥るとパニックになってしまいますよね。
また、チャイルドシートに嘔吐した子どもへどういった対処をすれば良いのかわからず、悩んでしまうかと思います。
そこで今回の記事では、チャイルドシートで子どもが嘔吐した時の処理方法について、お伝えさせていただきます。
チャイルドシートで子どもが嘔吐した時の処理方法はこれ!
1・自動車を停車させる
自動車の運転中に子どもがチャイルドシートで嘔吐した場合、まずは自動車を安全な場所に停車させましょう。
子どもがいきなり嘔吐してパニックになるかと思いますが、運転中に処理することは危険ですし不可能です。
交通事故を防ぐためにも、心を落ち着かせて冷静な対応をしてください。
子どもや嘔吐物の処理に集中できる環境を作ることが大切です。
そのため、まずはスーパーの駐車場といった安全な場所へ停車してから嘔吐物の処理を始めるようにしましょう。
2・嘔吐物は吐けるだけ吐かせる
嘔吐物は吐けるだけ吐かせるようにしてください。
ビニール袋などへ、そのまま子どもが吐けるようにしてあげると良いでしょう。
また、子どもが嘔吐をした時は、水分補給が気になるかと思いますが、これは後回しにしましょう。
というのも、子どもが再度嘔吐する可能性があるため、すぐに水分を与えることはやめておいた方が無難だからです。
次に、子どもを寝かせて休ませる場合は、横向きに寝かせるように注意する必要があります。
子どもを仰向けに寝かせることは、嘔吐物によって窒息などの危険があるため絶対にやめましょう。
3・子ども様子を観察する
子どもが嘔吐した後、吐くだけ吐いて元気な様子ならすぐに病院に行かず、自宅で経過観察をしても大丈夫かと思います。
ただ、「子どもがぐったりとしている」・「嘔吐物に血が混じっている」・「子どもが腹痛を訴えている」などの症状が現れている場合、すぐに病院を受診するようにしてください。
必要であれば、かかりつけの病院に電話相談をするのも良いでしょう。
4・嘔吐物をとにかく拭く
子どもの状態が良好であれば、嘔吐物を処理していきましょう。
タオルや除菌ウエットティッシュなどを使って、子どもの嘔吐物をとにかく拭いていきます。
嘔吐物そのものはビニール袋などへ入れていけば大丈夫です。
また、チャイルドシート本体も拭いておきましょう。
後述しますが、チャイルドシートは水洗い出来る製品が多いので、今は嘔吐物を取り除くことを優先すればOKです。
ちなみに、兄弟のように他にも子どもがいる場合は、二次感染を防ぐためにも嘔吐物がかからない場所へ移動させてあげましょう。
5・チャイルドシートを分解して掃除する
チャイルドシートに付属している取扱説明書を確認して、チャイルドシートを分解していきましょう。
分解した後は、チャイルドシートは熱湯消毒と除菌スプレーなどで処理し、シートカバーの部分は中性洗剤を使用して手洗いをすると良いでしょう。
ただ、熱湯消毒を行う際には耐熱温度に注意してください。
耐熱温度は材質によって異なり、一例としては、
2・発泡スチロール……70℃~80℃ほど
以上です。
沸騰するほどの熱湯にこれらを入れてしまうと、材質が溶けて変形するなどの問題が生じる可能性があるため、注意をしておきましょう。
また、チャイルドシートの分解や、殺菌作用のある酸素系漂白剤などを使って洗う場合については、以下の記事のやり方が使えるかと思います。
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6・チャイルドシートを組み直す
綺麗にしたチャイルドシートをよく乾かした後は、チャイルドシートを元の状態に組み直しましょう。
取扱説明書を確認しながら作業を行うと、ミスやパーツの取りこぼしを防ぐことが出来ます。
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まとめ
チャイルドシートで子どもが嘔吐した時は本当に焦ってしまいますよね。
嘔吐物を素早く処理するために、この記事がお役に立てれば幸いです。