3月にはひな祭りがありますよね。
ただ、「大事に保管している雛人形を収納ケースから出すと、雛人形に傷を見つけた!」ということがありますよね。
丁寧に雛人形を保管していても、経年劣化などにより汚れが目立つようになったり、壊れてしまうことは十分にあり得ます。
しかし、雛人形を修理しようにも方法がわからずに悩んでしまいます。
大切な雛人形だからこそ、しっかりと修理してあげたいですよね。
そこで今回の記事では、
- 雛人形を修理する前に
- 雛人形を修理する方法はこれ!
これらのことについて、お伝えさせていただきます。
雛人形を修理する前に
雛人形の汚れが軽いものであれば、自宅にある道具を使って綺麗にすることが出来ます。
その場合に必要な道具は以下のようになります。
2・毛ばたきと筆
3・歯ブラシ
4・消しゴム
5・ドライヤー
1番目の手袋は、雛人形を触る際に汚れを増やさないために必要になります。
雛人形を直接手で触ってしまうと、手の脂やハンドクリームなどが黄ばみの原因になってしまうからですね。
実際に使用する手袋は、軍手や薄いグローブで大丈夫です。
2番目の毛ばたきと筆は、雛人形に付着した埃を取り除く際に使用します。
商品の内容にもよりますが、雛人形にセットで付属している掃除用の品があればそれを使いましょう。
そうでない場合、毛ばたきと筆は柔らかい品を使いましょう。
ちなみに、息を吹きかけて埃を吹き飛ばすのは絶対にしてはいけません。
雛人形は湿気が天敵ですし、付着した唾液が汚れやカビの原因になることがあるからです。
3~4番目の歯ブラシ・消しゴムは、雛人形に付着したカビを取り除くために使います。
歯ブラシは髪の部分、消しゴムは顔の部分に付いているカビに対して使用します。
最後のドライヤーは、雛人形の服のシワを伸ばすために必要になります。
「アイロンの方が良いのでは?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、高温により服が変色することがあるため、ドライヤーをおすすめします。
雛人形を綺麗にする
雛人形を綺麗にする際は、雛人形の一部分だけを掴んで持ち上げることのないように注意しましょう。
変形の原因にもなりますし、最悪の場合は破損することも考えられます。
雛人形を持ち上げるときは、肩のあたりをしっかりと掴みつつ雛人形全体を下からすくい上げるように持つと良いでしょう。
まずは、毛ばたきと筆を使って雛人形に付着した埃を優しくはらい落としていきます。
次に、雛人形の顔の部分に付着したカビやシミを、新品の消しゴムで慎重に優しくこすって下さい。
力を入れすぎると変形の危険があるので、優しく丁寧にするのがコツになります。
そして、雛人形の髪の手入れになりますが、髪は薄くノリ付けしてあるだけなので、手で触るなどするとすぐに乱れてしまいます。
そのため、櫛などで整えようとすると逆効果になることが多いので、少し湿らせた歯ブラシで結ってあげると良いでしょう。
あるいは、髪の毛が数本立っている程度なら、思い切ってその部分だけ切ってしまうのもありです。
最後に、雛人形の服のシワをドライヤーで伸ばしていきましょう。
ドライヤーの熱風を当てながら手で伸ばせばOKです。
雛人形を修理する方法はこれ!
もしも、前章のやり方では取り除けないほどの汚れが雛人形に付着していたり、パーツが破損するなどのどうしようもない場合は業者の方に修理を依頼するようにしましょう。
そして、雛人形を修理する際は、雛人形を購入したお店に相談するのが一般的です。
というのも、雛人形と一口に言っても、その作り方は職人によって異なるからですね。
さらに言えば、雛人形の修理だけを専門に行っている業者と言うのはほとんど存在しないのです。
そのため、手元にある雛人形のことを一番良くわかる、雛人形を購入したお店に相談するのがベストというわけです。
また、雛人形の修理を依頼するタイミングにも注意が必要です。
雛人形の職人さんやお店は、夏の終盤から冬の時期になると雛人形の製造で多忙となります。
手間のかかる雛人形の修理は後回しにされることが多いので、修理された雛人形が戻ってくるまでにかなりの時間が必要になることも珍しありません。
そのため、雛人形を修理するのであれば、今年の3月3日のお節句の後に、来年の3月3日までに間に合えば良いくらいの余裕をもたせた計画を立てておいた方が無難です。
ちなみに、「雛人形の修理を依頼する業者がどうしても見つからない!」という方は、筆者が調べた人形店をご紹介させていただきますので、そちらへ相談されてみてはいかがでしょうか?
雛人形に関するその他の情報
雛人形に関するその他の情報について、以下の記事にまとめています。
雛人形の中古品の相場はこれ!購入する際の注意点などもくわしく紹介
雛人形はいつから飾るのが良いのか?いつまで飾るのかについても紹介
雛人形を収納する時にあると便利な道具や防虫剤と乾燥剤について
まとめ
大切な雛人形だからこそ、修理して綺麗にしてあげたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。