節分の豆まきは、家の中の邪気を祓い無病息災を祈る行事です。
「鬼は外!福は内!」の掛け声とともに豆をまいていくわけですが、この豆、すぐに捨ててしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか?
あるいは、家の外へまいた豆はそのままほったらかしにする人も少なくないと思います。
実は、豆まきで豆をまいた後、その豆にはまだ役目が残っているのです。
豆まきを楽しむためにも、まいた豆のことについてきちんと知っておきたいですね。
そこで今回の記事では、
- 豆まきでまいた豆はすぐに掃除して捨てる?
- 豆まきの掃除で外をする場合は?<
- 豆まきの家の中の掃除について<
これらのことについて書いてみました。
是非、参考にしてください。
豆まきでまいた豆はすぐに掃除して捨てる?
豆まきでまいた豆をすぐに掃除して捨てている場合があると思います。
実はこれ、まいた豆は捨てては駄目なんです。
豆まきの豆は本来、豆まきを行う前に神棚へお供えしておきます。
(神棚がない家は塩をもったお皿と一緒に置いておきます)
このお供えしておいた豆を豆まきに使うわけですね。
つまり、豆まきの豆は神様へのお供え物であるわけです。
また、豆まきは家の中にある邪気を祓う行事ですが、この時にまいた豆にもちゃんとした意味があります。
それは、「床にまいた豆を食べられるほど、いつも家を清潔に掃除しておくと病気にならずに幸せに過ごせる」というものです。
1年間の無病息災をなせるようになるわけですね。
豆をまく前にきちんと掃除をしておくことで、豆まきを思いっきり楽しむことができるようになるでしょう。
豆まきの掃除で外をする場合は?
節分の豆まきは家の外へ向かって豆をまきますよね?
この外へまかれた豆ですが、素早く掃除をするとすっきりしてとても気分が良いと思います。
雨が降った後に掃除をしようとすると、豆が水分を吸ってブヨブヨになって気持ち悪くなってしまします。
また、まかれた豆は鳩などが食べることもありますが、もしも庭で犬を飼育している場合は注意が必要です。
犬は豆を食べることが身体の構造上不向きなので、消化器官に大きな負担をかけ、便秘・下痢・消化不良などの症状を引き起こすことがあります。
最近では大豆アレルギーの犬が増えてきていることも無視できません。
豆まきの豆を犬が食べる危険性についてはこちらの記事にまとめてあります。
節分の豆まきの豆は犬が食べても大丈夫?豆まきの豆を食べないようにする方法
これらの解決策として、市販されている豆の中には小袋に分けて入れられている商品がありますので、これを使います。
小袋ごと豆をまくことで回収を簡単にするわけですね。
小袋に入っているので、掃除をする際に豆を見落とすこともなくなります。
他には、ビニール袋に豆を入れ口を結んだものを使うことも出来ます。
これならすぐに用意ができますので、上記の市販品を買い損ねた場合でも問題ありません。
豆まきの家の中の掃除について
豆まきで家の中へまいた豆を掃除する際も、豆を小袋に分けて入れた市販品やビニール袋に入れた豆が活躍するでしょう。
豆をそのまま家の中へまく場合は、新聞紙などで冷蔵庫下や棚の隙間を埋めておくと、豆がうっかり回収出来ないような場所へ入ることを防止できます。
また、大豆ではなく殻が大きい落花生を使うのも良いでしょう。
「大豆じゃなくても良いの?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、北海道などの地域では落花生を豆まきに使うのが一般的となっています。
いつもは大豆をまいている方も、今回は落花生をまいてみるも面白いかと思います。
あるいは、単純にまく豆の量を減らしたり、掃除をしやすい部屋のみに豆をまくことも良いでしょう。
ゴチャゴチャと物がある部屋よりも、すっきりとしたスペースがある部屋の方が豆の回収も簡単ですしね。
豆まきに関するその他の情報
豆まきに関するその他の情報は、以下の記事に情報をまとめています。
豆まきでまいた豆はすぐに掃除して捨てる?掃除を外と家の中でする時のポイント
節分の豆まきの豆は犬が食べても大丈夫?豆まきの豆を食べないようにする方法
豆まきに落花生が使われるのはなぜなのか?使用する地方についても紹介
豆まきをマンションやアパートでしてもいいの?廊下やベランダのことも紹介
まとめ
節分の豆まきは、やっている間は楽しいですが掃除が大変だと考える方が多いように思います。
「豆まきの後の掃除が面倒だから豆まきはしない」という人も珍しくないでしょう。
筆者としては、記事に書いた通り簡単な工夫で豆まきの後の掃除を楽にできるので、是非、豆まきをご家族の方と一緒に楽しんでいただきたいと思います。