雛祭りが終われば雛人形を素早く納めましょう。
あまり長く雛人形を飾っていると傷んでしまうことがあるからです。
しかし、いざ雛人形を収納する時になると、思った以上の手間や時間がかかってしまいます。
また、カビなどのことを考えると、きちんとした収納場所に納めたいですよね。
そこで今回の記事では、
- 雛人形の収納場所のおすすめ
- 雛人形の収納の仕方について
これらのことについて書いてみました。
ぜひ、参考にしてください。
雛人形の収納場所のおすすめ
雛人形は一年の大半を収納された状態で過ごします。
そのため、カビや虫食いなどの被害を受けやすいものであると言えます。
特に、湿気は天敵と言える存在なので注意が必要になります。
この章では、湿気などに注意しつつ雛人形を収納できる場所をご紹介させていただきます。
押し入れ
普段使わない物品を収納する場所としては最初に思いつく場所だと思います。
機能的にも一番スマートに収納できる場所ですね。
雛人形を収納することに問題はありませんが、湿気に対する対策をしておく必要があります。
防虫剤と除湿効果のある品を使うのはもちろん、出来れば押し入れの上段に雛人形を収納するようにしましょう。
湿気、つまり水分は空気よりも重いため、下へ下へと移動していきます。
そのため、湿気に弱いものは押し入れの下段には置かない方が良いのです。
除湿効果のある品は、湿気が集まる下段に置くと効果がより期待できます。
逆に、防虫剤は押し入れの上段へ設置しましょう。
防虫剤の薬剤も、湿気と同じように下へ下へと移動するからです。
クローゼット
雛人形を収納する場所が押し入れではなくクローゼットである場合も、注意すべきことは基本的には押し入れに収納する時と変わりません。
湿気や虫食い対策をしっかりとしておきましょう。
天袋
湿気対策として、押し入れのさらに上にある天袋に雛人形を収納するのも良いでしょう。
天井にもっとも近い場所になるので、湿気からは一番遠い場所になります。
少し狭い場所になることが多いので、雛人形のサイズが大きい場合は収納する時に若干大変かもしれません。
ちなみに、家の外にある物置などに雛人形を収納するのはやめましょう。
梅雨などの時は湿気が酷くなりますし、虫が入り放題である場合も珍しくないからです。
雛人形を収納する場所を上記以外で検討する時は、基本的に家の中に収納するようにしましょう。
雛人形の収納の仕方について
雛人形を収納するにあたり、注意すべき事をまとめてみました。
ぜひ、参考にしてください。
雛人形を圧迫しないようにする
雛人形を納める際は、元々入れてあったダンボールなどに戻すかと思いますが、この時に人形や装飾品をぎゅうぎゅう詰めにならないように注意しましょう。
基本的には、出した時と同じ状態へ戻すのが理想です。
「元の状態がどうだったか、うっかり忘れてどうすれば良いのかわからなくなった……」ということを防ぐためには、収納されている状態の写真をスマホなどで撮影しておくと良いでしょう。
また、雛人形が入ったダンボールなどの上に重たいものを置かないようにすることも大切です。
付着した埃を掃除する
数日とは言え、雛人形を飾ると埃が付着してしまいます。
収納する前にしっかりと掃除をしてあげましょう。
付属している毛ばたきを使えば問題ありませんが、紛失したり壊れたりした場合は、雛人形を手入れする専用の毛ばたきが販売されています。
通販でも購入できる品もあるので、ぜひ活用してみて下さい。
手の脂が付着しないようにする
雛人形は汚れに対して非常にデリケートです。
顔の白い部分を手で直接触ると、その部分が黄ばんでしまうことも珍しくありません。
そのため、雛人形を触る際は手袋や軍手を使いましょう。
天気が良い乾燥した日に収納する
前章でもお話しましたが、雛人形にとって湿気は天敵です。
そのため、雨の降っている日に雛人形を納めると、雛人形を納めるダンボールの中に湿気も一緒に閉じ込めてしまいます。
カビの原因にもなるので、雛人形を納める日は天候や湿度に気を配りましょう。
雛人形に関するその他の情報
雛人形に関するその他の情報について、以下の記事にまとめています。
雛人形の中古品の相場はこれ!購入する際の注意点などもくわしく紹介
雛人形を修理する方法はこれ!必要な道具ややり方などをくわしく紹介
雛人形はいつから飾るのが良いのか?いつまで飾るのかについても紹介
雛人形を収納する時にあると便利な道具や防虫剤と乾燥剤について
まとめ
可愛らしい雛人形は大切に保管したいですよね。
カビや虫食いなどから雛人形を守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。